こんにちは、MAYです。
高橋大輔選手のコーチであるニコライ・モロゾフが
フランスのブライアン・ジュベールを再び指導し始めたそうです。
(ただ、このインタビューを読む限り期間限定なのかな?)
原文:Brian Joubert reunited with Nikolai Morozov
日本語訳は以下からどうぞ。
(お借りしました。ありがとうございます。)
———-日本語訳開始————
2014年ソチオリンピック前の最後の月、
ブライアン・ジュベールはロシアでニコライ・モロゾフと共に練習を行った。
彼らは長い間お互いを知っており、
モロゾフはジュベールのお気に入りのプログラム“マトリックス”を
振付た振付師でもある。
そして再び、彼らはフィギュアスケートファンを驚かす準備が整っているように見える。
私達はモスクワのノボゴルスクでブライアン・ジュベール、
そしてニコライ・モロゾフと、
彼らが取り組んでいることや来るオリンピックについての
想いなどについて話を聞く機会を得た。
二人にはほぼ同じ質問をし、
そしてそれぞれから興味深く誠実な答えを聞くことができた。
ブライアン・ジュベール
トレーニングについて聞かせてください。
目標は何だったのでしょう?ここではどれくらい達成できていますか?
Joubert: 目標は氷の上でとても自信を感じられるようになること。
技術的や身体的にというだけでなく、感情の面でもね。
自分の滑りに満足したいんだ。
ニコライは僕に沢山のポジティブなエネルギーをくれたよ。
僕らは沢山練習したんだけど、
まるで2006年の時のように感じられ始めたから可笑しいよね。
僕にはまた勢いがある。たとえ歳は増していたとしても、
それを感じないんだ。すごく嬉しいね!
ニコライとは何を取り組んだのでしょうか?まだ取り組まなければならないものは?
Joubert: とても忙しい1週間だったよ。
まずはSPを変えたんだ。それは目的じゃなかったんだけどね。
当初はプログラムを向上させたくてロシアに来たから。
でも彼が変えたがったんだ。でも僕も今は満足してるよ。
ヨーロッパ選手権までは時間がないけど、でも気にしないよ。
後はトランジッションを沢山練習したかな。
すごく良くなったのを感じてるよ!僕にとってそれがとても大切だから。
クアドも良くなったって思ってる。
クアドトゥや特にクアドサルコウがね。
ということは、振付だけではなくジャンプにも取り組んだと言うことですね?
Joubert: 最初の3日間は、殆どの時間を振付に使ったんだ。
そして今ジャンプやスピンに取り組み始めたんだよ。
例えば昨日は沢山ジャンプを跳んだ。
プログラムに自信を持てているかを確実に知る為にね。
コネクションやトランジッションが良いか確かめたいんだ。
プログラムで申し分なく機能するかどうかをね。
良い感触だよ、今は何回も何回も繰り返して準備する必要があるんだ。
ポワティエに戻るのはいつ頃になりますか?
Joubert: ポワティエには金曜日に戻って、土曜日には練習するよ。
ヴェロニク(ギヨン)と練習してニコライと作ったSPを見せたいんだ。
大会の前には地元に戻りたいよ。
ここも良い所だけど、ノボゴルスクでは何もやることが無いんだよ!
退屈すぎるんだよね。でもあまり余分な時間がないのが逆に助かってるかも。
ヨーロッパ選手権の後、またニコライとトレーニングする予定は?
Joubert: ああ、あるよ。ブダペストの後、少しだけ地元に戻って、
そしてオリンピックまでモスクワでニコライとトレーニングするつもり。
僕らはその予定については既に計画を立ててるんだ。
最後の質問です。キス&クライではニコライにも一緒にいてもらいたいですか?
Joubert: わかんないな。彼次第だと思う。
僕としては、イエスだ!キス&クライでは
ヴェロニクとニコライに一緒にいてもらいたい。
もし彼がそれを望まなかったら、僕は彼の考えを尊重してヴェロニクとだけで座るよ。
ニコライ・モロゾフ
なぜブライアン・ジュベールに一緒に働くよう提案したのでしょうか?
Morozov: 少し前にこうなったんだけど。
エレーナ(イリニフ)&ニキータ(カツァラポフ)とのトレーニングに集中していたけど、
私には昔教えたスケーターがいる。彼らは今シーズンが最後だとしてる。
そんな彼らを可能な限り助けたいと思ったんだ。
その2人がブライアンと大輔なんだよ。
彼ら二人ともが、競技や絶え間ない戦いに疲れを感じる年齢に達している。
だから今、彼らが“盛り返す”何かを得た時、
彼らが全ての可能性を実現できると私は考えているんだ。
何が達成されましたか?何か進展があったでしょうか?
また引き続き取り組む必要があることは?
Morozov: 沢山達成したよ!でもやるべきこともまだあるね。
ヨーロッパ選手権に向かってSPを変えたんだ。
彼がモスクワに来た最初の3日間で変えて、今はひたすら練習してるところさ。
ブライアンはかなり良い形にまできたよ。
オリンピックにはもっとずっと良い状態になってると思うね。
SPの為の新しいコスチュームもなんとか準備できたよ。
私たちに足りないのは時間だけだ。
でも彼はここでトレーニングするのを気に入ってるし、
良い感触も持ってると思う。私達が狙っているのは結果だけではないんだ。
ヨーロッパ選手権での目標はクリーンなSPを滑って、
FSではクアド2つを入れることだよ。
ブダペストの後、彼はまたここに来ることになってる。
またノボゴルスクで練習するんだ。
オリンピックでは何の問題もないはずだよ。
彼は速く学び速く覚え、そして速くモノにしてる。
そして彼は大きな進化をしてる。
このまま彼に対する仕事を続けたいね!
ブライアンとは何を練習しているのですか?振付にも取り組んでいるのでしょうか?
Morozov: 今はスケーティングに沢山時間を割いていて、
彼はとても向上してるよ。
彼は経験豊かなアスリートだし、覚えが早くて頭を使える人だからね。
そして私が今何を思っているかと言うと、
彼が引退するのは早すぎるってことなんだ。
少なくとも1年は続けることが出来る。
彼は身体的に健康だし、ジャンプも良く跳ぶからね。
彼の為に振付を作ることも出来るよ。
一緒に過ごさなかったこの7年で、ブライアンの何が変わりましたか?
Morozov: 大人の男になったね。
一緒に仕事するのがより楽しくなったよ。
この先も彼と一緒に働きたいと本当に思う。
大輔は全てを解ってる。彼はジャンプに取り組む必要があるだけだ。
でもブライアンにはまだ学ぶことがあるんだよ。
彼には完全なフィギュアスケートを知ってもらいたいと思ってるだ。
その年代になっても、彼らは“僕は誰よりも良く解ってる”っていう感じじゃないんだ。
彼は注意深く耳を傾け、何が必要とされているかを理解するんだよ。
それに彼は学びたい気持ちが強いからね!
もう30分滑るように言ったら、彼はそうするんだ!
最初の3日間で、私たちは1日に3つのプラクティスセッションをした。
私はこういう練習が大好きだし、楽しいことだね!
ブライアンとの仕事を楽しんでるよ!
———-日本語訳終了———-
ううむ、モロゾフは相変わらず思いのままに生きる感じですね。笑
今回はモロゾフがジュベールに『指導したい』という
オファーをして受け入れられたそうなのですが、
それが12月中旬、高橋選手が右ひざを故障し
思うような練習ができていない頃だったことが
みなさんいろいろとひっかかっているようですね。
(そして、私もちょっとだけ、ひっかかります。笑)
モロゾフはロシア人だし、オリンピックはロシアのソチで行われる。
だから、去年の全日本選手権がロシア選手権と
被ってしまったときにロシア選手権を優先しなければならなくなることは
なんとなく納得できるのですが
あの場に、高橋大輔が本当にぎりぎりに追い詰められていたときに
モロゾフがいたらどうなっていたんだろう、と試合後に思いました。
私自身、別にモロゾフに対して批判とかの意はないのですよ。
<私には昔教えたスケーターがいる。彼らは今シーズンが最後だとしてる。
そんな彼らを可能な限り助けたいと思ったんだ。
その2人がブライアンと大輔なんだよ。
彼ら二人ともが、競技や絶え間ない戦いに疲れを感じる年齢に達している。
だから今、彼らが“盛り返す”何かを得た時、
彼らが全ての可能性を実現できると私は考えているんだ。>
ここの文章だってモロゾフの二人に対する愛情を感じます。
ただ、最近大輔君を指導している彼を映像や写真で見る機会がないので
ちょっと、、心配しているだけです。(ひょっとして私が見落としてる?)
ソチ五輪のキス&クライで、モロゾフがブライアンの隣には座るけれど
大輔君の隣には歌子先生だけとか、そういうことにはならないでほしいな~
と思うだけです。
ジュベールは現在29歳、ソチオリンピックが
4度目のオリンピックとなります。
まだ現役であること、4回転ジャンパーであることが素晴らしい。
バンクーバーオリンピックでは
まさかの16位という結果に終わってしまいました。
今回、雪辱を晴らしてほしいと思います。
読んでくださってありがとうございました。
よろしければポチッとお願いします。
更新の励みになります^^
↓
人気ブログランキングへ
この記事へのコメントはありません。