フィギュアスケートの世界

デニス・テン 世界選手権銀メダリストを襲った困難

こんにちは、MAYです。
 

今回の記事では2013年の世界選手権で
素晴らしい演技を見せ銀メダルを獲得した
カザフスタンのデニス・テン選手についてお話していきたいと思います。
 
 
 
 
彼は現在20歳、グランプリシリーズでは
まだ表彰台に乗ったことがありません。
 

しかし、彼は昨シーズンの世界選手権で266.48という点数を叩きだし
1位となったパトリックチャン選手の得点、267.78に
1.3点差まで詰め寄りました。
 

それまでも、グランプリシリーズで技術点では高橋大輔選手を上回ったり
技術力・爆発力には定評のあるデニス・テン選手ですが
今シーズン大変なことになっていたようです。
 
 
 
以下、ニュースのまとめです。
 
 
 
デニス・テンは、今シーズン
・皮膚の感染症
・背中の痛み
・足首の負傷
・口腔外科手術
などの数々の困難に苦しんだ

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「私の身に起きたことはテレビ番組になるべきだね」
「実際のところはなんか笑えるよ。
自分で聞いても本当の話に聞こえない。
次から次へと問題が起きたんだから」
 

そう彼は語る。
 

重度の感染症により、シーズンの大半を欠場。
 

「昨年の夏、私の足首が痛み始め、
スケート靴に足を入れるのさえ苦痛になった。
足首に赤い腫れが出始め、皮膚の中で感染症が起きていて
それが痛みの原因だと分かった。
でもグランプリシリーズの第1戦は目前で、私はスケートを続けた」
と話した。
 

しかし結局、彼はデトロイトで10月に行われた
グランプリシリーズ開幕戦スケート・アメリカを欠場。
「足の痛みをかばったために背中を痛めてしまい、
大会を欠場せざるをえなかったんだ」
 
 
 

彼はその後、11月の中国に向け調整を始めた。
 

「背中は回復してきたが、感染症が足からあごに広がり、
抜歯が必要になった。
翌日、(歯科)治療の影響で体調が優れない中、
今度は左の足首をひねってしまった。
2回目のGPにはどうしても出場したかった。
今シーズンまで欠場したことがなかったし、さらにもう1大会欠場したくなかった」
 
 
 
結果は4位入賞。
 

災難は止まらない。
彼はスケート靴に問題を抱えており、
11月のオーストラリアでのトレーニングを中止。
さらにイタリアで行われた次の大会では
靴が柔らかすぎたことが原因で足首を負傷した。
 

結局、トレーニングに戻れたのは、それから数週間後のクリスマスの日だった。
 
 
 
「まだこの問題(靴の問題)に取り組んでいる。
気づいたとは思うけど、私は2種類の靴でスケートをしている」
と、彼はソチ冬季五輪のアイスバーグ・スケーティング・パレスでトレーニング後に語った。
 

「片方は革製だがもう一方は違う。
まだ100%ではないけれど、ここではベストを尽くすつもり。
誰もが課題を抱えているし、けがは選手である以上つきもの。
その中でやり遂げて、ソチではベストのスケートをするよ」
 
 
 
この記事を読んだとき本当に驚きました。
 

そんな、大変なシーズンを送っていたとは知りませんでした。
 
 
 
すべては感染症が事の発端だったのですね。
 

感染症で足を痛める→庇って背中痛→感染症広がる→抜歯
 

まさに負の連鎖。
 

そして、調整が遅れていたため靴も上手くなじまず…
といったところでしょうか。
 

スポーツ選手にとって歯はとても大事なものだと思います。
(私はいかなる時も歯を食いしばることがないのですが
スケート選手でジャンプ時に歯を食いしばる人は多く、
あまりの力に歯が耐え切れず歯が割れてしまうこともあるそうです。)
 

彼がどういう風にジャンプを跳んでいるのかはわかりませんが
そういうところでも影響があったのではないかと思います。
 
 
 
そんな困難を乗り越えてのソチ五輪。
 

今夜ショートを迎えます。
彼は最終グループの26番滑走。
 
 
 

いろいろなことがうまくいかなかったシーズン、
一番大きな試合の五輪ではどうなるか。
 

彼の滑りも楽しみにしていたいと思います。
 
 
 

今回はここまでです。
 

読んでくださってありがとうございました。
 
 


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  1. 五輪男子フリーを終えて

    2014年2月16日0:15

コメント

    • handsomebeagle
    • 2014.02.13 14:35

    こんにちは。
    デニス選手にこんなことが起こっていたとは、驚きです。Mayさん、よくぞ紹介してくださいました。前回の世界選手権を見たときは、打倒チャン選手の一番手になりそうだと思ったものでした。
    いよいよ今晩男子のSPがはじまりますね。みんないい演技ができますように、というのはタテマエで、高橋選手どうかあと2日だけ、水のたまった膝が持ちこたえてくれますようにと祈るばかりです。
    でき過ぎくんの羽生選手については、何の心配もしていません。やってくれるでしょう。哲学者で、考えるアスリート、町田選手も完結編のパフォーマンスを見せてくれるはずです。
    何日か前のMayさんのコメント、ジャッジについてのいろいろ思うところ(?)というのを早く知りたいです。
    日本の3選手(でも、高橋選手には特別に) GOOD LUCK!!

      • MAY
      • 2014.02.13 18:55

      handsomebeagleさん、こめんとありがとうございます^^
      ほんとに、驚きですよね。
      handsomebeagleさんのコメントを読んで改めて紹介してよかったと思います。
      私もそう思っていたのですけれど、彼にとってはなかなか厳しいシーズンとなってしまいましたね・・・

      いよいよですね~
      ふふふ、タテマエ大歓迎です^^
      私も今回は高橋選手を一番心配しています。
      ぜひ、去年のNHK杯のときのような気迫あふれる演技でファンを身震いさせてほしい!

      あれもまとまったら更新しますねー
      日本男子、頑張れ!

    • 三匹のこぶた
    • 2014.02.15 22:58

    この記事を読んでから、オリンピックの中継を見たせいか、
    フリーでのいい演技に素直に喜べました。
    銅メダルおめでとう!カザフスタンもおめでとう!

    こんな素敵な記事を書いてくれて、ありがとうございました。

      • MAY
      • 2014.02.19 17:47

      三匹のこぶたさん、コメントありがとうございます^^

      おお、それは良かったです~
      記事にしてよかった^^
      テン君、やってくれましたよね~
      おめでとう!

      いえいえ、こちらこそ素敵なコメントありがとうございましたm(__)m

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