こんばんは、MAYです。
シューマッハーさんからコメント欄にて質問をいただいたので
今回はこの記事で回答したいと思います。
以下コメント欄より抜粋
『はじめまして。靴を生業としている職人です。
羽生選手の新聞の写真で靴に興味を持ち読まさせていただきました。
いくつか靴について知りたいので教えてください。
① フィギアスケートの靴は、ヒールが高いのが一般的ですか?
また高さは選べるのですか?
② 足と靴が合わないことがたびたび問題になっているようですが、
オーダーで作られていないのでしょうか?
またオーダーされるのは採寸だけで、
型を取るようなことはしないのですか?
スピードスケートでは型をとるようなことを読んだことがあります。
③ スキー選手などは靴にインソールを入れますが、
フィギアスケートでは、靴の中はどうなっているのでしょうか?
いろいろこまかくてすいません。教えてください。』
抜粋終了
1、2、3と分けて質問をしてくださっているので
この番号の順番のまま答えさせていただきます。
1、そうですね。フィギュアスケートの靴はかかとが高くなっています。
ただメーカーによって高さが異なります。
私は、一番最初の靴はジャクソンの
プロフェッショナルという靴を使っていました。
(ちなみに、この靴はかかとが木製でした。)
今はエディアのコーラスという靴を使っています。
(この靴のかかとはプラスチック製です。)
エディアの方が若干かかとが高くなっていたと思います。
変えたばかりの頃はそれによってスピンやジャンプが
やりにくくて慣れるまでに少し時間がかかりました。
選手でも、『この靴のかかとの高さが
重心が来て欲しいところに自然に行く』
というのがあるようです。
トップ選手にもなると、ほとんどのメーカーを
試したことがあるのではないかと思うので
自分にぴったり合うと感じるかかとの高さのものを
選んでいるのではないかと思います。
2、型をとって作っている人にも出会ったことはありますが
その方は趣味でスケートをやっている方でした。
スケート選手では、、、すみませんがわかりません。
ただ、彼らは一般的に大量生産の靴を使っているのではないかと思います。
なぜかというのは直接聞いたことがないのでわかりませんが
私が考える一番の理由は『お金がかかるから』というものだと思います。
そのシーズンが一足だけでもつなら
進んで型をとってオーダーで作ると思うのですが
残念ながら彼らは何足も一シーズンで履きつぶします。
四回転をやる男子選手だと
一年に何十足も必要だという話も聞いたことがあります。
それを全部オーダーでつくるというのは
かなり厳しいものがあるのではないかと思います。
(大会で入賞すれば賞金は出ますが
ゴルフのような額の賞金がもらえるわけではないので。
アマチュアスポーツの苦しいところかもしれません。。)
3、フィギュアスケートの靴の中にもインソールは入っています。
ただ、インソールをとると軽量化(または通気性?)のために
小さい穴が数個あいている靴もあります。
ただ、やはり足の厚み、幅なども個人差があるので
インソールを薄いものに変えたり
靴下を薄いものに変えたり分厚いものにしたりして
靴がぐらぐらしないようにし、ぴったり合うようにして
滑っています。
(ただ靴下を厚いものにすると足の感覚が鈍るので
インソールや靴ひもをきつく縛ることなどで
調節したほうがいいという話をよく聞きます。)
ちなみに、羽生選手のショート『パリの散歩道』の
振り付けを手がけたジェフリー・バトルさんは
裸足でスケート靴を履いていたそうです。
そちらのほうが感覚がつかめるそうです。
ちなみにその証拠のお写真がこちら。(お借りしました)
靴下を脱いでスケート靴を履いている最中ですね。笑
すみません、ちょいちょいいらないことを書いてしまったかもしれませんが
以上で回答とさせていただきます。
シューマッハーさん、質問ありがとうございました^^
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こんにちは早々のご返事ありがとうございます。
靴に大変苦労されているのが良く理解できました。
以上