フィギュアスケートの世界

全日本男子3~5位について今更考えてみる ~ショート編~

こんにちは、MAYです。

今回はタイトル通り
全日本選手権2013男子の3位、4位、5位になった
選手たちについて考えてみようと思います。

3位 小塚崇彦
4位 織田信成
5位 高橋大輔

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ですね。
   

この日、会場にいた方は感じていたかもしれませんね、
この3人のショートの得点は観客にとっては『不可解』でした。

なにがどうしてそんな点数になるのか
という感じでした。
  

(ひょっとしたら観客のどよめき、ブーイングは
テレビでも音声が拾われているかもしれませんね)
   
ショートの滑走順としては

21番滑走 織田信成
26番滑走 高橋大輔
27番滑走 小塚崇彦

という順番でした。

ついた点数は

織田 77.72
高橋 82.57
小塚 90.70
  

まず、織田選手から話していきたいと思います。
   
演技を終わって、得点が表示された時のどよめき。

『低すぎる』

私が考えたものはこの言葉です。
  
何がどうして80点を切ってしまうのだろう。

確かに最初の4Tが3Tになりました。
これによりコンビネーションに3Tを付けられないから
必然的に3Lz-2Tにするしかない。

でも、全体的にいい演技だったのではないか。

そういう印象を受けていたのです。
  

でも、プロトコルを見ればこの点数になってしまう原因は一目瞭然ですね。

ODA SP
   

ステップレベル2

スピンはレベル3が2つ
レベル2が1つ
  

ステップはレベル4を取れると想定したものを
踏んでいるはずなので、しっかり踏めていなかったか
エッジが甘いか、抜けてしまったかでしょう。

演技を見返してみれば
スピンの回転数は明らかに足りません。

スピンに定評のある織田くんが
なぜこんなことになってしまったのか

プロトコルを見て少し残念な気持ちになりました。
  

見た目との差がここで出ていたのですね。
   

次に高橋選手。

これも点数が出たときにどよめき。

彼については、私は
『点数が出過ぎ』と思いました。

(織田君が見た感じいい演技をして77点しか出なかったというのが
頭にあったので余計に、ですね。
ただ、大輔くんのファンは『低すぎ!』という
ブーイングだったと思います。)
  

見た目的には織田君よりかなり印象は悪かったですね。。

4Tが回転不足で転倒
↑コメント欄にてcocoroさんからご指摘いただきましたが
両足着氷でした。申し訳ありません。

3Aは右足で堪え切れず着氷後ランディングで転倒
3Lz-3Tはぎりぎり回転不足をとられたかな、という感じに
現地で見ていました。

そして、最後のスピンでのぐらつき。
(もう、この時点で、、、
選手にかける言葉ではないと思いますが
なんだかかわいそうでした。)

ジャンプでクリーンなものが一つもない
スピンでのぐらつき

それで、織田選手を超えたことが驚きだったのですが
プロトコルを見れば技術点については納得できます。

SPDT
  

ステップレベル4&GOEオール+3で
6点!もらってますね。
(もはや3Lzの点じゃないですか^^;)
  

なぜ『技術点については』と書いたかというと

そんなにPCS出しちゃう?と思ったからです。
テレビで見るとまた感覚が違ってくるかもしれませんが
現地で見ているとスピード感はそこまでないように感じました。
(怪我の状態から見ればあそこまで滑れるのは素晴らしいと思います)

体のキレなどもいつもより感じなかったため
得点をみて『えええ』と驚きました。
  

まあ、PCSはそれまでの大会で出ていたものにも
影響してきますからね。

スピンのレベルなどを知らないと
高橋選手が織田選手よりこの時点で上なことが
理解できないかもしれませんね。
   

そして、小塚崇彦選手。

彼の得点が出たときもどよめきました。
その意味は全員一致だったと思います。
『出過ぎ!』ということだったでしょう。笑

ただ、考えてみれば彼の場合
4Tで左軸になりオーバーターン(しかし右足で回りきって着氷)
3Aは綺麗に着氷
3Lz-3Tはルッツの着氷後オーバーターンしてからの3Tでした。
  

ということで
スピンやステップのレベルがちゃんととれていれば
想定していた基礎点とさほど変わりはない

ということになります。

これが彼のプロトコルです。
KOZU SP

目を引くのはPCSの高さですね。

これまでこのプログラムは
そこまで高い評価を受けていませんでした。
(私は大好きでしたが。笑)

ただ今回の全日本では、完ぺきな演技を見せた
ショート2位の町田樹選手よりも高いPCSをもらっています。
  

ううむ、PCSは私の目ではちょっと判断しかねますね。汗

この日一番スケート自体が良かったと感じたのは
やはりショート1位、PCSでも1位だった羽生結弦選手なのですが。
  

ということで、
全日本の男子ショートが一番点数の疑問が多かったかなと思ったので
書いてみましたが、どうだったでしょうか。

疑問は解決しましたかね?
   

もしなにかありましたら、またコメントなどで教えてください。
   

読んでくださってありがとうございました。

   

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コメント

    • cocoro
    • 2013.12.31 14:04

    はじめまして。いつも興味深く読ませてもらってます。
    高橋選手のショートについての記述ですが、4Tは転倒ではないと思うのですが、もう一度ご確認いただけないでしょうか?
    私自身はルールや技術などあまり詳しくないので、こちらのブログで丁寧に解説されているとととても勉強になります。ただ、高橋選手の4Tは両足着氷だったとどこかの記事にはあったと思いました。

      • MAY
      • 2013.12.31 14:40

      cocoroさん、はじめまして。
      コメントありがとうございます^^
      いつも読んでいただけているようで嬉しいです。

      おおっと、すみませんでした。
      両足着氷でしたね^^;
      (転倒なら3A後の転倒とでDeduction-2になっているはずですよね。)

      教えていただいてありがとうございます!
      すぐに訂正させていただきます><

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