フィギュアスケートの世界

羽生結弦が小学生の大会で勝てなかった人物 悔しさから思い出すNHK杯2014

羽生結弦が小学生の大会で勝てなかった人物 悔しさから思い出すNHK杯2014

こんばんは、MAYです^^
 

今日は久しぶりに羽生選手に
焦点を当てて記事を書いていきたいと思います。
 
 
彼も、ほんとにいろいろありましたが
スペインのバルセロナで行われる
グランプリファイナル進出を決めました。
 
 
19歳で五輪王者になった羽生選手。
まだ今年の話ですね、今年の2月です。
そして、翌月世界選手権を初制覇。
 

同じシーズンに
GPファイナル、オリンピック、世界選手権の3つで
優勝してしまった。
 
 
次のシーズンがこんな、大変なシーズンになるなんて
誰が想像したでしょうか。
 

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グランプリシリーズ2試合で
ショート、フリーともに
完璧とは程遠い出来となりました。
 

NHK杯の演技は、
練習不足が明らかに見て取れました。
 

(この練習不足は中国杯でのアクシデントが
原因なのは明らかですが
それさえも彼は原因としませんでしたね。)
 
 
 

今大会の6分間練習、
調子は良かったんですよね。
 

4回転も綺麗に降りていました。
 

ほんとに、去年の一番いい出来の4回転と同じくらい
またはそれ以上なんじゃないか。
 

そんな、美しい4回転。
 
 

でも、曲がかかるとやっぱり違うんですね。
 

コースがあるから。
 

4回転に入るコース。
 
 
彼の場合、今シーズンは挑戦として
3Aを最初にしていました。
 

イーグルからの3A、そしてイーグル。
 
 
それを、今回のNHK杯では先シーズンのように4回転を
一本目に持ってきた。
 

あまり練習できていなかった、
体力を心配してのことだったと思います。
 
 
ただ。
 

コースが変わっちゃうんですよね。
 

4回転のコースと3回転半のコースは
かなり違いますから
 

興味がある方は、もう一度見るとわかるかもしれませんが
 

ショートでの4回転の前のバッククロス
かなり窮屈そうにクロスしています。
 

自分が気持ちよく滑れるコースじゃなかったんです。
 

だから、4回転も上手くいかなかった。
 

曲がかかると音にも合わせなきゃいけない。
 
 
なかなかそのあたりが難しいんですよね。。
 
 
 

フリーは、個人的には良く滑りきったなと思います。
 

後半で3A-3Tを決めたのは彼の意地でしょう。
 

3回転ジャンプは確実に決めたのも
ファイナル進出の理由だと思います。
 
 
 

‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
 

ほんとに、辛かったと思います。
 

中国杯が終わって
日本に帰国して。
 

たくさん、批判されてしまいました。
 
 
何故出場したんだ。
コーチがとめるのが普通だろ。
 

物議はなかなかおさまらず、
6人で一度にリンクの中で練習するという制度自体を
問題視する声さえ上がりました。
 
 
『僕らの不注意。僕らが悪い』
 

羽生くんは、そう会見で話したそうです。
彼自身は中国大会、フリーを滑ったことを
後悔していないと思います。
 

ですが、
 

それでもたくさんの人に批判されることは
とてもつらいし、苦しい事だったと思います。
 
 
(今はネットもありますから
顔の見えない人から大量に批判されてしまったりもします。。)
 
 
 
 

NHK杯後、ゆづる君のインタビューのコメントをみて
ハッとしたことがありました。
 
 
記者『今回の悔しさはいつ以来ぶりに味わうもの?』
 

ゆづる『小学生以来ですね(笑)。
ここまでボロ負けしたのは小学生以来なので。
僕、ノービス上がる前の小学生の大会で絶対に勝てない人がいたし、
ノービス時代にリンクがなくなったときに
勝てなくなったことがありました。
全然ジャンプを跳べなかったんです。』
 

いつだったか。
 

確かスーパーニュースで
将来期待の男子フィギュア選手が特集されていました。
 
 
まだ、子供なのに
少しだけ体も顔も大人っぽい男の子と
 

両方とも年齢相応に見える男の子
 

その二人に焦点を当てた、特集でした。
 
 
その大人っぽい男の子は
ある大会で連続して優勝していた。
 

年齢相応に子供な男の子は
勝てなくて、悔しがっていた。
その年こそ、勝ちたいと思っていた。
 

そして、その年、やっと勝てた。
 
 
 

そうか。
 

あれは君だったのか。
 

日野龍樹に
自分が勝てたことを知って
無邪気に喜んでいたのは
 

羽生結弦。
 

あなただったんだ。
 
 
2007年くらいのことで
記憶もおぼろげで、
 

顔つきも全然違っていたから
あの男の子がゆづる君だったなんて
思いもしなかった。
 
 
あの男の子が
ここまでになるんだ。
 
 
なんだか、すごいなぁって
その言葉しか出てこなくて
胸がじんとしました。
 
 
 

NHK杯フリー終了後、たくさん泣いたと
インタビューで語った羽生選手。
 

6分間練習は、衝突を繰り返さないことを意識するあまり
集中できなかったとも語りました。
 

彼の場合、自分がと言うよりも
誰かに怪我させたくないという思い、
もう批判されたくないという思いが強かったのではないかと
私なりに考えています。
 
 
 
今回は、上手くいかなかったけれど
きっと大丈夫です。
 
 

あんな小さな男の子が
どの大会でも優勝を期待されるまでになりました。
 

日本男子初の五輪王者になりました。
 
 

羽生選手には、『今回の失敗がノービス以来だった』
と思いだすだけでなく、ついでにノービスからの
自分の成長をすこしだけ思いだしてほしい。
 
 
 
ここまで来たんだよと。
ほんのすこしだけ、立ち止まって
また歩き始めてほしい。
 
 
あなたはもっと強くなれる。
 

演技だってもっとうまくなってしまうかもしれない。
もっと、もっと色々なことが出来てしまうかも。
 
 
スケーターの成長には胸が熱くなります。
やっと発揮できた、そんな瞬間を見てしまうと
それが誰であれ泣きそうになります。
 
 
きっと、私のみならず
たくさんの人を熱くさせてきた羽生選手に
大きなエールを送ります。
 
 

がんばれ、ゆづる。
きっと次は跳べる。
 
 
 

今回はここまでです。
 

読んでくださってありがとうございましたm(__)m
 
 
 


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コメント

    • kana
    • 2014.12.04 13:51

    いつもブログ楽しみにしてます。
    勉強になります。
    すいません、ド素人なのでよくわからないのですが、羽生選手SPで
    前回 イーグル3Aイーグル → GOE3
    今回 カウンター3Aイーグル → GOE2でどちらもきれいに決まったのにイーグルからの入りの方が高評価ということはイーグルからジャンプの方が難しいということですか?

    以前TVで織田くんがカウンター3Aの難しさを説明してくれて理解できたのですがイーグルはよくわかりません。

    あと、FPで3A-1-3Sのコンビネーションを飛んでましたが、4T-3T位のすごい基礎点なのにどうして最近は誰もプログラムにいれないんでしょうか?3Aの得意な選手は入れればいいのにって素人なので思ったのですが、難しいコンビネーションなんですか?羽生選手しか飛べないとかですか? 
    初めてなのに質問ばかりですいません!!もし時間があればお願いします。

      • MAY
      • 2014.12.04 22:54

      kanaさん、コメントありがとうございます!
      いつも読んでくださっているとのこと、
      とても嬉しいです^^

      質問の回答ですが
      私はどちらも同じくらい難しいと思います。
      というか、それは選手の得意・不得意によるのですが。

      イーグル3AイーグルでGOE3といいますと
      今シーズン初戦の中国杯のショートでしょうか?
      あれは、本当に完璧でした。。
      素晴らしいジャンプで文句のつけようがなかった。
      (ジャッジも、全員が+3をつけました。
      そんなジャンプみたことありません。。)

      今回のカウンター3Aイーグルは
      すこしだけ、軸が左側によりました。
      綺麗な右軸と言うよりは、少し左にいってしまったのです。
      ですが、素晴らしい3Aであることには変わりありません。
      (むしろ、左軸気味になったのでジャンプを降りた後の
      イーグルがスムーズでカッコよかったと思います。笑)

      ですので、今回の3Aの評価が前回より下がったのはそこかな?
      と思いました。

      イーグルはスーッと3A直前まで前向きに滑っていきますし
      カウンターからの方が、ターンをしてからのアクセルなので
      カウンターの方が難しいように思いますし
      (コーチもこちらの方が難しいといっていました。)
      羽生くんの場合、カウンターからの3Aの方が飛距離がすごいので
      私は個人的にカウンターからの3Aの方が好きなんですが。笑

      3A-1Lo-3Sは、とても難しいジャンプであることは間違いないです。
      普通の選手だと、3Aを降りるのも結構大変ですからね。笑
      そもそも、3Aのあとに1Loをつけてコンビネーションをとぶ
      というのはプルシェンコ選手くらいしかいなかったのでは
      ないかと思います。
      1Loは体のコントロールが凄く難しいんです。
      左足にインに踏みかえた後、インにのりすぎてしまえば
      次のジャンプ3F、または3Sを跳ぶことが出来ません。

      宇野昌磨選手が練習中に3A-1Lo-3Fを跳んだとの記事を書きましたが
      試合で挑むかどうかはまた別の話でしょうし、
      しかも羽生選手の場合後半にそれを跳んでいるわけで^^;

      そんな理由で、3Aが得意な選手でも
      1Loにつなげるのは難しいことだと思っています。
      ただ、無難に3A-3Tを決める選手が増えてきましたし
      高みを目指して練習し始める選手もいるかもしれませんね^^

    • kana
    • 2014.12.05 8:04

    返信ありがとうございました!
    詳しく説明して頂いて大変わかりやすかったです!
    疑問が晴れてスッキリしました。
    コメント連投してしまってすいません・・どちらか消せますか?

    イーグルサンド3Aは織田くんが、僕はぜっっったいにできません!!って興奮しながら言ってたので、へ~そんな難しいんだと思いましたが、カウンターの方が難しいのですね。簡単にやってしまう羽生選手って本当にすごいんですね。

    3A-1Lo-3Sもよく見る3A-3T、2Tより3A-1Loと1回転につなげる方が簡単なんじゃとおもってましたが、コントロール難しいんですね。
    理解して試合見るとまた面白いです。

    ありがとうございました!!
    またおねがいします!!

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