こんばんは、MAYです。
このホームページを読んでくださっている方の中に
キムヨナ選手のフリップがWrong edgeなのではないかという
疑問を持っている方が結構いらっしゃるようなので
今回検証してみようと思います。
同じく韓国選手権2014のフリーの
キムヨナ選手のフリップ
私にはインエッジの軌道で滑っていってると思うので
問題はないと思うのですが。。
そして、こんな画像もきれじろうさんにいただきました。
2012年の四大陸選手権にて
浅田真央選手のルッツがインエッジにもかかわらず認定された、
ということです。
皆さんの目で確認してみてください。
別に浅田真央選手を下げて、キムヨナ選手を上げたいとか
そういうことをしたいわけではありません。
(今までの記事を読んでくださった方は分かると思いますが、念のため)
ただ、エッジエラーの定義などをあまり考えずに
エッジエラーについて議論している人を多々見ることがあったので
今回エッジエラーのことについて書かせていただきました。
質問、疑問等はコメントにどうぞ。
このホームページは別に高尚なものではないので
スケートファンになったばかりの方でもコメントしてくださって構いません。笑
(なにより、私が大したスケーターじゃない。笑)
今日の更新はここまでにします。
読んでくださってありがとうございました。
よろしければポチッとお願いします。
更新の励みになります^^
↓
人気ブログランキングへ
MAY様、更新ありがとうございます^^
それから先日私の疑問に応えて下さったきれじろう様、こんばんは^^
ヨナ選手への偏見やルールについての誤解など、冷静な分析を見て勉強しています。おかげで彼女の凄さはなんとなくわかってきました。
逆に浅田選手への同じような偏見もありますよね。私たちが目にするヨナ選手への高得点の疑問と同じように、浅田選手の高得点への疑問も見かけます。
オリンピックも近いです。日本人として日本の選手を応援してあげたいのは当然の事^^よければいつか、浅田選手の素晴らしさも一度記事にしてみて頂けると嬉しいです!私も同じように、ヨナ選手“下げ”、浅田選手“上げ”をしてくれとは言っていません。自国の選手(もちろん浅田選手だけではありませんけどね)の良いところを知って少しでもファンがその演技を楽しみながら観戦できるといいなと思います。
私は素人ですが、オリンピックは一般の観客も沢山観ますね。今シーズンは浅田選手とゴールド選手が勢いがあると感じます。曲のせいでしょうか^^;(←でも大事ですよね!)リプニツカヤ選手も独特の雰囲気で素敵です。浅田選手は腰痛が再発し練習があまりできていないしわ寄せがきた、と佐藤コーチが話していたようですが、本番に向けて体調管理をしっかりして、良い練習ができているといいなと思います…。コストナー選手も曲を変更しましたよね!ショート、とても素敵ですね。(泣きそうになりました…)
早くソチが見たいです^^誰が金をとってもおかしくないですよね。
ななみさん
>浅田選手の高得点への疑問も見かけます。
浅田さんのバンクーバー五輪後の努力は素晴らしいですよね。それだってルールさえ少しでも理解出来れば、何も知らないよりも何に努力したのかがファンとして実感出来るんです。
我々が普段テレビ放映に出てくる競技会に出場する選手って、みんな普通の人ではありえない超絶技を、不断の努力の結果、簡単にこなしてしまう超人なんです。
本当は日本スケ連がルールを分かりやすく説明する体制が整っていれば、いいんですけど、残念ながら彼らは無給のアマチュア組織です。なので、こういったルール説明を通じて、一人でも多くの人に彼らの努力の意味、スケートの素晴らしさが分かってもらいたいですし、あとオリンピックまで1カ月もありません。その間に少しでも多くの人がネットに溢れる偏見や誤解を払拭できれば私は嬉しいです。
ななみさん、コメントありがとうございます^^
ななみさんもいろいろ勉強しておられるのですね。
ヨナ選手の得点について疑問を感じている方がスケートファンに多いと思ったので
先日、あるクラブでコーチをしている方にヨナ選手のことを聞いてみたところ
『やっぱりすごいと思うよ。スピードに乗ったままジャンプを跳べる女子選手はなかなかいない。
あのジャンプの幅を見てほしい。』
とのことでした。
また、演技中に漕ぐ回数が多いのではないか、と聞いてみたところ
漕ぐ回数はそこまでジャッジには影響せず、漕ぐ回数が少なくてスピードが出ないより
漕ぐ回数が多少多くてスピードがあった方が見栄えが良いと言っていました。
(スケートをやっている者としては、ああ、確かに当たり前のことだったなと思います^^;)
浅田選手のPCSはあの点数が出てもおかしくないと思います。
きれじろうさんもコメント欄で書いていましたが、彼女の努力のたまものでしょう。
PCSの5項目はスケーティングスキルと直結します。
陸上でどんなに踊れる方でも、スケーティングスキルがなければ氷上では踊れません。
しかも、フィギュアスケートでは滑りながら踊るわけですから。(もんのすごく大変なんですよ、これ。)
浅田選手の素晴らしさ、そうですね、一度書いてみようと思います^^
(書こうと思ったこともあるのですが、自分の言葉ではうまく表せることがなくて
やめてしまったのです。。)
個人的に、曲はめちゃめちゃ大事だと思っています。笑
リプニツカヤ選手は私も注目しております。
浅田選手のことをこの前ちらっと聞いたので
また記事に書いてみようとも思っています。
コストナー選手もすばらしいですよね^^
私としては、早く見たいような見たくないような。
今回の五輪で最後、という選手が多すぎて・・・
そうですね、表彰台に乗るにはやはりショートが重要かな
と思っています。
いい演技を見たいですね。
↑エッジの記事と全く関係ないコメントになってしまい申し訳ないです。
ななみさん
肝心なことにお答えしてませんでした。
>浅田選手の高得点への疑問も見かけます。
彼女はスケーティングスキルを徹底的に磨きましたからね。それが全てだと私は思っています。巷では多くの人が「演技構成点」を「芸術点」だなんて誤解してますが、あれは芸術性などという曖昧なものではなく、正しくは「スケーティングスキルをベースとした表現技術点」なんです。それを磨いたからこそジャンプを失敗したってそんなことは関係なく高得点が保障されるようになったんです。
世間の一部の誹謗中傷なんか無視して4年に一度の舞台に出場出来る選手たちを応援しましょう!
はじめまして。私は、主にテレビで見るだけの素人ですが、ルールが難しく、最近こちらを参考にしています。
いつも思うことは、テレビだとスピードがわかりにくいということです。数年前に初めて生で演技を見た時、特に男子選手のスピードに驚きました。テレビだと、カメラがアップになったり切り替わったりするので、素人の目には「踊っている」「跳んだり回ったりしている」とだけ映りがちです。
エッジの角度も、靴の横からのアングルだとわかりにくいです。カメラの位置で仕方ないのかもしれませんが、上からとか変な位置から撮るより、360度あらゆる角度から撮って見せてほしいです(テレビ局への愚痴です)。
音楽の表現は、クラシックバレエの動きだと、私には綺麗に見えてわかりやすいです。でもフィギュアスケートでは、必ずしもバレエ的な動きが得点につながる訳ではないのでしょうか?スケート独特の表現のポイントがあれば、ぜひ教えていただきたいです。
またお邪魔します(^-^)
さなぎさん
はじめまして。
テレビ局への愚痴、良く分かります。
>必ずしもバレエ的な動きが得点につながる訳ではないのでしょうか?
スケートで重要なのは、やはり「スケーティングスキル」だと私は考えています。
ただ、タイプは様々で、フィギュアスケート美のテクニックから抜粋すると
1)浅田さん
男子顔負けのパワフルかつ多彩なエッジワークでストレートラインステップを披露できるエッジワークの女王
2)ヨナさん
女子としては類をみないスピード感で演技をこなしジャッジをうならせた
3)パトリックチャン
エッジの一番良い部分に乗る器用さが光った。スピードを殺す場面が全く無い
4)高橋さん
重心移動が上手い。身体が浮いているかのように思わせるやさしい氷へのタッチでスケーティングしたり、上半身で踊りながら複雑なステップをこなせる
とのことです。
ちなみに採点を観ていると、私個人としては
・スピードがあって
・正確なエッジワークをこなせる
という人が上位に行く傾向があるかなぁ、という気がしてます。
この高いスピードでエレメンツを正確にこなせるのはすごく重要で、それがジャンプのGOE加点へも直結します。
バレエ的な動きは、あくまで高いスケーティングスキルが前提、ということになるかなぁと思ってます。
で、スケート独特の表現のポイントは私はあんまり深く考えたことが無いので、MAYさんにお任せ。(笑)
私がきいたエッジエラーの見分け方とちょっと違うので改めて勉強しなおします~。
横からの静止画像では、インなのかアウトなのかフラットなのか?全く判らない。
MAY様、きれじろう様、ご返信ありがとうございます^^
特にバンクーバーあたりのヨナ選手のスピードは凄かったですよね。ただあの当時はスピードがそんなに得点に影響するのか、2位以下とこんなに差がつくものなのか、全くわからないでいました。でも、真央選手にスピード感が増したのを見た時、前と見違えるように上手になったと感じたのは確かです!以前も部分的にスピードはありましたが途中で途切れる感じがしたときもありました。今では最初から最後までスピードが維持できているようなスッキリ感があります。特にフリーでは最後の加速がすごい!かっこいいと思いました。
それからおっしゃられているエッジワーク、素人目に見ても「グワン、グワン」と斜めに滑っていて、ディープエッジというんですか。すごいですよね。
ヨナ選手の今回のショートもスピードがすごいと思いました。ですがやはりフリーは(もちろんトップクラスなのはわかりますが、)体力不足…なんですかね、ヨナ選手にしては重たいかなぁと思いました。軽いイメージの曲ではありませんが、この選手はもっと力強く滑るのかなぁと思っていたので見た時に「あれ」と。。難しいステップのように見えますし、曲と振付にまだ合っていない印象といいますか…。
ただ本番にめちゃくちゃ強い選手なので、本番でどう変貌するのか、浅田選手同様、完成型が楽しみですね。どのように生まれ変わるのでしょう。
はてなさん
はじめまして
>横からの静止画像では、インなのかアウトなのかフラットなのか?全く判らない。
むうう・・・「全く」わからないですか?靴の形状、カメラの大まかな高さからわかりません?
あとは
1)任意のフォルダを自分のPCに作成
2)画像合成写真をクリック、そうすると画面いっぱいの拡大画像になる
3)拡大画像のどこでもいいので、カーソルを画像に合わせてマウスを右クリックする
4)メニューが出てくるのでその中の「名前をつけて画像を保存」をクリックして、1)で作成したフォルダに保存
5)保存し終わったらフォルダに移動して、見たい写真を「Windowsフォトギャラリー」で見る。
6)そのうえでパラパラマンガ的に見る。
というのも手かなと思います。
また、gif動画という手段もあるかもしれませんが、色々なブログを観ていて、それでは分かりづらい人も多いのではないかということで今回の試みとなりました。
上記の連続画像の浅田さんの3Lzに関係することで、元スケーターさんから教えていただいたことをお知らせします。
1、テクニカルパネル
・公式練習時から選手たちを観察している
・同時にテクニカルミーティングでどのレベルからエラーをとるか(フラット気味のケースをどうするか?間違ったエッジに乗っている長さをどうエラー判定に反映するか?)の意識合わせを実施
・どうしても不明確な場合は、選手の不利益にならないような判断(スケーターズフェイバーと呼ばれるものです)をするための線引きまで決める
いずれにせよ、エラー判定をジャッジパネルに伝達する役割を負っているので、この意識合わせが極めて重要とのこと。(回転不足判定も同じですね。)
2、ジャッジパネル
・テクニカルパネルの判断に関係なく、自身の経験から判断する。(テクニカルパネルがeマークを示しても、自分の判断を優先出来る。しかし最終的にマイナスになるケースは除きます。)
つまり、回転不足判定と同じで、テクニカルパネルの組み合わせによって「e」がつくかどうかの判断に若干の差が出るということです。
ななみさん
>本番でどう変貌するのか、浅田選手同様、完成型が楽しみですね。どのように生まれ変わるのでしょう。
ヨナさんは去年のシーズンも今シーズンと似たような流れでありながら、世選でとんでもない演技しちゃいましたからねぇ・・・。
何とも複雑な気分です。
ただ、バンクーバーの時に比べたらヨナさんと浅田さんの差が大きく縮まったことは確かなので、あとは選手全員が悔いの残らない演技をして欲しいものです。
きれじろう様。
>ヨナさんは去年のシーズンも今シーズンと似たような流れでありながら、世選でとんでもない演技しちゃいましたからねぇ・・・。
何とも複雑な気分です。
同感です;私も去年のシーズンと似てると思っていました。世選のように、別の曲かと思うくらい印象が変わるような演技をしてくるのかと思うと、複雑でもあり楽しみでもあります。
だけど…やはり今シーズンは昨シーズンよりもパワーがないような…。難しくて後悔したとおっしゃっていまし怪我の影響も多少あるのでしょうか。どうしても序盤のジャンプの助走以外はスピードが落ちてるなぁと思いますし、ステップなども調整の段階だったのでしょうか、きつそうに見えました。まぁ彼女なら本番でガクンと落ちるようなことはないとは思いますが^^;(それが怖いですね 笑)
一方浅田選手はやはりジャンプでしょうか…。SPでは3A次第(?)、FPでも3Aとにかく転んだり両足着氷にならないようにと、他のジャンプはクリーンに全部決めることなのでしょうかね…。
はぁ…ドキドキします。
鈴木選手は一般客が感動しそうなプロですし、ゴールド選手の3Lz-3Tの幅や迫力は現在のヨナ選手以上では?いやぁ…楽しみですね!
ななみさん
去年の世選直後のNumberで、ヨナさんに関する記事を読んでいて思ったんですが、もしかしたら彼女は既に「競技を楽しむ」境地に達してしまったのかなぁ、と思ったりします。
要はトリノ五輪のときの荒川さんのような境地なんですが。
フィギュアスケートってメンタルがすごく大事な競技でしょうから、佐藤さんがどこまで浅田さんをそういう気持ちまで持って行ってあげられるかが大きなポイントではなかろうかと私は思っています。
あとはフリーで3Aを2回やるかどうか。今の3Aの調子ですと、1回のほうが良いような気もします。
でも、この4年間苦労してきたのは浅田さんご本人ですし、自分の思うままにやってほしいなと私は考えてます。ソチで全てが終わった時、浅田さんの心に悔いが残らなければ、それが彼女にとっての勝利なんだと私は勝手に思ってます。
我々ファンは所詮は外野ですからね。
>鈴木選手は一般客が感動しそうなプロですし、ゴールド選手の3Lz-3Tの幅や迫力は現在のヨナ選手以上では?いやぁ…楽しみですね!
いやー、ほんとに楽しみです。
※なおブログ主のMAYさんは試験でお忙しそうなので、暫く回転不足とエッジエラーについては主に私のほうで回答いたしマス。
ももさん
>私がきいたエッジエラーの見分け方とちょっと違うので改めて勉強しなおします~。
私が見た見分け方の事例はフリップの場合、インエッジであることに加えて「足首の曲がり具合(足首が内側にまがっていたらダメ)」でした。今回の写真でお分かり頂けるかと思うんですが、それはウソです。(笑)
ネットでは、一部の選手の事例にルールを中途半端な理解のまま無理やり当てはめて「これは不正だ!」とするようなケースが多いですね。
「数多くの選手の」判定結果を観ないと、そういう主張が間違っているかどうかというのはなかなか分からないものです。
寝る前にお知らせです。
MAYさんのおっしゃる
>(ヨナ選手は)演技中に漕ぐ回数が多いのではないか、と聞いてみたところ漕ぐ回数はそこまでジャッジには影響せず、漕ぐ回数が少なくてスピードが出ないより漕ぐ回数が多少多くてスピードがあった方が見栄えが良いと言っていました。
(スケートをやっている者としては、ああ、確かに当たり前のことだったなと思います^^;)
についての補足です。
「漕ぎ」にこだわってキムヨナを非難する人って多いんですけど、どうもPCSのうちのTransition(つなぎ)のところで記載されている「クロスカットは少ない方が望ましい。」というのが根拠のようです。
しかし、「クロスカットは少ない方が望ましい。」って具体的な「数値」を一っ言も書いてないんですよね。
高速で円を描く滑りの際にバッククロスは普通に使いますし、数だけで言うならトリノ五輪FPの荒川さんもヨナ選手ほどではないにしても結構バッククロスやってます。
あくまで特定の状況下(同じ速度において)で「少ない方が望ましい」ってだけの話なんです。
例えば、スピードが遅くて身体が上下に揺れるクロスカットを使う選手とスピードが高くて伸びのあるクロスカットを使う選手の「数だけ」を比較するのは全く無意味です。
・スピードはどうか
・質はどうか
が重要なのに、ヨナ選手を指して「数だけ」比較して「クロスカットがジュニア並みに多いからダメ」って「へ?」なんですよね。
つまり、ルールの(自分に都合の良い)拡大解釈です。
MAY様、試験なのですね。頑張って下さい!
きれじろう様、いつもありがとうございます!
ヨナ選手への不信感は、フィギュアスケート全体の印象のせいもあるのではないでしょうか。
まず素人が観る印象と得点が違いすぎてストレスがたまる(笑)=つまらない。
ルールを熟知している方や専門家の意見と、一般人が望む魅力と多少ずれがある。
こういうことも原因の一部(大部分かも…)では?TT
私をはじめ、家族や友人職場の人間なども同様のことを言っています。
この意見が間違っていたとしても、現に一般人はこのように感じている人が多いです。
好みの問題もあるのでしょうが、例えば私はパトリックチャン選手よりも、高橋大輔選手の演技の方が感動します。場合によっては一度くらいのジャンプの失敗があっても、高橋選手の方が印象に残るのです…。
国柄もあるかもしれませんね…。
あと、浅田選手に対しての不信感や批判も多々。子供っぽい、韓国のジャッジからは学生のジャンプ、との評価が。
ジャンプについてはひとまず置いておいて(汗)、村上選手は以前、もっと大人な演技をしなければいけない、と口にしていました。ヨーロッパやアメリカの方ではそうなのかもしれませんが、フィギュアがよりグローバルでメジャーな競技になるためには、浅田選手の演技を子供っぽいと評する専門家たちが、これも魅力だと気付いてくれる必要があるかもしれません。
おばあちゃんになっても可愛らしい方はすごく魅力的です。
それから、一部のジャッジ経験者や現役コーチなどの発言も多少影響が…。
今のジャッジシステムになってから公正になったか?と聞かれ「何も変わっていない、公正なのは10%程度だ」(お金をもらっているという意味ではないと思います)や、タラソワ氏、アルトゥニアン氏のインタビューの内容の一部、プルシェンコ選手やコーエン選手など選手たちの発言なども(自分に都合の良い)拡大解釈に繋がる要因があります。
中々溝は深いですし、難しい問題ですね…。
それに反論をして、ヨナ選手やジャッジをかばいすぎるとまたおかしな方向に・・・。
とにかく、難しい競技です・・・TTもっと楽しんで観れる日がくるといいなぁと思います。
ななみさんのおっしゃることに同意します。
根本的な要因として
1、ルール周知の不徹底
2、「高い技術力とは何か」及び「技術力を競うものである」というコンセプトの不徹底
が挙げられると私は考えています。
その結果がななみさんのおっしゃる通りの
>まず素人が観る印象と得点が違いすぎてストレスがたまる(笑)=つまらない。
>ルールを熟知している方や専門家の意見と、一般人が望む魅力と多少ずれがある。
ということに繋がっているのではないでしょうか。
●日本スケ連、専門家側の問題
→組織、専門家間における情報共有と周知の為のコンセプト共有化が無かったこと
テレビ解説で良く聞くフレーズ
「メリハリがありますね。」「流れがありますね。」
これが解説者の仕事なのか?と言いたくなります。
「新採点方式に適合した解説手段」に着手しない限り、現在の状況はいつまでも変わりません。
もうファンが何も考えずに楽しめた旧採点方式の時代とは違うのです。競技自体が変わったのであれば(評価内容が変わらないとしても)、解説もそれに合わせて変わらなければどうにもならないと私は思います。
勿論、「事実を言えば怒り狂う」という電波な人は居ますが、「電波はどこまで行っても電波」と割り切って情報発信しなければ(発信の際、細心の注意は必要ですが)いつまでたっても「より多くのファンが心から楽しめる状況」にはならないですし、「楽しんでください。」と言うだけで、現在の苛立っている、あるいはストレスを溜めている多くのファンが楽しめることなど無いのです。
「楽しめる状況を作り出す」ことが専門家の役目だと私は思います。
とはいえ、荒川さんが理事になってから変化が生まれてるかなぁという感じもあります。テクニカルパネルとジャッジパネルの両方の資格を持っておられる岡部さんの地上波への起用もその一つでしょう。
荒川さんもメディア(テレビは時間的制約があるのでなかなか十分な説明は難しいかもしれませんが)でルールの説明を一生懸命されてますね。
●ファン側の問題
→事実を突き詰めるという発想の欠如
不特定多数の人々に情報発信するという性格上、それはマスメディアと変わりません。
しかしその内容は、もうちょっと調べてからブログに書こうよ、といいたくなる内容のオンパレードです。
例えばGOEで一人だけ高い得点が記載されていたとき、「これが不正の証拠だ!」と息巻く方が散見しますが、こんなこと、最高点と最低点がカットされて点数になるということさえ知っていれば間違いだとすぐ分かる話です。
また、「キムヨナの演技を観れば分かります!不正は彼女の演技そのものが証拠です!」なんて言葉は、「私はルールを全然理解しないで書きこんでる無責任野郎でーす。」と同じ意味です。
勿論ルール周知不徹底という状況はありますが、ネットで情報を発信する以上、少し調べればすぐわかることさえ調べず書きこんでしまう、そのメンタリティは問題があると思います。
それに影響された人々が専門家に対して電波クレームを入れれば、「事実を言いづらい」という状況を作ることになってしまいます。
要は専門家側、ファン側どちらか一方に責任を押し付けるのは間違いで、今後長い時間をかけて変える必要のあることなのでしょう。
こんばんは。はじめてコメントします。
私はバンクーバー以来、ヨナ上げ、真央下げを信じてました。
でもこのブログを読ませていただき、そうでもないのかもという気持ちもあります。
かといって、ヨナさんのポジション(イナヴァウアーとか、コレオシークエンスとか)は
なぜ加点がつくのかなと疑問があります。
シットスピンも彼女だけ,腰高ですよね。
ヨナさんは、ジャンプはあまり転倒を見かけませんが、バンクーバーのころより、
飛び上がる直前の沈み込みが激しいと思われます。
また、真央ちゃんはその沈み込みをこの4年間なくすためのジャンプ、スケーティングの基礎を見直してきました。
真央ちゃんはバンクーバーの頃より、ジャンプを飛ぶ前の沈み込みが改善されています。
私は真央ちゃんファンですが,ジャンプはヨナ選手が優れていると思いますし、スケーティングやステップ,スピン、コレオは真央ちゃんのほうが優れていると感じています。
後、ヨナ選手はミスが少ないですよね。
2013年の世界選手権ではミスがなかったと思います。
GOEについてはヨナ選手だけが他選手よりかなり違う加点ですよね。
これはジャッジがヨナ選手がすごい選手だと思うからだとは思うのですが,
ジャンプ以外の要素はどうしても納得できないですし、
バンクーバーの頃よりもジャンプの質が落ちたように見えます。
私の中では身体が硬いタイプはジャンプが得意、身体が柔らかいタイプは
ポジションがきれいでスピンがうまいイメージになっています。
それぞれ選手の良さがあると思うので僅差での結果の場合はあまり
順位が気にならなかったのですが,あまりにも点の差が激しいため
疑惑が生まれてしまうのではないかとも思います。
よろしければ私の疑問にもお答えいただければと。
文章がつたなくて失礼致しました。
はじめまして。
ご質問の件はイナバウアーとシットスピン、コレオグラフィックシークエンスということでよろしいでしょうか。
長くなりすぎるので、まずイナバウアーとシットスピンから回答します。
もしかしたら既にご存じの部分も説明させていただくことになるかもしれませんが、その点はご容赦ください。
まず、イナバウアー単体で加点がつく、つかないというのは無いですよね。PCSのTransition(つなぎ)の中の一要素でしかないからです。
>シットスピンも彼女だけ,腰高ですよね。
スピンについては2つの側面があります。
1、レベル判定(テクニカルパネルの役割)
※詳細は別記事でも紹介した「テクニカルハンドブック」をご参照ください。この5ページから13ページに渡って記載されています。吐きそうな程長いですけど。以下のurlです。
http://www.jsfresults.com/data/fs/pdfs/comm/2013-14hb_single_ver_1j.pdf#search=%27%E3%83%86%E3%82%AF%E3%83%8B%E3%82%AB%E3%83%AB%E3%83%8F%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%96%E3%83%83%E3%82%AF+20132014%27
→要素を実行したかどうかだけで、それを満たせばポジションの美しさは一切関係無いということがわかります。なのでご質問の件とは無関係です。
従って、以下のGOE判定に関係してくると思われます。
2、GOE判定(ジャッジパネルの役割)
※詳細は別記事でも紹介した「国際スケート連盟コミュニケーション第1790号」をご参照ください。
http://www.jsfresults.com/data/fs/pdfs/comm/comm1790j.pdf#search=%27%E5%9B%BD%E9%9A%9B%E3%82%B9%E3%82%B1%E3%83%BC%E3%83%88%E9%80%A3%E7%9B%9F%E3%82%B3%E3%83%9F%E3%83%A5%E3%83%8B%E3%82%B1%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3%E7%AC%AC1790+%E5%8F%B7%27
この12ページにGOEガイドラインのスピンに関するプラス面、それと14ページ中段に、スピンにおけるGOEのマイナス要素が記載されています。
GOEの評価要素のプラス面、マイナス面全て書きだしてみます。
●プラス項目
1) スピン中の回転速度あるいは回転速度の増加が十分
2) すばやくスピンの軸をとることができる
3) 全ての姿勢でのバランスのとれた回転数
4) 規定回転数を明らかに超えた回転
5) 姿勢が良い(フライング・スピンの場合には空中での高さおよび姿勢を含む)
6) 独創的でオリジナリティがある
7) 全局面でのコントロールが十分
8) 音楽構造に要素が合っている
●最終的な GOE が必ずマイナスとなるエラー
・転倒 -3
・SP: 空中姿勢がとれていない (F スピン) -2 to -3
・両手がタッチ・ダウン -2
●最終的な GOE の+-は制約されないエラー
・必須回転数に満たない -1 to -2
・姿勢が拙劣/ぎこちない,回転速度が遅い,軸の流れ -1 to -3
・美しさを損なう姿勢-1 to -3
・FS: 空中姿勢がとれていない (F スピン/F エントランス) -1 to -3
・足換えが拙劣 (回転方向の転換時を除く入/出のカーブ,非基本姿勢になる等) -1 to -3
・F スピンでの正しくない踏み切り,着氷 -1 to -2
・フリー・フットまたは片手がタッチ・ダウン -1
ルールでは
1、まずプラス項目を加点して(プラス項目が2 項目なら+ 1、 4 項目なら+ 2、6 項目またはそれ以上なら+ 3)
2、次にマイナス項目があればプラス項目からマイナス分だけ差し引く
という流れになります。
これが全てです。これらを総合して判断します。
また、ルール上、あのヨナ選手のシットスピンのレベルであれば、腰高かどうかって関係無いんです。これが突っ立ってる状態で「これがシットスピンよ!文句ある?」というのであれば話は別ですけれども。
ベルコさん
続きです。
>スケーティングやステップ,スピン、コレオは真央ちゃんのほうが優れていると感じています。
去年の世選では、ステップは浅田さんのほうが評価が高かったですね。
その他については腰痛の影響があったのか不本意でしたけど。
私の感覚ではスケーティングはヨナ選手のほうが、まだ分があると考えています。(2013世選比較)
全ての動作を「高いスピードで」「正確に」こなしてしまうからです。
ただ、同時にかなり差は縮まっているとも思います。
それと、コレオグラフィックシークエンスについて。
1、レベル判定(テクニカルパネルの役割)
※詳細は「テクニカルハンドブック」の4ページをご参照ください。
2、GOE判定(ジャッジパネルの役割)
※詳細は「国際スケート連盟コミュニケーション第1790号」をご参照ください。この12ページにGOEガイドラインのスピンに関するプラス面、それと14ページ中段に、スピンにおけるGOEのマイナス要素が記載されています。
GOEの評価要素のプラス面、マイナス面全て書きだしてみます。
●プラス項目
1) 流れがよく,エネルギーが十分で焦点の定まった演技
2) シークェンス中のスピード,またはスピードの加速が十分
3) 十分に明確で正確
4) 全身が関わり十分にコントロールされている
5) 独創的でオリジナリティがある
6) 無駄な力が全くない
7) プログラムのコンセプト/特徴を反映している
8) 要素が音楽構造を高めている
●最終的な GOE が必ずマイナスとなるエラー
・転倒 -3
・重大なエラー -2 to -3
●最終的な GOE の+-は制約されないエラー
・つまずき -1 to -2
・音楽に一致していない -1 to -3
・動作の質が拙劣 -1 to -2
どういった理由でベルコさんがコレオが浅田さんのほうが優れているとおっしゃっているのかは分かりませんが、この評価項目において何が優れていると感じておられるのを教えていただけないでしょうか。
ヨナ選手の強みは各エレメンツもそうですが、それ以外の部分にもあると考えています。
ネット上で、「どこがステップだったか分からない」という声がちらほらありましたよね。
あれこそがヨナ選手の凄さです。
それも上記に記載したような高いスケーティングスキルがあるからこそ可能だからです。
ただ、あまりにもあっさりと各要素をこなしてしまうので、それがファンからすれば逆に「地味だわ」と受け取られる可能性はあると思っています。
眠くてコレオの1790号の説明、間違えました。スピンの文章からコピペしてコレオ用に修正するのを忘れました。
※詳細は「国際スケート連盟コミュニケーション第1790号」をご参照ください。この12ページにGOEガイドラインのスピンに関するプラス面、それと14ページ中段に、スピンにおけるGOEのマイナス要素が記載されています。
↓訂正
※詳細は「国際スケート連盟コミュニケーション第1790号」をご参照ください。この12ページにGOEガイドラインのコレオに関するプラス面、それと14ページ下段に、コレオにおけるGOEのマイナス要素が記載されています。
・・・・・すみませんでした。
エッジエラー判定と、加点に関しては、私も疑問に思ってます。なので、前回のコメントをさせていただきました。
今のエッジ判定は、一部分だけに厳しく、他は、見逃しという印象しか、ありません。
今のシニアの選手(主に二十代)は、選手時代の途中から、かなり採点方法が変わりました。ジャンプのエッジ判定も、そうですよね。
ルッツには、絶対、明確な角度でアウトサイドに乗ってないとエラーになりますし、フリップに関しては、フラットなら、エラーは、取ってないと思います。
フラットでエラーを取ると、かなりの選手が多分、エラーを取られると思います。
勿論、ルッツが基礎点が高くて、難しいジャンプなので、厳しくしてるという理論も分かりますが。
キム・ヨナさんは、フリップジャンプを正面や真後ろから取ってる映像が、なかなか無いのですが、先日の国内戦で、一般人が取られた映像があったので、確認しましたが、エッジは中立という感じでした。
あと、キム・ヨナさんのルッツに入るまでのトレース痕が、少し癖があり、基本通りではないという意見を見た事があります。あと、ジャンプに入る前の左手の動きもないんじゃないかとか。今のルールでは、トレース痕までは判定されないので、採点には関係ないのですが、教えていただきたいです。
ジャンプの種類の件は、いまのジュニアの子達は五種類7トリプルを飛ぶのが当たり前になってるので、ソチオリンピックでは五種類のジャンプを跳んでる人が金メダルをとってほしいです。
ジャンプの基礎点が同じぐらい難しい人たちが最高の演技をして、その中で一番ミスなく、感動を与えた人が金メダルを取るならば、ほとんどの人たちが納得すると思ってます。
その点では、浅田真央さんにはルッツのエラーを取られても、六種8トリプルに挑戦して欲しかったですね。
まぁ、アクセル二回も凄く難しいですし、バンクーバーでの失敗した後半の演技での悔しい気持ちをはらしたいという思いが強いんだと思います。
かなさん はじめまして
差し支えなければ
>キム・ヨナさんのルッツに入るまでのトレース痕が、少し癖があり、基本通りではないという意見を見た事があります。<
具体的にどういう癖があると記述されているのかを教えていただけませんか?
また、文章だけなのか、他の選手のルッツのトレスとの映像比較などが会ったのでしょうか?
なぜ、こういう質問をするかといえば、ルッツに入る前にターンの固定観念から、解説者でも、実況中に間違えて解説をして、後で訂正をする事もあるからです。
特に、今のルールでは「ステップから直ちに飛ぶ」という評価要素があり、そのために、スリーターンからエッジチェンジをしてルッツを飛ぶ時にエッジがインからアウトに乗り切らないうちに飛び上がるとエッジエラーになると言う現象が起こります。
トレス痕が基本どおりではないというのは、今のルールでは何が基本かというのが定義しにくい部分があります。
トゥをつく足の位置が、反対の足に近い選手の場合、トレスで見分けるのは難しい事もあります。
いろんな要素が考えられますので、貴方の提示された意見の方の根拠がどこから来るのかを知りたいのです。
「うろ覚えでどこで見たのかわからない」というのでもかまいません。
情報源を知りたいので(^^)/お願いします。
とりあえず2013世選FSのどちらも序盤にやった真央さんのヨナさんのスピンを比べてみました。
シットスピンの回転速度はどちらも全く同等。
レベル4で全く同じ。
GOEはどちらも同じ1.00。
また、どちらが劣っているとかそういうものも私には全く感じられませんでした。
うーん・・・おかしな採点とは思えないですね。
(後半のスピンは真央さんの腰の調子が限界に来たのかレベル3だったのでとりあえず除外。)
かなさん
>今のエッジ判定は、一部分だけに厳しく、他は、見逃しという印象しか、ありません。
今回私は2013世選FPを主なサンプリングに使いました。理由は、ご存じのとおりテクニカルパネルの組み合わせによって微妙な差があるからです。
特に一部だけに厳しく、という結果にはなっていませんでした。
>ルッツには、絶対、明確な角度でアウトサイドに乗ってないとエラーになりますし、
ルッツは、私の場合限りなくフラットでエラーというのをあまり見た記憶が無くて、エラーをとられるケースでは明確にインになってるケースで、つまりフラットそのものの現象があまりないという印象です。
所詮は印象ですけれども。
ただ、事例であげた認定された浅田さんのルッツは明確な角度でアウトサイドに乗っているようには見えません。
>フリップに関しては、フラットなら、エラーは、取ってないと思います。
その傾向はあるように私も感じてます。
>少し癖があり、基本通りではないという意見を見た事があります。
基本通りでは無いとおっしゃっていたのは審判資格をお持ちで、なおかつそれは採点に影響する、とおっしゃっていたのでしょうか?
>あと、ジャンプに入る前の左手の動きもないんじゃないかとか。
採点には関係ないのでは、という答えになるのですが、何を説明すれば良いのでしょうか。
MAYさん はじめまして
きれじろうさんを最近見かけないと思ったら、ここで油を売っていたんですね。(笑)
どんどんこき使ってください。
バルタントモゾウさん、はじめまして。
バルタントモゾウさんのブログにもお邪魔させてもらっています^^
きれじろうさんには大変お世話になっております。
ふふふ^^
これからもいろいろ教えていただきたいと思います。
このエロじじいめ。
おっさんに油売るより女性に油売ったほうがいいもーん。
ベルコさん
追記です。
2013世選FSのヨナさんと浅田さんのコレオグラフィックシークエンスの評価もまたGOEが共に1.6で全く互角です。
ベルコさん
返答が五月雨ですみません。
>それぞれ選手の良さがあると思うので僅差での結果の場合はあまり
順位が気にならなかったのですが,あまりにも点の差が激しいため
疑惑が生まれてしまうのではないかとも思います。
なるほど。それは確かにあるかもしれませんね。
新採点方式になったのは2005年からですが、当初の新採点方式はコンパルソリー廃止後からISUで考えられていた課題を解決したものではなかったんです。
課題とは
1、コンパルソリーを廃止したことによるスケーティングスキルの低下
2、技の正確性
なんですが、当時は佐藤有香さんも「ジャンプやスピンばかり注目され、スケーティングの良さが失われてしまう」と警鐘を鳴らしていました。
要は子供のジャンプ大会になってしまうことを危惧していたんです。
それを解決する為の手段が、2008-2009シーズンから採用された
A,PCSによるスケーティングスキルの差別化
B,回転不足判定やエッジエラーなどの厳格化
C,GOEによるジャンプ等の「質」の重視
なんです。
私は、この時にISUと日本スケ連がファン、メディアに対して差別化とその理由をしっかり説明してくれていたらなぁ、と今でも思っています。
所詮はアマチュア組織ですから、仕方が無いといえば仕方が無いんですけどね。
きれじろうさん、たくさん返信していただいてありがとうございました。
眠たい時間にもありがとうございます(*^_^*)
MAYさんが真央選手についての更新を読んだのでそちらからのコメントを残そうかとおもいましたが、こちらにコメントします。
GOEについてはバンクーバーの新聞を残しており,そのときのヨナ選手があまりにも多い加点でした。
新聞のフリー掲載内容(浅田選手、加点合計8.82 基礎合計55.86 ヨナ選手、加点合計17.40 基礎合計60.90)
当時のヨナ選手のジャンプの頃より、現在のジャンプのほうがスピードや質が落ちているとの声が多いと思います。
自分もそう感じています。
ただ、ステップに関しては自分はわからないのですが,当時より良くなっているとの声もあり、きれじろうさんもおっしゃるとおり、良くなっているんだろうとも思います。
真央選手の加点はいつも低いのも気になります。
他選手より明らかに低め。
ステップは他選手より群を抜いたGOEではあります。
荒川さんの解説などもテレビでみて、
ヨナ選手は守り,真央選手は攻めといっていました。
その違いもあるのかもしれません。
また、きれじろうさんのコレオの件ですが,私が間違っているのかも、と思うのですが、
スパイラルが廃止になって、スパイラルの短いの、と思っているんです(-_-;)
真央選手のFSの、最後に足を高く上げてるところと思っているんですが、
あってますか?
スパイラルは数秒足を上げて滑らなくてはいけないルールでしたが、
現在のルールって違いますよね。
違うので選手それぞれですけど、足を高く上げていてもすぐにスケーティングしてしまうと見る側には物足りなさがありまして・・・。
きれじろうさんのようにルールを徹底して調べていないので色々教えていただきましてありがとうございます。
ヨナ選手を偏見の眼で見ていました。
かといって他のブログ等を見ているとまだまだ疑惑感はぬぐえてないんですけど・・・。
本当はどの選手にも偏見なしで観戦して楽しみたいだけなんです。
ベルコさん
>GOEについてはバンクーバーの新聞を残しており,そのときのヨナ選手があまりにも多い加点でした。
新聞のフリー掲載内容(浅田選手、加点合計8.82 基礎合計55.86 ヨナ選手、加点合計17.40 基礎合計60.90)
なるほど。確かに総合的なGOE加点だけ見てしまうと違和感を感じてしまうのは仕方が無いかもしれませんね。
これはファンとしてはつらいことかもしれませんが、当時浅田さんはジャンプコーチをつけなかった為に、フォームが崩れてしまってGOE加点が期待できない状況になってしまったからなんです。
それを見かねて長久保さんや岡崎さんが臨時でコーチを買って出て、ようやくバンクーバー五輪の状況まで持ち直したのが実情で、今でも「あのとき、タラソワさんの忠告を聞いてジャンプコーチをつけていればなぁ」と私も思う時があります。
でも、浅田さんはこの4年間、当時の教訓をしっかりフィードバックして佐藤さんとともに二人三脚で頑張ってきて、当時より遥かにレベルアップしました。これはとても素晴らしいことだと思います。
なお、GOE加点が高いか低いかは、プロトコルのなるべく多くの選手をご覧になることをお勧めします。浅田さんの加点は決して低いわけではないんです。
また、浅田さん個人でも、例えば、今回サンプルを集めた2013世選FPでも、成功したジャンプは決して悪いGOE加点ではありません。
これはこの4年間、スケーティングスキルを地道に高めて、スピードをジャンプに利用できるスキルを徐々に上げていったからです。
ステップはヨナ選手より高い評価をもらっていますし、(だからこそヨナ選手は今ステップの難度をより上げることにチャレンジしているんだと思います)その他のエレメンツは全くの互角です。
私が紹介させていただいたGOEの加点項目をじっくり観察されれば理解していただけると思いますが、「スピードをジャンプに変換すること=高いスピードでエレメンツを確実にこなすことの出来る高いスケーティングスキル」が出来ていればGOE加点が貰えるような仕組みになっています。
これは決して個人選手を上げ下げするという瑣末な話では無く、それだけISUがコンパルソリー廃止後のスケーティングスキル低下を憂慮していたことの表れでもあるのです。
一方のヨナ選手は確かにバンクーバー時に比べたら若干落ちたかなと思う時もありますが、それでも他選手に比べたらスピードと安定度は群を抜いています。それにまだ調整段階であり、だいたい本番の頃には出来上がってとんでも無い演技をしてしまうので、日本人のひとりとしては複雑な心境です。
>また、きれじろうさんのコレオの件ですが,私が間違っているのかも、と思うのですが、
スパイラルが廃止になって、スパイラルの短いの、と思っているんです(-_-;)
真央選手のFSの、最後に足を高く上げてるところと思っているんですが、
あってますか?
プロトコル上では「ChSq1」と表記されている部分です。
紹介させていただいた「テクニカルハンドブック」の4ページめ、一番上にどういうものなのかが記載されています。
「コレオグラフィック・シークェンスは、ステップ、ターン、スパイラル、アラベスク、スプレッド・イーグル、イナ・バウアー、ハイドロブレーディング、(リストに無い)繋ぎのジャンプ、回転動作といったあらゆる種類の動きから構成される。女子のコレオグラフィック・シークェンスでは、任意の長さの少なくとも1 つの(キックでない)スパイラルを含まなくてはならない。シークェンスはスケーターの最初の動作で開始され、最後の動作で完結する。シークェンスの形状の制約はないが、氷面を十分に活用したものでなければならない。この要件が満たされない場合には、シークェンスは無価値となる。コレオグラフィック・シークェンスは、フリー・スケーティングに含まれステップ・シークェンスの後に行われなければならない。コレオグラフィック・シークェンスには基礎値があり、ジャッジのGOE のみで評価される。」
要はステップ、ターン、スパイラル、アラベスク、スプレッド・イーグル、イナ・バウアー、ハイドロブレーディング等など、色んな動きを自由にやっていいよ。テクニカルパネルのレベル判定は無くて、ジャッジパネルが質を観るからさ、というものです。
なので、スパイラルはその一要素でしかない、ということになります。(その代わり、スパイラルが無いと、コレオグラフィック・シークェンスは無価値=0点になります。)
勿論、今回の一連のやりとりだけでベルコさんが今まで抱いていたフィギュアに対する不信感を払しょくできるとは私も考えていません。
ネットにはあらゆる情報が混在し、その正誤を見分けるのはやはり大変だと思います。
ただ、留意していただきたいと私が考えているのは、安易に不正だ、と叫ぶブログは信用出来ない、ということです。
丹念にデータを調べていけば、ネットに溢れる情報はいい加減なものである、というのは理解できます。
私としては、ベルコさんにも、もうすぐ開催されるオリンピックでの浅田さんの演技を心から楽しんでほしいと思っていますし、メディアやファンに翻弄され続けてきた浅田さんやヨナさんの努力を理解しつつ見てほしいな、と思っています。
きれじろうさんたくさん説明ありがとうございます。
難しいのでわかったようなわからないような・・・。
ヨナ選手についてはきれじろうさんの説明で偏見が減ってきています。
彼女も勿論練習に励んでいると思っています。
スケートだけを見ていたら、彼女のミスの少なさにやメンタル強さはすごいと思うのですが,不正だと叫ぶブログの静止画像。それだけだと彼女の画像は
なんだか姿勢が他選手より良くない感じに見えます。
それと、○すりの噂。
これも明らかではないですが、2013年の世界選手権。
SP終了時、すごく息が上がっていたのに、FSはあまり息が上がっていなかったのです。
普通長い演技のほうが息が上がるので(やっぱりそうなのかなあ)と
感じていました。
でもそういうのはもうあんまり考えません。
疑惑の目で見ると楽しめないので。
バンクーバーから4年間、ただなんとなく見ていたフィギュアがそんな疑惑等の
おかげなのか、ほんの少し、ただ何となく見るよりもスポーツのルールに関心持てたし,ジャンプの後の回転が回りきったとかそうでないとかそういうのも
観てもわからなかったのですが、回転不足になってるな。とかわかるときも
あります。ジャンプの種類も見分けられなかったのにこのジャンプはどのジャンプかとかも(わからないときもあるんですが)わかるようになったので。
点数については・・・。
やっぱり、ジャッジになぜこの点数なのか。の説明を放送してほしいですね。
あの選手のこの加点については~とか、なぜ、この点数になったのか~等々。
そしたら、疑惑も解消されると思うし、納得もできると思うんですけどね。
またわからなくなったら質問いたします。
フィギュアは奥深い!
まだまだ先っぽしかかじっていない私には謎だらけであり、
それをしている選手たちは大変な苦労と努力を感じます。
そしてきれじろうさん。細かいご説明をありがとうございます。
なかなか時間がないのですが、謎になったら、また読み直して勉強します(*^_^*)
ベルコさん
>でもそういうのはもうあんまり考えません。
疑惑の目で見ると楽しめないので。
私がお勧めしたいのは「考えない」のではなく「その言説の根拠は何かを考える、あるいは実際に聞いてみる」ことですね。
それと相反する意見双方に根拠を尋ねて見るのも大切だと思います。
なお、私は不正を主張する方々にその根拠を何度も尋ねましたが、一度たりともまともな答えが返って来た試しがありません。
逃げるか人格非難、そんなのばかりでした。
コメントしに来るのが遅くなりました。
まず、キム・ヨナさんのルッツに関してですが、バンクーバーの演技や、最近のものまで、色々見ました。
以前より、ジャンプ前の沈み込みが深くなってるせいか、カウンター方向からスリー方向への動きより、沈み込みで反動をつけるようになってるのかなと思いました。
でも、参考に、荒川さんや安藤さんのルッツも見ましたが、そこまで凄く違いはわからなかったです。
私が短い時間で見たルッツで、一番基本に近いなと思ったのは、ゴールドさんのものでした。
今まで、キム・ヨナさんのジャンプは教科書ジャンプだと聞いていて、そうなんだ、ふぅーんくらいしか思ってなかったんですが、実は、そうでもないんじゃないかなと逆に思いました。
やはり、まっちーのルッツが一番基本にちかいんでしょうか。。
トレース痕跡の件は、よくわかりません。
ただ、LBOで跳ぶので、アルファベットのCを反対にした円を描いて跳ぶんですよね。。
ネットサーフィンをしていて、いろんなサイトにトレース痕跡の話が書いてあり、参考にしたので、ひとつの意見だけを見た訳ではありませんでした。
今回、逆に質問されたので、エッジの使い方とか結構真剣に調べました。
少し知識が豊富になったかなと思いますが、まだまだ選手が滑っているときに、つぶさに直ぐに分かるまで到達するには、、永遠に来ないでしょうね(笑)。
知れば知るほど、フィギュアスケートは深い競技ですし、オタクの境地に達しそうですね。
先ほどのコメントに書き忘れましたが、参考にしたサイトの中には、ルッツやフリップの基本の動作なども書いてありました。
エッジ判定を導入するのが、逆に遅すぎるぐらいなんじゃないかなとも感じました。
私が一部分に厳しく、と書いたのは、ルッツのエッジには厳しいのに、フリップには、そうでもないのは、なんでかなと疑問に思ったからです。
かなさん
>知れば知るほど、フィギュアスケートは深い競技ですし、オタクの境地に達しそうですね。
今の問題はそこなんでしょうね。私だってまだ理解できてないことなんて山ほどありますし、オタクにならなければ理解できないってどーよと思います。「競技会」だから仕方がないといえば仕方がないんですけど。
>まだまだ選手が滑っているときに、つぶさに直ぐに分かるまで到達するには、、永遠に来ないでしょうね(笑)。
断言しましょう。私は無理です。(笑)
ちなみに、今回の記事はあくまで「判定傾向」なんですよね。
エッジエラー判定は一連の流れの中で判断すべきことで、「概ね」でしか書けないんですよ。
元スケーターさんによると、「どこまでフラット気味のケースをとるべきか」「間違ったエッジに乗っている長さをどうエラー判定に反映するか」というのはテクニカルパネル間でも若干の差があるらしいですし。だから事前に意識合わせするわけですが。何しろ数値化できませんからね。
なので、ファンの方々の判断と異なる事も起こりうるそうです。
今回こういう記事をつくってもらったのは、疑念を抱いている方々にネット上の怪しげな検証動画をうのみにするのではなく、なるべく多くの選手の動きを見てもらいたいという意図があったんです。
つまり何が言いたいかというと、今回の記事を通してエッジエラー判定というのは「一瞬の瞬間だけ」を切り取って「これはエラーだ!」と断言できる代物ではない、ということを伝えたかったので、おそらくかなさんからしたら「んなこたー知ってるよ。」というレベルではなかろうかと思ってます。
かなさん
五月雨ですみません。
私、実は「教科書的フォーム」というのはあんまり重視してないんですよ。おっしゃるように
>参考に、荒川さんや安藤さんのルッツも見ましたが、そこまで凄く違いはわからなかったです。
ですし。
重要なのは「力まずにスピードに乗って流れがありゃいーじゃねーか」という感じです。
極端な話、教科書的フォームがあったとしても、スピードに乗ってなくてよれよれ状態でしたら当然加点は限定されるでしょうし。
まあ、色々な見方はあるでしょうけれども。
ところで一連のパラパラ連続画像は、もうちょっと前の、右足をつく前からあったほうが良かったですかね。
「なるべく多くの人のジャンプを」にこだわりすぎて失敗だったかも。
「なるべく画像をダウンロードしてパラパラ漫画的にみてもらう」って言うのを伝え忘れてしまいましたし。(MAYさん、すみませんでした。)
とりあえずはパラパラ画像でいろんな人のフォームをみてもらったうえで、下記動画等をこちらの読者の皆さんにみてもらうのがいいかもしれません。
http://www.youtube.com/watch?v=pBNRUEo7Vmw
それと色々な選手の録画した映像をスロー再生しつつプロトコルを見比べてみる。
それでどんなモノが認定され、どんなモノがエラーになるかってのを知ってもらうのがいいかも。
みなさん、たくさんのコメントありがとうございます^^
MAYです。
現在、卒論に追われております。
スケートだけを楽しみたいのに、、、と思う日々です。笑
コメントの返信をしているのですが、
私のコメントの仕方が悪くて途中に表示されてしまいました。
よろしければ確認してやってください。
コメントの返信はかなり遅くなったり
時差があるかもしれませんが、必ずさせていただきます。
しばしお待ちください。
気になることがあれば、この記事のように
たくさんコメント欄で聞いてください。
ひょっとしたら私の頭、知識だけでは追いつかないかもしれませんが
きれじろうさんやバルタントモゾウさんなら
知っていることもあるかもしれません。
(↑私のホームページなのに頼ってしまって申し訳ありません><) もう四大陸も始まり、団体戦ももうすぐです。 スケートを愛するみなさまが純粋に競技を楽しめますように・・・ こんなホームページ、MAYですが よろしくお願いします。
きれじろうさん、
>「その言説の根拠は何かを考える、あるいは実際に聞いてみる」事。
について自分なりにまた考えてみます(^○^)
色々不可解が多く、かなさんのような勉強をしていないので
質問の仕方も今までのような質問しかできないのですが(>_<)
ひとつこのブログで感じたことはフィギュアスケートは体操でもなく、
バレエでもない。
フィギュアスケートのルールがあること。
柔軟性がある選手についつい目がいっていたな。と感じてます。
ヨナ選手はスピードとジャンプが優れているけれど、柔軟性は
ないため真央ファンからみると、優れている箇所が違うため
不正という感性なのかもしれないです。
私は真央ちゃんとか、パールスピンをしていたジャン選手とか,
ロシアのリプニツカヤ選手のような柔軟性のある選手のほうが目にいきます。
でもジャッジは違う目だということ。フィギュアのルールに沿って観ないといけない。
皆様まだまだ勉強不足ですが、不可解なことがありましたら,
ご質問させていただきますのでよろしくお願いします。
MAYさん、今後もどうぞ多忙かとは思いますが,更新よろしくお願いします(*^_^*)
ベルコさん
>皆様まだまだ勉強不足ですが、不可解なことがありましたら,
ご質問させていただきますのでよろしくお願いします。
私も含めて皆勉強中です!分からない事があったらここで議論しましょう!フィギュアスケートは奥が深い!
かなさん、きれじろうさん
コメントでたくさん議論してくださっていてありがとうございます。
私自身すごく勉強になることばかりです。
その中で少し気になった文章があったのですが
>まだまだ選手が滑っているときに、つぶさに直ぐに分かるまで到達するには、、永遠に来ないでしょうね(笑)。
この部分
これは『滑っている選手の映像を見たときに、次に何のジャンプを跳ぶのかが分からない』
(かまえやジャンプの前の軌道などから次に何のジャンプを跳ぶのかを推測できない)
ということでしょうか?
よろしければ教えてください。
MAYさん
とりあえず私も「断言しましょう。私は無理です。」と書いた手前、私の無理としたケースを書いておきます。
私、今回の韓国選手権フリー ヨナさんの3Lz+3Tのセカンド3Tを、最初に通常再生速度の映像で一目みたとき、実は「これ、URじゃね?」と思ったんです。
次に演技後のスロー映像を見て「あ、実は足りてるかも」と思って画像合成してみたら、例のサンプルで送った過去の浅田さんの認定されたジャンプとほとんど同じ角度で着氷してて、「あああ、やっぱ俺、審判には絶対かなわないわ」と実感したんです。
ビミョーと思われる角度で着氷したとき、自分で画像合成して毎回痛感することになるのですが、選手が滑ってる時に正確な判断ができるなんてのは俺には無理だ、という意味で書きました。審判は変態です。ほんとに。
かなさんはまた別の意味でおっしゃってると思われます。
MAYさん
よくお勉強のために拝見してるスケーターさんのツイートで、フリップとルッツについてこんな趣旨が書かれてました。(我々に理解しやすい素人語に変換。)
●フリップ:ターンしてそのまんま元々の緩い軌道に乗ってジャンプ動作に入る
→深いインエッジ状態になりにくい
●ルッツ:浅めのアウトあるいはインエッジ状態で滑ってきて、ジャンプ動作に入ったところでチェンジエッジするようにアウトエッジに乗せやすい
→深いアウトエッジ状態になりやすい
確かに、ルッツで確実にエラーを取られない人って、「捻挫跳び状態(と私が勝手に呼んでる)」になってますし、納得できるかも。
経験者のMAYさん、ご見解をよろしくお願いします!
こんにちわ。読み応えある記事をありがとうございます
こちらのこめ欄では、ヨナさんの場合は漕ぎが多いことは問題ではない、と言う解釈がされていましたが、
日本スケート連盟の理事でプロの解説者でもある荒川静香さんが最近のテレビ番組でチャン選手の高得点について、
チャン選手の場合は、ひとつの演技の中で3歩以上(クロスを)踏んでいることがないのが評価されている要因でもある」「クロス数が少ないほどスケーティングスキルの評価が高くなる」「クロス数が少ないほどジャンプの出来栄え評価も高くなる」
とおっしゃっているんですが、
このお話はどう解釈したらよろしいんでしょう?
こんばんは。
Mayさんの質問ですが、ステップ(三連続ディフィカルト)などの時に、どちらのエッジに乗ってるか、わからないという意味ですよ♪
ジャンプは、だいたいわかります。
というか、スケートの事が少し分かりだしてからは、上半身の動きより足元ばかり見てしまいます。
チャン選手は、確かにエッジが深いですね。
滑らかだし。(好きな選手では、ないですが。)
エッジ判定は、審判はスロー再生は、しないらしいですね。
微妙な時はないのかなと思います。
いつもエラーついている選手は、ある程度、予測?してると思いますが、リプニツカヤさんは、付いたり付かなかったりしますし。
真央さんがエラー付かなかった時は、確かルッツは失敗して二回転の時ですよね。
なんで付かなかったんだろうと疑問に思ったので、なんとなく覚えてます。
失敗ジャンプだったんで、見逃し?そんなこと、あり得ないと思うんですけど。
やっぱり、フリップは踏み切りまえの動作の性質上、深いインエッジになりづらいんですね。
今回、色々調べて分かったんですが、フリップの前にスリーターンしないで、入ってくる選手もいるとか、、?
私は、フリップとルッツは、あのスリーでしか見分けられないんですが。汗
つむぎさん
私もPCSについてはあまりに奥が深いので勉強中です。なので、知りうる範囲でお答えします。
1、「ひとつの演技の中で3歩以上(クロスを)踏んでいることがないのが評価されている要因でもある」
2、「クロス数が少ないほどスケーティングスキルの評価が高くなる」
→これを字面通り解釈すると荒川さんのトリノFSは何だったんだぁ!ということになってしまいます。
先のコメントで私は
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「漕ぎ」にこだわってキムヨナを非難する人って多いんですけど、どうもPCSのうちのTransition(つなぎ)のところで記載されている「クロスカットは少ない方が望ましい。」というのが根拠のようです。
しかし、「クロスカットは少ない方が望ましい。」って具体的な「数値」を一っ言も書いてないんですよね。
高速で円を描く滑りの際にバッククロスは普通に使いますし、数だけで言うならトリノ五輪FPの荒川さんもヨナ選手ほどではないにしても結構バッククロスやってます。
あくまで特定の状況下(同じ速度において)で「少ない方が望ましい」ってだけの話なんです。
例えば、スピードが遅くて身体が上下に揺れるクロスカットを使う選手とスピードが高くて伸びのあるクロスカットを使う選手の「数だけ」を比較するのは全く無意味です。
・スピードはどうか
・質はどうか
が重要なのに、ヨナ選手を指して「数だけ」比較して「クロスカットがジュニア並みに多いからダメ」って「へ?」なんですよね。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
また、新書館の「フィギュアスケート美のテクニック」から以下の言葉を引用しました。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1)浅田さん
男子顔負けのパワフルかつ多彩なエッジワークでストレートラインステップを披露できるエッジワークの女王
2)ヨナさん
女子としては類をみないスピード感で演技をこなしジャッジをうならせた
3)パトリックチャン
エッジの一番良い部分に乗る器用さが光った。スピードを殺す場面が全く無い
4)高橋さん
重心移動が上手い。身体が浮いているかのように思わせるやさしい氷へのタッチでスケーティングしたり、上半身で踊りながら複雑なステップをこなせる
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
それと、同書に記載されているんですが、バッククロスってそれだけでジャッジへのアピールポイントになるものなんですよ。
彼女のバッククロスは「強い遠心力に負けない姿勢でスピードを出してパワーを見せつけて」ますし。
PCSってものすごく複雑で、Aが評価されるからBは評価されないという代物ではないですし、荒川さんも「それだけしか」言っていないとすれば「うーん、ファンを誤解させるの止めてよ。」という感じです。
3、「クロス数が少ないほどジャンプの出来栄え評価も高くなる」について
→ヨナ選手がジャンプの助走段階でクロスカットはやってないから関係ないのではないでしょうか。
ご参考までに。
2012四大陸FSプロトコルです。
http://www.isuresults.com/results/fc2012/fc2012_Ladies_FS_Scores.pdf
浅田さんのルッツでエラーがつかなかったときは3回転での認定です。着氷は乱れてますけど。
つむぎさん
間違えたぁぁぁ!すみません。
>ヨナ選手がジャンプの助走段階でクロスカットはやってないから関係ないのではないでしょうか。
ショートでは規定でステップしなきゃいけないのでそういうときはやってます。
つむぎさん
またも懲りずに五月雨返答ですみません。
>ショートでは規定でステップしなきゃいけないのでそういうときはやってます。
と書きましたが、それは
●-項目(最終的なGOE が必ずマイナスとなるエラー)
の中の
・SP: ジャンプの前に要求されているステップ/動作が無い -3
に抵触してしまうからです。
私の師匠が2011世選SP ヨナ選手のジャンプ前の動作について説明してます。(カッコ内は、我々素人にもわかる翻訳)
LBOバッククロス
(左足、後進、アウトエッジのバッククロス)
↓
RBI-RBOチェンジエッジ
(右足、後進、インエッジ→右足、後進、アウトエッジのチェンジエッジ)
↓
LBIフロントクロス
(左足、後進、インエッジのフロントクロス)
↓
LBI-LBOチェンジエッジ
(左足、後進、インエッジ→左足、後進、アウトエッジのチェンジエッジ)
↓
そのまますーっと滑ってジャンプ
なので、私はどうも荒川さんの「クロス数が少ないほどジャンプの出来栄え評価も高くなる」は、何を言いたいのかがよくわからんのです。
つむぎさん
・・・すみません・・・昨日仕事でヘロヘロだったのでヨナさんの動きも再生せず、よく調べないで書いてしまいました。
GOEのプラス項目にも「2) 明確ではっきりとしたステップ/フリー・スケーティング動作から直ちにジャンプに入る」と書いてある・・・。
で、この動作が具体的に何を言っているのかを昔調べたんですが、忘れました。探してます。
ほんとーにすみません!
つむぎさん
やっとみつけました。
元スケーターさんの解説です。
「明確ではっきりとしたステップ/フリー・スケーティング動作」の定義
●単独ステップ 単独フリースケーティング動作だけではNG
●複数のステップまたは複数のフリースケーティング動作、あるいは単独のステップ+単独のフリースケーティング動作が必要
●ステップ動作:「キムヨナ選手の高得点について触れてみる 」で記載しましたけど再掲。
1、ターン
・スリーターン、ツイズル、ブラケット、ループ、カウンター、ロッカー
2、ステップ
・トウステップ、シャッセ、モホーク、チョクトウ、チェンジエッジ、クロスロール、ランインングステップ
で、クロスロールはクロスカットのことみたいです。
●フリースケーティング動作:
あらゆるターン・ステップ・ムーブインザフィールド・表外ジャンプ・スピンなどスケーターが行うほとんどのスケーティング動作を指していて、技術名が不明な動作も、その中に数えられます。
・・・で、結論としては、荒川さんの意図がさっぱり分からないということになります。
どこに記載されてたものでしょうか?あるいはどのテレビ番組で語っていたのか、動画はアップされているのならURLを教えていただけませんか?
※つまり、私は最初にものすごくいい加減な返答をつむぎさんに対してしてしまっていた、ということでございます。ほんとーにすみませんでした。
気になったので横から失礼します。
つむぎさんが言っていた荒川さんの出ているテレビ番組は多分これかなと思います。
「20140114 Daisuke Takahasi eぶりぃ」
で、ユーチューブで観れると思います。
つむぎ様、きれじろう様、横から失礼いたします。
荒川さんがチャン選手のクロスのことを言っていたのはこちらのことではないでしょうか。
ttp://www.youtube.com/watch?v=4PpifyjEsVU
(一応hを抜いております ~ヘ(* – -)ノ)
cocoroさん、ななみさん、有難うございます!
なるほど。やっと分かりました。
荒川さんの趣旨は
1)チャン、高橋さんはSSが高い
その理由は
2)チャン選手はクロスが少ない等
3)一方の高橋さんは上半身の動きとステップのなめらかさ等
4)羽生さんも最近は9点台に
ということですよね。
荒川さんはクロスが少ないのが全てとは言ってないですね。「全体の趣旨」では。
なので、ななみさんにご紹介いただいたのはかなり悪質です。
全体の趣旨をカットしてクロスの数だけに絞ってあたかもクロスが多いのは悪いと誤解させてますから。
試しに高橋さんと羽生さんの冒頭のジャンプの前のバッククロスの数を数えてみることをお勧めします。
そういう意味でななみさんにご紹介いただいた分は「どのように情報が曲げられていくか」がわかる貴重なサンプルであり、今後私も含めてみんながフィギュアのルールを知る上で貴重なものです。
一部を抽出している映像は動画作成者の意図する方向に利用している可能性を疑うべきでしょう。
きれじろうさんはそうおっしゃるだろうと思いましたし、私もきれじろうさんと同じ気持ちです。
ですが、荒川さんの言葉の部分だけ(無用なクロスのグラフ等を除いた)の動画が見つけられず、この動画のURLを教えました。
ただし動画主の許可を得ていませんのでこれについてこれ以上の言及は、、お察し頂けると幸いですm(__)m
わかって頂けると思い「hを抜いた」と書いたのですが、余計な説明をきれじろうさんにさせてしまうことになってしまいましたね。すみませんでした。
でも・・・
もしかしたら沢山の人のルールの誤解を招くおそれがあることをよく考えず、「これじゃないですか~?」と安易に貼ってしまったのは事実ですね・・・。反省します。
MAYさん、私が投稿した部分を削除して頂いてもかまいません。
すみませんでした。
ななみさん
ああああ~っ!違うんです!
ななみさんの挙げていただいた動画が「どのように情報が曲げられていくか」がわかる貴重なサンプル、ということで、むしろ紹介していただいたことを感謝してるんです。
そういう意味でcocoroさんとななみさんのご紹介分の組み合わせが最高のサンプルってことなんです。
誤解させてしまう書き方をして申し訳ありません。
というか、アップした後かみさんと出かけてショッピングしてるとき、「ななみさんに誤解させる書き方しちゃったかな?」と実は気になってました。
すんませんでした。
きれじろうさぁん^^大丈夫ですよー。
私、小心者でして、この動画が、とある「ヨナアンチ派」のブログにUPされているのです。こちらに載せられていることが判明し、きれじろうさんのように正論を言ってしまうとよけいなもめ事にならないかと心配しただけです^^;
お気になさらず^^これからもご教授よろしくお願いします。
↑「h」を抜いてURLを貼ったのはその為でございます(笑)
あちらにばれないように~・・と思いまして・・・(・∀・)
しかし、荒川さんもせっかくファンの為にルール説明を頑張っておられるのに、趣旨を曲げられて、陰謀論者の意図する方向に利用されていることを知ったらガッカリするでしょうね。
この動画作成者のような卑怯なことをする人たちが、結局ファンが楽しめる要素を奪うし、専門家の方々、ルールに詳しい方々に真面目に説明するのはバカバカしい、という気持ちを生んでしまうんですよ。
あるいは、この動画作成者は極端に視野狭窄で、「物事を全体で捉える」事が出来ない人かもしれませんけれども。
何とも頭が痛い問題です。
きれじろうさん、ななみさん、はじめまして。
ななみさんと動画が重複しちゃったかな…と思ったら、一部を除いて違うのでびっくりしました。
自分でも、ななみさんの動画と上手く組み合わさったなと思いました。
本当に偶然ですが、きれじろうさんに事情がよく伝わったみたいでよかったです。
cocoroさん
こちらこそはじめまして。
今回の件は、もうcocoroさんとななみさんに金メダルを献上したい気分です。
陰謀論者が、ルールが難しくてストレスを溜めておられる多くのファンの方々を騙す手口が、そのまんまサンプルとしてこちらの読者の皆さんにわかる形で出てきましたからね。
1、荒川さんがテレビで語っておられた趣旨は、私がここで説明させていただいた
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1)浅田さん
男子顔負けのパワフルかつ多彩なエッジワークでストレートラインステップを披露できるエッジワークの女王
2)ヨナさん
女子としては類をみないスピード感で演技をこなしジャッジをうならせた
3)パトリックチャン
エッジの一番良い部分に乗る器用さが光った。スピードを殺す場面が全く無い
4)高橋さん
重心移動が上手い。身体が浮いているかのように思わせるやさしい氷へのタッチでスケーティングしたり、上半身で踊りながら複雑なステップをこなせる
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
を、チャン選手、高橋さんを例に挙げてそのまんま語っていた。
2、しかし、陰謀論者は上記3)パトリックチャン選手のケース「だけ」を抜き出して、しかもご丁寧に「女子選手のクロスの数」を加えることで、荒川さんがあたかも「漕ぎが多い選手はダメ」と主張しているというように改竄した。
この陰謀論者作成の動画を観たら、ルールが難しくて悩んでいるファンの方々は、それは騙されますよね。
彼らの手口をいずれは具体的に説明したいなと思ってたので、助かりました。有難うございます。
ななみさん、きれじろうさん、cocoroさん
コメントありがとうございます、MAYです。
お二人に紹介していただいた動画、
非常に興味深いです。
同じ言葉でも、そこ『だけ』を取り出されてしまうと
誤解を招きかねないのだなあ、と再認識いたしました。
ななみさん、配慮していただいたみたいでありがとうございます。
○○アンチという方はどのスポーツにもたくさんいて
スケートにもやはりいるようですが、
そういうアンチの方たちは私のようなホームページには来ずに
そういうアンチ記事を書いているところにコメントすると思うので
そこまで心配しないでください。
お二人の動画の紹介ありがたかったです。
感謝しております。
もしそういう方々からのコメントがこちらにあれば、私が徹底的にお相手します。
MAYさん、きれじろうさん、cocoroさん、お返事ありがとうございます。
cocoroさんの紹介して下さった動画の方に早く出会っていればよかったなとちょっと思います(汗)
荒川さんのチャン選手について語っている動画、「あった(・∀・)」と思って記載してしまいました。
動画主にここに貼ることを許可を得ていないので、なんとも複雑な気分です…。
自分の頭だけで考えると、このような動画(荒川さんの部分以外のような)やブログはあふれていて、あてにしていませんので何とも思わなかった…。
でも問題は、そのまま信じてしまう人が大勢いるということなんですよね。その点をよく考えていなかったですTT
自分本位な気持ちで人気ブログに火をつけてしまったような気がして・・・。
気にし過ぎですかね^^;(私事ですが今、精神的に不安定な時期にさしかかっていますので;女って嫌です。文章を書こうとしても、どうしてもうまく書けませんTT)
でも、MAYさん、きれじろうさん、cocoroさん、励ましていただいてありがとうございます。
>もしそういう方々からのコメントがこちらにあれば、私が徹底的にお相手します。
↑き、きれじろうさん・・・(笑)
ななみさん、コメントありがとうございます。
いろいろな配慮をしていただいたようで嬉しいです、ありがとうございます^^
動画についての心配はそこまで私はしておりませんでした。
なぜかというと、動画で荒川さんが言っていたことをどのように捉えるかということは
それまでフィギュアスケートをどのように見てきたか、ということに
大分左右されるのではないかと思うからです。
(もちろん、あまりスケートを知らない方がこの動画をみて
ななみさんのおっしゃるようにそのまま信じてしまうかもしれませんが
私は、今回は編集の影響を教えていただいたと思っております。)
私は、物事はその人の持っている感性だったり、
その人がどう捉えたかによって解釈が全然異なってしまうのだと考えています。
なので、たとえば私はどの選手も尊敬している、スケートが好きだという気持ちで
記事を書いていますが、中には私の記事を読んでも逆の気持ちを感じる人だって
いると思うのです。(それは私の伝える力の限界なのかもしれせんが。。)
でも、やっぱり伝わっていたりするんだなあ、ということを
コメントしていただいた方の文章から感じると嬉しいのです。
記事書いてよかったなあ、と思うのです。
インターネットってなかなか相手の気持ちを読み取ることが難しかったり
炎上とかしてしまったり、いろいろ問題も含んでいますが
コミュニケーションツールとしては最高のものだと思っています。
だから、これからもたくさんコメントしていただければ、と思っております。
この文章がななみさんの心を少しでもやわらげてくれますように^^
(精神的に不安定な時期、頑張って乗り越えてくださいね^^
同じ女性として応援しております。)
とりあえず本題に戻りましょう。
エッジエラーについて、師匠である元スケーターさんからまた教えていただきました。(ツイッターのつぶやきですけど)
・テクニカルパネルは殊更、踏み切りの瞬間(離氷の瞬間)まで厳密にエッジの傾きは見ない
理由:
・バックスクラッチ姿勢に入っていく過程のエッジまで見たら、「選手毎の癖」まで見てしまう、粗探し行為になってしまう為。
・ほぼ力がかかっていない状態のエッジがバックスクラッチ姿勢へ移行していく滑走エッジの軌道を見て、その瞬間の傾きを判定するのはナンセンスである。選手毎のクセの領域だから。
・e判定で同一選手でも「試合ごと」に差が出るのはテクニカルパネルの意識合わせから起こる(説明済みですね。これはエッジエラーでも回転不足判定でも同じです。)
・いずれにせよ、同一の試合では全員に同じ基準になっている。
その他雑学
・1回転、2回転ジャンプでは素直なエッジで跳ぶことも可能だが、3回転になるとジャンプに反動をつけることが必要になるし跳ぶ際の状態の使い方の違いで滑走エッジに影響してしまう。
・3回転のレベルになると、完全に正確なエッジで踏み切ることは難しい。特に女子選手は滞空時間やパワーの問題も大きい。
ということで、ルッツとフリップにはスケーターの個性も入ってくるので殊更、厳密に見過ぎないようにしているそうです。
うーん、勉強になる。
MAYさんへ
お時間をとれる時に「バックスクラッチ姿勢」について解説していただけると嬉しいです。私の想像で語って間違ってたら問題なので。
きれじろうさん、いつもコメント欄での解説ありがとうございます。
私としても、とても勉強になります^^
「バックスクラッチ姿勢」についての解説とありましたが
何を解説すればよいでしょうか?
教えていただけると助かりますm(__)m
おお、卒論でお忙しいときにありがとうございます。
・どんな状況のときの、どんな動きを指すのか
ですね。ルッツとフリップの一連の連続写真の中で該当するものがあれば、それをもとに解説していただけると助かります。
我々素人は具体的なイメージができないので。
よろしくお願いします。
いえいえー、ちょうど空き時間でしたので。笑
なるほど、
スクラッチ姿勢がどんな状況・どんな動きか、ですね。
ルッツとフリップの一連の連続写真を見直してみたのですが
スクラッチ姿勢になっているものはありませんでした。
(ジャンプを跳び上がって半回転したぐらいの時の写真は
スクラッチ姿勢になる寸前のものです。)
スクラッチ姿勢というのは一般的に
『右の太ももと左の太ももが隙間なくくっついていること』を言います。
左回りであれば、左の太ももが上、右が下、ですね。
バックスクラッチのスピン(小塚選手がフリーで最後にやるスピンです。村主選手の高速スピンがこれです。)
をやる時に、『左足の小指と右足の小指をくっつけなさい』とよく言われました。
(実際そのポーズをやってみてください。スクラッチの姿勢になると思います。)
ただ、このときに太ももに隙間があると絞める意味がないんですよね。笑
選手でも小指と小指がくっついていない選手はいますが
ほとんどの選手は太ももをしっかりキュッと絞めています。
ちなみに去年の7月に
アメブロにこんな記事を書いていたようです。
http://ameblo.jp/skate-day/entry-11580021979.html
ここで使った高橋大輔選手の写真はしっかり!
スクラッチが入っています。
(太ももがしっかり絞まっていますね。)
(ヤフーの画像検索で『フィギュアスケート スクラッチ』
で検索したら自分のアメブロので使った画像が出てきてビビりました。汗)
こんな説明でよろしいでしょうか?
また、ここが不十分だなどありましたら言ってやってくださいm(__)m
訂正。誤字です。
その他雑学
・1回転、2回転ジャンプでは素直なエッジで跳ぶことも可能だが、3回転になるとジャンプに反動をつけることが必要になるし跳ぶ際の『状態』の使い方の違いで滑走エッジに影響してしまう。
↓
その他雑学
・1回転、2回転ジャンプでは素直なエッジで跳ぶことも可能だが、3回転になるとジャンプに反動をつけることが必要になるし跳ぶ際の『上体』の使い方の違いで滑走エッジに影響してしまう。
MAYさん
おおおおお、師匠と呼ばせてください!
うるとらにゃんさんに続いて2人目の師匠ですっ!
へえええ、勉強になります。
うるとらにゃんさんが語っているポイントは
「ほぼ力がかかっていない状態のエッジがバックスクラッチ姿勢へ移行していく滑走エッジの軌道を見て、その瞬間の傾きを判定するのはナンセンスである。選手毎のクセの領域だから。」
キムヨナ選手の韓国選手権FSのフリップが異様なほどの高速度カメラで分かりやすいので、これをサンプルとして見てみると、つまり
・エッジエラーか否かを観るのはせいぜい4コマ目まで
・5コマ目以降は左足にほぼ力がかかっていない、「スクラッチへの移行状態」になっており、そこからは見ていないケースが多い、
と考えて良さそうですね。(審判に個人差があるので断定は危険ですが)
MAYさんの見解はいかがでしょうか?
読者の皆さんにお知らせです。
フィギュアスケートを知るにあたって、私は「その言説の根拠は何かを考える、あるいは実際に聞いてみる」事が大切ということ当記事コメント欄に書きました。
別記事「回転不足の定義」のコメント欄にて、私はニコニコ動画にアップされている一連の「分度器検証シリーズ」の動画について、出鱈目と断定しましたが、それを例として説明しておきます。
1、サンプリングの甘さ
一連の動画は「浅田さんが不当に下げられている」という趣旨です。
それにもかかわらず不思議なのが、3Aと3Tでは「踏み切り動作に入った瞬間のブレード角度」と「ジャンプの進行方向」が両者で全く異なるのに、キムヨナ選手の3Tを検証しておきながら、なぜ浅田さんの3Tを検証しないのか、ということです。
浅田さんは2011年のNHK杯から2A+3Tをフリープログラムに組み込み始めます。少なくともネット上から削除しないのであれば、その時点で調べて誤りがあれば訂正するのが筋というものです。
しかし、そのようなことは一切実践していません。
すでにこの時点で論外です。
サンプリングがあまりにもいい加減なのです。
今回改めて、浅田さんの3Tをきちんと私の方で見てみました。(動画作成者の「踏み切り動作に入った瞬間のブレード角度」「トゥ着氷」基準で)
・2011 NHK杯 FS→OK
・2011全日本 FS→UR
・2012四大陸 FS→UR
・2012 NHK杯 FS→OK
・2013 世選 FS→UR
なお、上記5回のジャンプは私が「回転不足の定義」で示した判定方法であれば認定されるものですし、実際「全て」認定されています。
2、確認の甘さ
テクニカルハンドブック16ページ一番下にある「ジャンプを試みる」と「回転不足判定」を混同しています。
少なくとも2010年当時は、回転不足判定をファンにも分かりやすく書いた文書は無かったので、仕方が無いとは思いますが(サンプリングがあまりにもいい加減なのは置いときます。)、2011年にISU理事でジャッジでもある平松純子さんが日本経済新聞の電子版で明確に「離氷の瞬間から着氷の瞬間まで」と言及しているにも係らず、放置するのは問題です。
この記事をリンクします。(「フィギュア、回転不足って何なのか」)
http://www.nikkei.com/article/DGXZZO36388570Q1A111C1000000/
正直な話、回転不足判定とは「回転が足りているかどうか」なのに、なぜ未だにそれと全く関係無い「踏み切り動作に入った瞬間のブレード角度」を後生大事に引きずるのか理解不能です。
読者の皆さんも、安易に陰謀論を唱えるサイトを信用するのではなく、きちんと論理的かつ冷静にテクニカルなことを解説しているサイトをご覧になることをお勧めします。
補足です。
上記回転不足判定と同じ、いい加減なサンプリングの見本です。
2012世界選手権女子FSのプロトコルをご覧ください。
http://www.isuresults.com/results/wc2012/WC2012_Ladies_FS_Scores.pdf
このとき浅田さんは2A+3Tを失敗して2A+2Tとなっています。
GOE加点はどうなっているでしょうか?
+2が二人、+1が5人居ますね。GOEは余裕で+。
また、1Aに加点をつけたジャッジパネルが一人。
5位の村上さんの1Aに+2をつけたジャッジが二人でGOEは+。
14位のマカロワさんの1Aに+2をつけたジャッジが二人でGOEは+。
「キムヨナは失敗ジャンプで加点がつく!不正だ!」という言説も、如何にいい加減なサンプリングから「断言」しているというのがよくわかります。
>それにもかかわらず不思議なのが、3Aと3Tでは「踏み切り動作に入った瞬間のブレード角度」と「ジャンプの進行方向」が両者で全く異なるのに、キムヨナ選手の3Tを検証しておきながら、なぜ浅田さんの3Tを検証しないのか、ということです。
先の私のコメントでこの意味がよくわからないという方もいらっしゃると思われるので補足しておきます。
1、浅田さんの3A
・「踏み切り動作に入った瞬間のブレード角度」に対してジャンプの進行方向が左に大きくずれる。(現在では概ね45度程度)
・トゥ着氷時で必ず『90度』以内に収まっていないとUR扱いするという現行ルールより厳しい判断基準となっている。(概ねマイナス25度程度)
→つまり、動画作成者の独自ルールでは、現行の「ジャンプの進行方向ルール」に対して「20度程度甘く採点される」。
2、ヨナ選手の3T
・「踏み切り動作に入った瞬間のブレード角度」に対してジャンプの進行方向がやや右にずれる。(概ね5度程度)
・トゥ着氷時で必ず『90度』以内に収まっていないとUR扱いするという現行ルールより厳しい判断基準となっている。(概ねマイナス25度程度)
→つまり、動画作成者の独自ルールでは、現行の「ジャンプの進行方向ルール」に対して「30度程度厳しく採点される」。
3、浅田さんの3T
・「踏み切り動作に入った瞬間のブレード角度」に対してジャンプの進行方向がほぼ同じ。
・トゥ着氷時で必ず『90度』以内に収まっていないとUR扱いするという現行ルールより厳しい判断基準となっている。(概ねマイナス25度程度)
→つまり、動画作成者の独自ルールでは、現行の「ジャンプの進行方向ルール」に対して「25度程度厳しく採点される」。
うーん・・・人気記事ランキングで上下を行ったり来たりしてるということは、興味を持って読んでおられる方がまだいらっしゃるということかなぁ。
そうであれば、分度器検証動画の説明の後、とりあえず12月初旬の記事「回転不足の定義」からさらに突っ込んで、より具体的に判定傾向を書いておきましょう。
1)先のコメントで「90度」と書いたが、テクニカルハンドブックに記載されている内容は「1/4の基準」であって「90度」などとはどこにも書いていない。
2)「着氷時」を「トゥが着氷した段階」とするか「全ブレードが着氷した段階」と、どちらが正しいか、という話があるが、
・「1/4の基準」を「90度」と規定すれば「全ブレード着氷した段階」が正しい。
・しかし「1/4の基準」は、「正確な90度」ではない。なぜならそもそも目視判断であり、分度器で計ったように判断出来る精度は存在しないので、ルールブックに「90度」と書くほうがおかしい。
・数多くのサンプルから判断出来ることは
a、トゥ着氷時で「110度近辺」、全ブレード着氷時に「90度近辺」に着氷していれば認定される。
b、「判定が割れる」ケースは、トゥ着氷時で「130度近辺」、全ブレード着氷時において「110度近辺」の時。
つまり、「1/4の基準」とは、この判断基準を指している。
何が言いたいかというと、「トゥ着氷時」と「全ブレード着氷時」、どちらが正しいか、という意味では「別にどっちでもいーじゃねーか」ということになります。
重要なことは「1/4基準とは何か」、ということです。私の個人的意見では。
ちなみに。
先のグランプリファイナルでの、浅田さんのSPでURされた3AとFSで認定された3Aについて。
あれ、着氷角度が殆ど同じでした。なぜ割れたのでしょう。
まさに「判定が割れる」場所で着氷したからです。
さらに突き詰めて書くと、私の今まで散々検証した経験から言うと、「テクニカルパネルの判定傾向が甘いときは認定されることもあるが、どちらかというとURされるケースが多い角度」です。
元スケーターさんによると、現役選手の方々は「次は認めさせたるわ」という気持ちだそうです。
要は、去年浅田さんが見せた、2013四大陸SPの見事な3Aのような「誰もが認めるジャンプ」を跳べば良い、ということです。
浅田さんは、誰もが認めるジャンプをオリンピックの舞台で跳ぶために必死に努力してきました。
4年に一度の舞台に上がる選手たちを応援しましょう!
うーん、人気の記事でまだランク外になってないので、もう一つキムヨナ都市伝説について触れましょう。
「キムヨナは転倒ジャンプでも加点されてるんだから!不正だわっ!」
これ、結構色んなところで出くわすセリフです。
私も以前それをネタに非難されたことがあります。
で、「いつ加点されたの?」と聞いてみたら「あったと『思う』」とのお答え。
調べてみました。
2007中国杯→SP,FP共に転倒ジャンプ無し
2007ロシア杯→SP,FP共に転倒ジャンプ無し
2007グランプリファイナル
・SP 転倒ジャンプ無し
・FP 3Lo(転倒)
→各ジャッジパネルのGOE -3 -3 -3 -2 -3 -3 -3 -3 -3 -3
2008世界選手権
・SP 3Lz(転倒)
→各ジャッジパネルのGOE -3 -3 -3 -3 -3 -3 -3 -3 -3 -3 -3 -3
・FP 転倒ジャンプ無し
2008スケートアメリカ→SP,FP共に転倒ジャンプ無し
2008中国杯→SP,FP共に転倒ジャンプ無し
2008グランプリファイナル
・SP 転倒ジャンプ無し
・FP 3S<(転倒)
→各ジャッジパネルのGOE -3 -3 -3 -3 -3 -3 -3 -3 -3
2009四大陸
・SP 転倒ジャンプ無し
・FP 3Lo<(転倒)
→各ジャッジパネルのGOE -3 -3 -3 -3 -3 -3 -3 -3 -3
2009世界選手権→SP,FP共に転倒ジャンプ無し
2009フランス杯→SP,FP共に転倒ジャンプ無し
2009スケートアメリカ
・SP 転倒ジャンプ無し
・FP 3F<(転倒)
→各ジャッジパネルのGOE -3 -3 -3 -3 -3 -3 -3 -3 -3
2009グランプリファイナル→SP,FP共に転倒ジャンプ無し
2010バンクーバー五輪→SP,FP共に転倒ジャンプ無し
2010世界選手権
・SP 転倒ジャンプ無し
・FP 3S<(転倒)
→各ジャッジパネルのGOE -3 -3 -3 -3 -3 -2 -3 -3 -3
2011世界選手権→SP,FP共に転倒ジャンプ無し
2013世界選手権→SP,FP共に転倒ジャンプ無し
結論。
国際試合で転倒ジャンプに加点されたことはありません。ルールに従ってしっかりマイナスつけられてます。
※ローカル大会まで知りたい方はご自分で調べて見てください。毎回毎回悪魔の証明をやらされるのも面倒ですし。
えー、ついにランク外になりました。最後に「ジャンプの沈み込み」について書いておきます。
浅田さんのバンクーバー時の3Aについてよく話題になりますが、ジャンプのGOE評価は、単純に「沈み込んでいるかどうか」を評価しているわけではありません。
注意していただきたいのは、マイナス評価項目において、「沈み込み」が減点項目になっている訳ではないということです。
「キムヨナ選手の高得点について触れてみる 」のコメント欄に記載したジャンプのGOEプラス評価を再掲します。
1) 予想外の / 独創的な / 難しい入り
2) 明確ではっきりとしたステップ/フリー・スケーティング動作から直ちにジャンプに入る
3) 空中での姿勢変形 / ディレイド回転のジャンプ
4) 高さおよび距離が十分
5) (四肢を)十分に伸ばした着氷姿勢 / 独創的な出方
6) 入りから出までの流れが十分(ジャンプ・コンビネーション/シークェンスを含む)
7) 開始から終了まで無駄な力が全く無い
8) 音楽構造に要素が合っている
あくまでこのガイドラインに沿って評価しています。
要は、「沈み込むが無ければ良い」ではなく、沈み込みによって「流れ、勢いが無くなる場合」に+評価が出にくくなる、ということになります。
浅田さんが2013四大陸SPで跳んだ見事な3Aが、高いGOEを獲得できたのは、+評価項目に合致するジャンプに生まれ変わったからです。
それを理解していない方々が、キムヨナのジャンプは昔に比べて沈み込みが増えたからダメで、評価が変わらないのは不正だ!と早合点することになります。
当コメント欄でも話題になった「クロス数が少ないほどスケーティングスキルの評価が高くなる」件で、ご理解いただけたかと思いますが、不正を主張するブログはルールを深く考えることなく、字面を拡大解釈し、単純な事象だけを捉えて、条件反射で「不正だ!」と叫ぶケースばかりなので、冷静に解説しているサイトを参考にしたほうが良いでしょう。
ランク外になりましたが、とりあえず今まで説明させていただいたことの応用編です。気が向いたらお読みください。
「2011年世選女子SPでは明らかな誤審でキムヨナが一位になっている!」
不正を信じる方々の間では結構有名はお話らしいです。最近ツイッターで議論がなされたのでご存じの方もいらっしゃるかもしれません。
これはルールを知る上で良いサンプルなので、ここでも取り上げて見ましょう。
演技はこちら。
http://www.youtube.com/watch?v=3P3Lt8yml7g
論点はキムヨナ選手の冒頭の単独3Lz、そのGOE評価です。
問題のプロトコルはこれ。
3Lz 6.00 -1.50 -2 -3 -3 -2 -1 -2 -2 1 -3 4.50
誤審とするその主張の格子は
1)ジャンプの前に要求されているステップ/動作が無い
→最終的なGOE が必ずマイナスとなるエラーの「SP: ジャンプの前に要求されているステップ/動作が無い -3」が該当
2)ステップアウトしているので1)と併せ、-2、-1、+1は誤審もしくは押し間違いであり、-3が正しい
→最終的なGOE が必ずマイナスとなるエラー「1 ジャンプの着氷でのステップ・アウト -2 to -3」が該当
つまり、ステップアウトと要素抜けの複合エラーで、GOEは全員-3にならなければおかしい!誤審だ!というわけです。読者のみなさんはどう判断されますか?
で、答えです。
1)は当コメント欄を読み進めていただければ分かりますね。誤審を主張している方が「ステップ/動作に気付かなかっただけ」が正解。
2)について。唯一、+1は明らかな押し間違いです。ステップアウトは「必ず最終的なGOEがマイナスにならなければならない」からです。
しかし、これが点数に影響があるかというと「全く」ありません。
なぜなら9人のジャッジパネルの評価のうち、最高点と最低点をカットしたうえで集計されるからです。
最高点と最低点をカットする制度がヒューマンエラーを除外出来る、というサンプルです。
何気によく考えられてる運用ルールです。
つまり、問題は「間違えて+1をつけてしまったジャッジパネルが一人いた」ということのみで、しかも点数に全く影響していない、ということで、キムヨナが誤審で一位になったというのは誤解です。
なお、審判がミスるというのは時折あります。
例えば最近のNHK杯女子SP 宮原さんの「3Lz<+3T」は明らかな記載間違いで、正しくは「3Lz+3T<」です。Youtubeでは分からないと思うので、録画されている方がいらっしゃったらぜひ再生、スロー再生、一時停止を繰り返して見てください。
但し、ミスの確率はかなり低く、あれだけの激務の中でようやっとるわ、というのが私の感想デス。