コーチも知らないGOE。笑
こんにちは、MAYです。
タイトルですが、これ結構あるみたいです。笑
ジャンプやスピンは教えれるし
どうすればレベルが取れるかはわかっているけれど
GOEがスピンやステップ、ジャンプの種類、回転数で
異なることは知らない先生が多いみたい。
まあ、彼らにとっては
綺麗なジャンプを跳ばせること
高難度のジャンプやスピンを
出来るようにすることが
何よりも重要ですからね。
(だいたい選手なんて同じようなジャンプ、
スピンをやっているわけで
失敗したら負けるし美しくなければ点が出ない、
という考え方なんでしょうね。笑)
それでもやっぱり
観戦する人たちにとっては気になることが
でてくるわけで、今回はいただいた質問を
ココで共有したいと思います。
@しろ@さんからいただいたメッセージなのですが、
『ジャンプのGOEについてですが、
2A-3Tだったり3Lz-2Tといった
回転数の異なるコンビネーションジャンプの
GOEはどのようにつけられているの?』
というものです。
答えを言ってしまうと、
コンビネーションジャンプのGOEは
『基礎点の高いほうのジャンプ』のGOE基準になります。
2A-3Tの場合3Tのほうが基礎点が高いので
そちらが基準に、
3Lz-2Tの場合3Lzのほうが基礎点が高いので
これが基準になります。
これもプロトコルをみてみましょう^^
安藤美姫選手の
2011年の四大陸選手権フリーのプロトコルです。
(これも凄い演技、プロトコルだったのですね・・・)
2A-3Tは
2Aの基礎点が3.3
3Tの基礎点が4.1なので
3TのGOE基準になります。
軽く計算すると、
最低得点の1と最高得点の3を除いた点の
合計が13
これをジャッジの数7人で割るけれど
3Tは表示されているGOEに0.7をかけられるので
計算式は 13÷7×0.7=1.3となります。
(ここでは後半のため1.1倍の基礎点になっています。)
3Lz-2Loも同じような計算式です。
3LzがGOE基準となり
同じような計算式となります。
(偶然GOEも1.3と同じです。)
そして、これも@しろ@さんから
いただいた質問なのですが
ジャンプに失敗し、
一回転になったときは減点がつくのですか?
というものです。
これも答えから言ってしまうと
一回転は100%GOEでマイナスでしょう。
ショートプログラムで一回転や二回転をやってしまうと
規定違反となりGOE-3になります。
もともとの基礎点が少ない上に-3ですから
点数はほぼゼロです。。
フリーの場合、一回転は厳しいですが
二回転だと結構な確率でGOEがもらえたりします。
こんなふうに疑問が出てきたら
みなさんも遠慮なく質問してくださいね~^^
追伸:
安藤美姫選手が9/26開幕の
ネーベルホルン杯に出場することが決まりましたね。
強化選手ではないので国際大会には普通出場できないですが
ドイツスケート連盟からの招待となれば話は別。
ただ日本スケート連盟も困惑しているという話ですね。
私がフィギュアスケートを好きになったのは
彼女の滑りを見たからだったので
連盟とはうまくやって欲しいですが
もう関係修復は不可能なのかもしれません。
(言った言わない騒動が多かったり、
ところどころ証言も食い違う。。)
自分の好きな選手が
日本連盟のお荷物と言われたり
批判されているのは悲しいですが
これからの活躍に注目していきたいと思います。
ジャンプのGOEについて質問したいのでここにコメントさせていただきます。ちょうど他のコメントがないのでページも重くならなそうだしw
JGPSエストニア大会のツルスカヤSP ttps://www.youtube.com/watch?v=axBhQnhuPb4 2:17~ 単独3LoのGOEです
映像を見ると、GOEのプラス要素のうち
4)高さおよび幅がある
5)ランディングで四肢が伸びている/出が工夫されている(着氷後のチョクトー)
6)流れがある
7)無駄な力がない
が確実に当てはまりそうで、
1)予想外の/工夫された/難しい入り(スリーターンから直接なので、予想外の入りと言えるのでは)
2)複数のステップ・スケーティング動作からただちに入る(確か今季から、SPにおいては特に難しい入りのみこの要件に当てはまると認めることになった覚えがありますが{※この辺記憶が曖昧なので違ってたらすみません}、ケリガンスパイラル→チェンジエッジ→スリーは特に難しい入りに含まれる可能性がある)
3)ディレイ回転
が当てはまる可能性があります。だから、GOEは確実に当てはまるものが4つあるため確実に+2、ジャッジによっては+3、ではないかと思いました。
ですが、実際についたGOEは
0 0 0 1 0 1 2 1 -1
で、加点+0.3でした。何が原因でGOEが減点されたと考えられるでしょうか?
まず真っ先に考えたのはジャンプ前のステップが足りない・間が空きすぎているということですが、ターンの後、むしろ全く間をおかず跳んでいるので、間が空きすぎているというのはないと思います。ということはステップが足りないと判断された可能性が高いですが、ケリガンスパイラル→チェンジエッジ→スリーではステップが足りないのでしょうか?スパイラルはスケーティング動作として認められますから、これでも大丈夫だと思うのですが。強いて言えば、ケリガンスパイラルの時間が短いのでスケーティング動作としてカウントされなかったのかもしれません。
それとも、それ以外に減点の原因があるのでしょうか?
参考として、ロシア大会の3Lo ttps://www.youtube.com/watch?v=HuO1TWFUXAs 2:22~ は、当てはまるGOEプラス要素についてはエストニア大会と同じだと思われ、実際についたGOEは
-1 0 3 2 1 1 2 0
で、加点+0.7でした。
ついでに、上記動画の2Aについても
2)5)6)7)が確実に当てはまるので、最低+2だと思うんですが、実際のGOEは
1 1 0 2 2 2 2 1 1
でした。こちらはどうでしょうか。
上記動画というのは、エストニア大会SPのことです。
ツルスカヤさんのGOEについて。
※ジャンプの回転不足やエッジエラーと違い、物理的な検証が出来ないので、あくまで消去法による「こういう可能性は考えられるかも」とゆーレベルでしかない、ということを最初にお断りしておきますわ。
審判に直接「哀れなスケオタに教えてくらはい」と頼むわけにもいかず・・・。
それ以前に、ターンとかはアイリーンさんのほうが私より理解してるよーな気がする。
で、3Loは私も4)5)6)7)は当てはまりそうな気がするんですよねー。
GOEが低い原因は
・スパイラルと次の動作に間がありすぎた
に加えて
・チェンジエッジはスリーターンの動きの一つとみなされてしまい、採点対象にならなかった
ということでGOEマイナス項目の
・ステップ/動作から直ちにジャンプしない、ジャンプ前のステップ/動作が1つのみ(-1to-2)
が適用されてしまったかも・・。
2AはGOEに低い点をつけたジャッジパネルはジャンプ直前のブラケットとその前の動きとの間が開きすぎて、同じく「ジャンプ前のステップ/動作が1つのみ」を摘要した可能性もあるかなー、という気もしますけど。
ただ、ここらへんは私の場合あんまり確認したことないので、アテになりまへん。
ディレイドはどうかなぁ・・・これ、あんまり真面目に検証したことないんですけど、ハンヤンさんの変態3Aなら当てはまりそうな気がしますが、どうなんでしょうね。
ディレイドの明確な範囲も個々のジャッジパネルによって微妙に差があるでしょうし。
ご無沙汰してます。返信遅くなってすみません。
確かに、スパイラルとチェンジエッジは間が空いているようにも見えますね。「チェンジエッジがスリーターンの動きの一つとみなされた」というのはどのような意味なのでしょうか?
おっしゃる通り、適用されたとすれば「ステップ/動作から直ちにジャンプしない」かな、と思います。ただ、このくらいの間の空き方で-1ではなく-2を付けるジャッジが4人も出るものかな?とも思ってしまいますが、サンプリングも何もしていないのでその辺はとやかく言えません。ああ、ジャッジに直接聞いてみたい。
2Aはステップから跳ばなければならない規定はないので、ステップから直ちに跳んでいないと判断されたとしてもマイナスにはなりませんが、上記で当てはまるとした2)が当てはまらないことになり、それで加点要件に3つしか当てはまらないことになって+1をつけるジャッジが出たのかもしれないですね。
どうもー。
>「チェンジエッジがスリーターンの動きの一つとみなされた」というのはどのような意味なのでしょうか?
実はたいした意味は無くて、「見落とした」とか、その程度のレベルです。
でもこのような状況で見落としなんかあるのかなぁというのもあるし、何とも。
>サンプリングも何もしていないのでその辺はとやかく言えません。
そうなんですよねー。これらは私もこれからの話です。
>2Aはステップから跳ばなければならない規定はない
忘れてました・・・。
読者の皆様
これが私が忘れてた規定です。今年のテクニカルハンドブック14ページに載ってます。以下の文言にダブルアクセルは含まれません。
– コネクティング・ステップおよび/またはそれと同等の他のフリー・スケーティング動作からただちに行うジャンプ;
シニア男子 – あらゆるトリプルまたはクワドラプル・ジャンプ
シニア女子 – あらゆるトリプル・ジャンプ
GOEについての疑問があるので、こちらにもお邪魔しますw
フランス杯で、
・新葉ちゃんFSの3Sは、ジャンプのGOE加点要件のうち1)2)4)5)6)7)を満たしているように見えるのですが、実際のGOEは6人が+2、+1と+3が1人ずつ
・レオノワSPの2AはGOE加点要件のうち1)?2)5)6)7)を満たしているように見えるのですが、実際のGOEは全員+1
・フェルナンデスSPの4S+3Tは加点要件のうち1)2)4)5)?を満たしていて、そこから拙劣な着氷(流れがない、も当てはまるかも)で少なくともー1はされそうに見えるのですが、実際のGOEは+2をつけたジャッジが2人(1人なら押し間違いと断定できるが)
の3つのケースについてご意見伺いたいです。?をつけたのは当てはまるか分からないように感じた加点要件です。
2017ワールドのソツコワのジャンプのGOEについて、ちょっと質問があります。要するに、少し低いのではないか?ということなのですが…
ソツコワSP
ttps://www.youtube.com/watch?v=yHyIJGF5m1I&t=195s
FS
https://www.youtube.com/watch?v=yienT1mXc-0&t=280s
疑問に思ったジャンプと、それに当てはまると思われるGOE項目、実際についたGOEを書いておきます
SPの3Lz+3T…加点要件の4,5,6,7がほぼ確実に当てはまり、2,3,8が当てはまる可能性があり、減点要件は該当なし。よって+2~+3がつく可能性があると思われるが、実際についたGOEは+2が6つ、+1が3つ
FSの3Lz+3T…加点要件の2,4,5,6,7がほぼ確実に当てはまり、3が当てはまる可能性があり、減点要件は3Lzが記号なしの回転不足(-1)に該当する可能性がある。よって+1~+2がつく可能性があると思われるが、実際についたGOEは0が1つ、+1が7つ、+2が1つ。0は推し間違いとして、ディレイを認定せず3Lzの回転不足を認定したジャッジが7人いたことになるが、この3Lzの回転不足はそこまで分かりやすいか、そしてディレイはそこまで分かりにくいか?と感じた
FSの3F…加点要件の3,4,5,6,7がほぼ確実に当てはまり、1,8が当てはまる可能性があり、減点要件は助走が長い(-1~-2)がもしかしたら当てはまるかも(ただそこまで長いようには見えない)。よってGOE+1~+3がつく可能性があるが、実際についたGOEは+1が3つ、+2が6つ。3人も助走が長いと判定したのか?というのがやや疑問に思った(この疑問については「助走が長い」の基準が分からないので正直微妙)
FSの3Lo…加点要件の4,5,6,7がほぼ確実に当てはまり、1,2,8が当てはまる可能性があり、減点要件は該当なし。よって+2~+3がつく可能性があるが、実際についたGOEは+1が3つ、+2が6つ
それと、彼女はSPの3Fのジャンプ前ロッカーで躓きましたが、ああいうのはどういう扱いになるのでしょうか?それも知りたいです。
すいません、昨日今日と仕事がクソ忙しかったうえに、夕べ根拠確認の為に帰宅後1時間以上かけて調べごとしてたんで、まずは今日は一つだけ、考えてみます。
>SPの3Lz+3T…加点要件の4,5,6,7がほぼ確実に当てはまり、2,3,8が当てはまる可能性があり、減点要件は該当なし。よって+2~+3がつく可能性があると思われるが、実際についたGOEは+2が6つ、+1が3つ
回転は余裕で足りてますね。
あくまで可能性の問題で確実なことは言えないんですけど、+1の人はエッジエラーにすごく厳格で
・F/Lzでの不明確な踏み切りエッジ (記号無し)-1
を適用された可能性ってないかなぁと思いました。
例えば現時点の最新の記事、浅田さんのルッツと比べるとフラットからインエッジになるのがやや速いかなぁ、とも思ったり。
ただ、残念なことに演技中も演技後も横からの映像で、しかも遠いので確実なことが全然言えません。
なのでむしろGOEマイナス要素からの消去法での推測でしかないと言っても良い(笑)
(個人的には今回のカメラワークは最低だと思ってます。つってもそう思ってるのは、こういった検証が趣味の私のような人ぐらいかもしれんけど)
テレビ録画で確認しようと思ったら、演技後のスロー映像がカットされてコマーシャルになってたし(笑)
とりあえず、ソツコワさんの今期の主立った競技会のGOE数値を拾ってみました。
●フランス杯
3Lz+3T 1 2 1 1 1 1 1 1 1
3F 0 2 1 0 1 1 1 0 0
3Lo 1 2 1 1 2 1 2 1 2
●NHK杯
3Lz+3T 1 1 1 1 0 0 1 2 1
3F 2 1 2 1 0 1 2 2 2
3Lo 2 2 1 1 1 1 2 1 1
●GPF
3Lz+3T 2 1 2 1 1 2 1 1 1
3F 1-1 1-1-1 0 0-1 0
3Lo 2 1 2 2 2 2 1 2 2
●世界選手権
3Lz+3T 2 1 1 1 1 1 1 0 1
3F 2 1 1 2 2 2 2 2 1
3Lo 2 2 1 1 2 2 1 2 2
際だって数値がバラバラでもないんですねぇ。
で、思ったんですが、下記3項目って、ジャッジパネル個人個人の感覚によって差が出てくるのかなぁという気もします。
4) 高さおよび距離が十分
6) 入りから出までの流れが十分(ジャンプ・コンビネーション/シークェンスを含む)
7) 開始から終了まで無駄な力が全く無い
例えばカナダのデールマンさんのコンビネーションのように、「これは何かの冗談か?」と言いたくなるほどのとんでもないジャンプで初めて上記3項目を適用するジャッジパネルもいらっしゃるかもしれませんし。
結局はご本人に理由を聞かないと答えは出ないだろうな、と思った私です。
確かにそうだと思います。GOE項目は比較的明確なものもありますが結構曖昧なのもありますよね(特にStSqやChSq)
ソツコワのジャンプは、私的には、その3点についてはよっぽど厳しくない限り認められるんじゃないかなあと思いました。後半2つについては着氷の状態にもよりますが。全体的なジャンプの高さや、3Fと3Loの無駄な力のなさは凄いと思います。ただ、ソツコワだけ見てても基準は分からないし、他の選手についても見てみようと思います。