フィギュアスケートの世界

3回転ジャンプはそんな簡単なことじゃない フィギュアスケートの常識を打ち破れ

3回転ジャンプはそんな簡単なことじゃない フィギュアスケートの常識を打ち破れ

こんばんは、MAYです。
 
2012年のシニアの世界選手権の表彰台に乗った
女子選手3人を覚えていらっしゃいますでしょうか?
 
カロリーナ・コストナー選手
アリョーナ・レオノワ選手
鈴木明子選手
 
 
ですね。
 
この中に、フィギュアスケート界の常識を打ち破った人がいます。
 
それが誰なのか、ぜひ考えながら
この文章を読み進めていただけるとうれしいです^^

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クラブチームのあるスケートリンクに行ったことが
ある人なら分かるかもしれませんが、
3回転ジャンプってすごく大変です。
 
 
大学に入ってスケートを始めた私が
スケートリンクに通うようになって
分かったことが1つあります。
 
それは、
『ダブルアクセルまでなら努力すればできる』ということ。
 
 
私が、じゃないですよ。笑
 
小学生や、幼稚園からスケートを始めた子たちで
一生懸命練習していればどんなに才能がなくったって
ダブルアクセルまでは跳べるようになる。
 
 
そして、多くの選手はそこまでで止まってしまう。
 
 
どんなに頑張ってトリプルジャンプを練習しても
跳べなかった子、もしくは2種類くらいは何とか着氷できた
というところで止まってしまう子がたくさんいるのです。
 
これを知ってからトリプルジャンプ、3回転の凄さに気づきました。
 
 
考えてみれば、
1秒もしない滞空時間で3回転を空中で回りきって
右足のみで降りてくるというのは相当凄いことです。
 
4回転だって滞空時間が延びているわけではないのです。
ただ、回転の速さが違う。
 
 
スケートを少し齧ったくらいじゃ理解できないことを
彼らはやっているのです。
 
こんなふうに、『凄いことをやっている・・・』と
3回転を跳ぼうとしている本人が思っているようじゃ
その選手は跳べないのですが^^;

そして、フィギュアスケートのコーチは
生徒が10歳から13歳くらいのときに
彼らがトリプルを跳べるのかどうかを見抜きます。
 
それは大体当たっているのです。
 
今の現役の日本選手も過去の選手も
ほとんどがその年齢でトリプルを何種類か、
あるいは全種類跳んでしまっていたでしょう。
 
 
コーチが『この子は天才だ!』と思った子は
やっぱり3回転-3回転のコンビネーションを
何気なく跳んでしまうし、
 
 
3回転のように簡単に4回転を跳んでしまったりするのです。
 
 

だから、それくらいの年齢でコーチに引き抜かれなければ
日本を代表するような人にはなれないし
世界で活躍するような選手にもなれない。
 
つまり、18歳くらいまでに出来なかった技(主にジャンプ)を
22歳になってから出来るようなことはありえない。
 
それが、フィギュアスケート界の常識でした。
 
しかし。
 
 
2012年、そんな常識を打ち破ってしまった人がいました。
 
もう、分かった人もきっといますよね^^
 
 
その年の世界選手権で3位に輝いた鈴木明子選手です。
 
彼女がどんなに凄いことをやってのけたのかというと
26歳のとき自身初となる3回転-3回転を試合で
成功させてしまったのです。
 
これはとんでもないことなのです。
 
きっと、世界中のフィギュアスケート関係者が
驚いたのではないかと思います。
 
女性のフィギュアスケーターで26歳といえば
ものすごく失礼を承知で言いますが、
もう引退しているか、
スケートが衰えていく年齢なのです。
 
普通で言えばそんな年齢にあたる年に
彼女は進化してしまった。
 
そして、その年齢で彼女自身初となる
世界選手権のメダルを手に入れてしまった。
 
 
 

思えば。
 
日本人選手には普通じゃない人たちばかりです。
 
トリプルアクセルを女子選手史上初
1試合に3本決めてしまった浅田真央選手
(しかもオリンピックの舞台!)
 
オリンピックで15位と惨敗後、
10ヶ月後には自身初となるグランプリシリーズ優勝を果たし
そのシーズンに世界選手権で優勝してしまった安藤美姫選手。
 
前十字靭帯断裂から第一線に戻ってきた選手はいなかったのに
オリンピックで銅メダルを獲得し、その年に世界選手権で
優勝した高橋大輔選手。
 
 
ほかにも私が忘れているだけで、
とんでもない選手ばかりかもしれません。
 
そんな選手の試合での演技が見れるのが
今シーズンまでと思うと
とても寂しいですが、だからこそ!
 
このシーズンをみなさんで楽しみたいと思っています。
 
こんなに凄い選手たちが同じ時代に同じ国に
存在するなんてことが奇跡なのです。
 
そんな時代をスケートが好きなみなさんと
全力で楽しんでいきたい。
 
そう思っています^^
 
今日はここまでです。
 
 

読んでくださってありがとうございました。
 
 


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コメント

  1. こんにちは。いつもありがとうございます!

    MAYさんの説明はとても分かり易いです。

    そして謙譲に満ちた文章にも、とても惹きつけられます。

    これからもずっと愛読させて頂きます。よろしくお願い致します。

    • ひらり
    • 2013.08.15 21:27

    MAYさん、早速にも、私の一方的な要望を聞き入れてくださり、ありがとうございました。(私のリクエストに応えてくださった・・・と勝手に解釈してます^^)
    いつだったかの試合中継で、鈴木明子選手に関してアナウンサーの方が、盛んに、3回転3回転のコンビネーションジャンプ!?のことを話題にしていた理由が、分かった気がします。
    そんなにも、大変なことで、すごいことをあっこさんはやってのけたのですね^^
    今季限りで引退されるのが残念ですが、最後のシーズンをより一層、実りあるものにしていただきたいな~と思います。

      • MAY
      • 2013.08.15 22:45

      ひらりさん、コメントありがとうございます^^
      はい、鈴木明子選手とあったので思い浮かんだ記事があれでした。
      喜んでいただけたのであれば嬉しいです♪

      そうですね、やはり当時の彼女の年齢でジャンプの面で
      「進化する」ということをやってのけたという人がいなかったと思うので
      アナウンサーの方も気持ちが入ったのでしょうね^^

      そうですね、彼女の引退は私も凄く寂しいです。。
      あっこさんの場合、ジャンプの軸が修正できれば
      他は世界トップレベルのものを持っている方なので
      笑顔で有終の美を飾って欲しいですね^^
      そんなにも、大変なことで、すごいことをあっこさんはやってのけたのですね^^
      今季限りで引退されるのが残念ですが、最後のシーズンをより一層、実りあるものにしていただきたいな~と思います。

    • MAY
    • 2013.08.15 22:40

    こんばんは^^
    こちらこそ、いつもありがとうございます。

    そんなこと言ってもらっちゃうと、調子に乗っちゃいますよ?笑

    私の文章にそんな力があるのであれば嬉しいです^^
    もっともっと魅力的な文章を書けるようにがんばりますね。

    はい、また遊びに来てくださいね♪

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