フィギュアスケートの世界

浅田真央への感謝 ソチ五輪フリーを終えて

浅田真央への感謝 ソチ五輪フリーを終えて

こんばんは、MAYです。
 
ソチオリンピックも終わりましたね。
 
フィギュアスケートのエキシビションも終了し、
選手たちもソチから帰国しました。
 
 
少し遅くなってしまいましたが
 
今回の記事では
タイトル通り、浅田真央選手のことについて
書いていきたいと思います。

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フリーからの数日で
ニュースや特集で何度彼女の演技を見たかわかりません。
 
 
 
でも
 
何度見ても、最後のフィニッシュでこみあげてきます。
 
彼女がプレッシャーやいろいろなものから
解き放たれた瞬間を目にしてしまったとき
 
ああ、よかったと
 
目が熱くなります。
 
 
 

こういうブログを書いている以上、
選手には敬称をつけるべきだということは理解しておりますが
ここでは、やはり馴染みのある『真央ちゃん』と呼ばせてください。
 
 
 
 
真央ちゃんからは、今回たくさんのことを学びました。
 
人にとって大切なものをたくさん教えてもらいました。
 
人には、強い面と弱い面があるということ。
 
もう、無理だと思ったときでも
それでも挑戦し続けること。
 
 
 
 
彼女は今シーズン、
一度も綺麗なトリプルアクセルを跳べていなかった。
 
『跳べた!よかった!』と私たちには見えても
ジャッジの目ではすこし回転が足りないと判断されてしまっていました。
 
 
 

そんな大技を
オリンピックのフリーという舞台で完ぺきに決めてしまった。
 
最後のジャンプ、トリプルループの跳ぶ前の振りと
跳んだあとの振りのキレ
 
最後のステップから迸る情熱。
 
 
 
演技後、フィニッシュポーズでまるでなにかから解放されたように
泣き出す彼女を見て、『ああ、彼女の全力を出せたのだ』とわかり
思わず泣きそうになりました。
 
 
 
実は、演技中は泣けなかったのです。
 
 
 
すごく、すごく
 
難しいプログラムをこなそうとしているとわかっていたから。
 
 
 
フリップ、ショートで回転不足だったなあ、大丈夫かな
 
ループ、怖いな、頑張って跳んでくれ!
 
頑張れ、頑張れ
 
 
 
そんなことを思いながら、必死に祈りながら
 
彼女の4分間の演技を見ていました。
 
 
 
ショートであんなに浅田真央という選手が
失敗してしまったのは初めてだったでしょう。
 
ショート16位発進なんて考えられないことでした。
 
フリーのことを考えると
どんなに怖かっただろうか、
と少しスケートを齧っただけの私は思います。
 
 
 
でも、たった一日で彼女は復活してしまった。
 
嬉しかったです。
ほんとに、神演技ってこういうことなんだ
と思いました。

演技後あんなに泣いていたのに
 
お客さんに挨拶するときは笑顔。
 
『真央ちゃんの笑顔が見たい』
 
そんなファンの応援メッセージに
応えてくれたのですね。
 
 
 
佐藤信夫コーチも目がうるんでいましたね。
 
体を傾けて
目を潤ませながら
真央をじっと見つめる信夫先生。笑
 
ひょっとしたら、しっかり見てしまったら
泣いてしまったのかもしれませんね。
 
 
 
ジェントルマンな信夫先生が
真央と何のためらいもなくハグする光景を見て
また、ああよかった、と。
 
コーチだけでなく、彼女の大切な人たちの思いが
しっかり彼女を後押ししてくれていたのかもしれないですね。
 
 
 
私は今回の彼女の演技をきっとずっと覚えている。
 
魂の滑りをずっと忘れない。
 
 
 
浅田選手は支えてくれた人々への感謝を述べました。
 
私は支えてなんてあげれてないけれど、
あなたへ感謝を伝えたい。
 
 
 
素晴らしい演技を見せてくれてありがとう。
あんな演技を見ることが出来てよかった。
 
 
 
スケート、好きでよかったなと思った
ソチ五輪でした。
 
 


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コメント

    • Keito
    • 2014.02.25 21:55

    いつも楽しく読んでいます。Twitterでご挨拶したkeitoです。浅田選手のフリーMAYさんはどう書くのかな?と思ってました。また感動が蘇り涙しちゃいました。最初のジャンプが決まった時の、『降りたぁっ‼︎』と実況の方の叫びのような歓喜の声から、みんなが一つになった気がします。本当に感動しました。リアルタイムで観て良かったです。Twitterでも感動をみんなで分かち合えましたね。

    • L’oiseau Bleu(ロワゾーブルー)
    • 2014.02.26 14:55

    MAYさんこんにちは。お忙しいと思いますので更新は息抜き程度で(´▽`) ホッ
    今めっちゃソチロス(織田氏談 (笑))です

    うーん、浅田選手凄まじかった
    もう回転不足がどうの、スピンステップのレベルがどうの、どうでもよくなるような演技だったと思います。逆にあの演技を客観視しなくちゃいけないジャッジがかわいそうなくらい(笑)

    世間的にはトリプルアクセルなんでしょうが、自分としてはラスト2つのジャンプ(3F-2Lo-2Loと3Lo)が特に良かった。チェックがバシッっとハマって、男子フリーのデニス・テン選手の演技みたいでした。
    ステップシークェンスからコリオシークェンスも力強い上にしなやかな流れでした

    信夫先生珍しくハグしてましたね(ノ゜⊿゜)ノびっくり!!久美子先生もいたらずーっとハグしてたんだろうなぁ

    良かったねというよりありがとうと言いたいです

    • ななみ
    • 2014.02.26 19:29

    MAYさん、記事ありがとうございます。
    真央さんの記事お待ちしておりました^^

    私もまだ見て泣いている日々です。何度見ても感動しますね。こんなに迫力のある演技だったとは…。スピード感や躍動感も凄かったです。
    正直、真央さんの演技が終わると「あぁ..また回転不足か…」と思ってしまう自分もいましたが、なんだか今回は、そんなものどうでもいい!と思ってしまうような演技でした。(本人的にはそう思っていないかもしれませんが^^;)

    ※あと、上位選手の順位でもめ事が、とコメントされていた方がいましたが、ISUが「公正だった」と返したようです。それからタラソワ氏もインタビューでスピンのことと、2A-3Tを成功させたことを元に言及されておりました。またこのような問題を起こした側に対しては「ISUルールをもう少し勉強した方がいい」とのこと。
    記事を目にされた方も多いと思いますが「私ならもっと低い得点を付ける」とも。
    相変わらず辛口毒舌ですが(笑)、納得がいかないと思った時に、このブログのような存在があちらにもあれば良いなぁと思いました。

    ヨナさんは相変わらずのジャンプの安定感と、大人っぽくてキレイだなぁと思う演技でしたが、今回ソトニコワちゃんやリプニツカヤちゃんは、その子たちにしかできないスピンや表現をしたなぁ~という印象です。
    コストナー選手も、笑顔でジャンプしているのに驚きました(・∀・)
    大抵の選手はジャンプ前は真顔になりますよね。コストナー、笑顔のまんまなんです。ホントびっくりです(笑)前からでした?

    • きれじろう
    • 2014.02.26 21:18

    >大抵の選手はジャンプ前は真顔になりますよね。コストナー、笑顔のまんまなんです。ホントびっくりです(笑)前からでした?

    空気読まないコメントしちゃう私ですが、ジャンプの際の笑顔と言えば我らが織田信成さんです。私はこの動画を見て、彼のファンになりました。
    こんなテレビの企画を快く受けてしまう彼の度量に感動しました。

      • ななみ
      • 2014.02.27 19:58

      ありがとうございます。癒されました(笑)
      皆さん、ジャンプのスローでは変顔ですよね(笑)それを写真などで切り取られるのはかわいそうといつも思っておりました^^;

      コストナーさんの件では、試合を通してジャンプの助走や入りの時まで笑顔でしたので、他の選手にはあまりないことだなぁと感心した次第です^^
      彼女の魅力が倍増しました!
      もちろん織田くんも最高です。

    • ベルコ
    • 2014.02.26 23:19

    MAYさん、「採点について思ったこと」の返信ありがとうございます!!
    いまだに涙腺がゆるみ、涙腺が緩んだ人の話題を見てもまたゆるむ日々(^^;

    でも笑顔をくれるのは織田信成さんですね。
    彼が真央ちゃんのフリーを見て泣いている動画がありました。
    ちなみに只今きれじろうさんの紹介動画も見てほっこり笑顔をいただきました。
    彼のやさしさ、楽しさは並大抵ではないですね(^^♪

    全日本の大会で「大ちゃんがんば!」のセリフとか、ソチで大輔選手と中継中に織田信成さんが会話する前に泣き出してしまうところとか(#^^#)

    ソチオリンピックは感動、感動で幸せな気持ちになりました(^^)/

    採点については、まだまだ疑問も勉強不足もありますが。
    今後も疑問をコメントさせていただくと思いますが、お手すきな時間帯にでも答えいただければと思います(^_^)

    真央選手の森さんについての回答を上手くかわし、逞しいセリフに益々ファンになってます(^^♪

    • まっちゃん
    • 2014.02.27 13:00

    MAYさん、はじめまして。

    浅田真央さん、感動しましたね。
    理屈はうまく言えませんが、
    実力云々より、ただただ努力する姿を応援したくなり、
    成功や失敗のひとつひとつに共鳴してしまう、
    稀有な愛すべき存在だと思います。
    ぼちぼち1週間経ちますが、今思い出しても
    目頭が熱くなります。

    私はいつも、これからも彼女が大好きです。

    ところで、突然おじゃま致しましたのは、
    ジャンプの回転不足について調べていた流れで
    ここにたどり着いたからです。

    私もジャンプはエッジを見ていると勘違いしていた派ですが、
    そうでないことは理解できました。
    ただ、『プレロテ』について、他のサイトの説明を見ても
    よく分りません・・・

    例えば、スケーターが『早く回転したい』と気が急くあまり
    氷から足が離れる前に上半身をあまりに捻じり過ぎた場合、
    基準となる『進行方向』の角度が捻じれの分ブレてしまい、
    損をしてしまう、的なことでしょうか・・・?

    浅田真央さんはこの癖が顕著だというコメントを他サイトで
    いくつか見ました。
    彼女が基礎を見直したのもこれが理由でしょうか?
    そして、MAYさんから見て、
    今季の真央さんはこの癖を修正できたと思いますか?

    もし癖が修正出来ているなら、彼女はこれからさらに伸びると思うし、
    ソチ以上の演技は今は想像出来ないけれど、
    もしそれが見られるなら、現役続行してほしいなあ、と
    勝手ながら願うばかりです・・・

    • L’oiseau Bleu(ロワゾーブルー)
    • 2014.02.27 20:34

    まっちゃんさん、回答になってないかもしれませんが横槍を入れてみます

    まず、基本的にスケートは常に弧を描きながら滑っていることをご理解ください。テレビ映像で切り取られるとまっすぐ滑っているように見えますが、ほぼ常に内外どちらかのエッジで滑っているので弧を描きます。大きく倒すと半径が短く(rがきつい)フラットに近いと直線に近くなります
    。前向きに滑るときは右足アウトエッジ・左足インエッジに乗ると時計回り、右足インエッジ・左足アウトエッジに乗ると反時計回りのトレースになります

    次にジャンプは大きく分けてトウジャンプとエッジジャンプがあり、トウループ、フリップ、ルッツはトウジャンプ、サルコウ、ループ、アクセルはエッジジャンプです
    トウジャンプは文字通りトウを衝いて両足で離氷するため比較的高さが出しやすく、回転する力は上半身のひねりや直前にターンを入れて得たりしているように見えます
    エッジジャンプは急なカーブを描いて急制動を掛ける反発を利用して飛び上がります。回転する力も上半身のひねりに加えてこの急なカーブを利用するのでどうしても氷上である程度回ってから跳びあがることになります。それはジャンプの特性なのでしかたがないというか、「そういうもの」なんです

    ルール上はプレローテーション(チート)は
    アクセル以外(後ろ向きに踏み切るジャンプ)は明らかに前向きに踏み切った場合。アクセル(前向き踏切)は明らかに後ろ向きに踏み切った場合がチートとしてダウングレードされます。
    氷上で回る量は回転数によっても違いますし、選手によっても違います。平均より多いからと言ってGOEが下げられることはないと思います

    浅田選手が基礎を見直したのはベースのスケーティングのスピードを上げた上でそのスピードをうまく利用して降りた後の流れのあるジャンプを目指したほうが大きいと思います。あと、成長期前は軸の細さで回り切っていたジャンプが成長期を過ぎて軸の細さでは回り切りにくくなり、これもスピードを利用して回りきる目的があったようです

    • きれじろう
    • 2014.02.27 21:08

    まっちゃんさん

    MAYさんは卒論にお忙しいと思われますので私が回答させていただきます。

    「プレロテ」はファンの造語で、正式には「チートジャンプ」と呼び、回転動作に入ってもまだ離氷しない状況のことを言います。

    浅田さんの場合、アクセル以外は180度ギリギリで離氷することが多いのは事実ですが、別に規定違反ではありません。
    これは昔も今も変わりません。

    ルール上はチート状態が180度まで認められており、また例えばサルコウなんかですと「必ず」180度は離氷前に回転してしまうものです。
    3回転は勢いをつけないと跳べないからです。

    なので、そもそも「離氷時のダウングレード」は特にシニアに対しては全員に甘いです。

    バンクーバー五輪時の浅田さんの課題は
    ・ジャンプコーチをつけられなかった為にフォームが崩れてしまったこと
    ・スケーティングがやや疎かだった為に、スピードをジャンプに変換するのが難しかったこと
    (スケーティングスキルによって高速でエレメンツをこなすことが出来る事は重要であり、従ってスピードをジャンプに変換できることで高く評価される要因になり、GOEが伸びることになります。)

    ですので佐藤さんが浅田さんを指導するのにやったことは「スケーティングスキルの向上」でした。
    それが結局はジャンプのGOEを引き上げることに繋がるからです。

    で、個人的にはかなり改善されて、去年の四大陸3Aの高いGOEは佐藤さんと浅田さんの二人三脚の成果が見事に表れたものだと思います。

    • きれじろう
    • 2014.02.27 21:11

    すいません。最後の段落は修正。文章の見直し前に送信しちゃいました。

    「で、かなり改善されて、去年の四大陸3A SPの高いGOEは佐藤さんと浅田さんの二人三脚の成果が見事に表れたものだと思います。」

    • きれじろう
    • 2014.02.27 21:14

    あれ?L’oiseau Bleuさんも回答しておられたのね・・・。

    • L’oiseau Bleu(ロワゾーブルー)
    • 2014.02.28 0:47

    きれじろうさん、お疲れ様です
    絶妙に説明したい点が散っていたりするんでいいんじゃないですか?(笑)

    あと、回転しようとして先に顔や左肩が回り始めながら跳びあがると、軸が曲がって結局回り切れなくなってしまうようです

    プレロテだから基本ができてない、回転不足だと主張しているのはジャンプの特性やルールを理解してないと思われますのでご注意ください

    • まっちゃん
    • 2014.03.01 4:01

    きれじろうさん、
    ロワゾーブルーさん、
    丁寧な解説ありがとうございます。

    先ほどフジの特番を見て、またも涙、涙・・・

    ジャンプについて解説や佐藤信夫コーチのコメントがありましたが、
    お二人とも同じ内容を説明されていて、感嘆しきりです。

    以前どこかで佐野実さんが、放物線とか滞空時間という説明をしていた
    ように思います。近年の浅田真央は筋肉量が増した、とも。
    確かに以前より身体に厚みがあり、アスリートらしくなりましたね。
    それでも佐藤コーチは「ジャンパーの体型ではない」と仰っていました。
    才能も並でないとは思うけれど、努力した時間と密度の濃さを考えると
    またナミダ・・・。

    ところで、幼少時に一般のリンクで練習していた映像を見てふと思ったの
    ですが、スペースのない環境で早い時期にジャンプを覚えてしまったためにコンパクトになってしまったのでしょうか?

    同じ環境でも小塚選手はスケーティングに定評があるし、一概には
    言えないと思うのですが・・・。

    回転不足やプレロテについて、この頁やブログ内のお二人の解説、図や写真をもう一度読み返し、自分の大きな勘違いに気づきました。
    フィギュアのジャンプは進行方向の「軌道」に沿うのが前提の筈なのに、
    ジャンプのみを切り離して考えようとしていました。

    実際にジャッジする場合を想定し、こんな風に想像してみました。

    アクセル以外の5つのジャンプの場合、
    ・選手は顔や身体、つま先が審判と向き合った状態で踏み切り、
    ・空中で回転し、
    ・再び審判と顔を合わせ、つま先も審判に向いた状態で着氷

    が、理想。ただし、

    ・プレロテは基準の範囲内で認める
    ・ 〃  が基準を超えたらチート(ズル)
    ・着氷時、審判から選手の横顔しか見えなければUR、お尻ならDG
    ・ 〃  顔が審判を向いていてもつま先が明後日の方向ならURかDG

    審判と目を合わせながらジャンプって、想像すると妙ですが・・・

    回転不足は、着氷後の体の向きやが多少とも本来の位置からずれるので、
    演技中に修正せざるを得ず、プログラムの完成度を下げるという側面が
    あるのですね。だからジャッジが厳しいのかなあ。

    再び想像してみました。

    審判は、選手がジャンプする前から軌道やエッジ、体の向きを凝視し、
    離氷から着氷までを見張り続け、ずれたり怪しいと見なせばビデオ判定、
    ということを、競技中延々繰り返しているのですか?予選は1日24人分?
    スピンやステップも見るのに・・・瞬き出来ない・・・。

    神経は使うし疑われるし、審判は引き受けたくないですね。
    依頼も来ないけど。

    余談ですが、五輪直後なので、スピードをジャンプ力に変える一瞬の
    タイミングがスキージャンプを連想させ、沙羅ちゃんも心細かったの
    かなあ、と、またまたナミダ・・・です。

    新参なのに、長々スミマセン。
    MAYさん、卒論頑張って下さい。

    • きれじろう
    • 2014.03.01 10:56

    まっちゃんさん

    >スペースのない環境で早い時期にジャンプを覚えてしまったためにコンパクトになってしまったのでしょうか?

    経験者のMAYさんが一番確実な答えをしていただけると思うのですが、結局は当てはまる人と当てはまらない人が居るという見も蓋も無い話になるのかなぁと私は想像してます。

    例えば荒川静香さんは流れるような美しいスケーティングが魅力の人ですが、時折テレビで佐藤有香さんが解説されていたように、彼女はものすごくスピードが速い。
    ジャンプの前に減速するような素振りも全くありません。

    まあ、ここはMAYさんにお任せします。

    >アクセル以外の5つのジャンプの場合、
    >・選手は顔や身体、つま先が審判と向き合った状態で踏み切り、
    >・空中で回転し、
    >再び審判と顔を合わせ、つま先も審判に向いた状態で着氷

    お話の前提条件が
    ・進行方向=審判に向かってジャンプする
    ・踏み切り=離氷の瞬間
    であれば、
    アクセル以外の場合、理想は離氷時に審判に向いているのが後頭部で、着氷時も後頭部です。
    (アクセルは離氷時が顔の正面、着氷時は後頭部)
    また、その場合、審判と向き合った状態で着氷したとすると、進行方向を時計の文字盤の12時として6時の位置ということであり、転倒する可能性が高くなります。

    理想としては時計の文字盤で進行方向を12時とすると、その着氷範囲はとてもせまくてせいぜい1時から2時あたりだったりします。
    トウ着氷時点で12時の位置に着氷してしまうと回転を制御できず、これまたすっ転ぶ可能性が高くなります。

    続く

    • きれじろう
    • 2014.03.01 10:56

    続き

    >回転不足は、着氷後の体の向きやが多少とも本来の位置からずれるので、
    >演技中に修正せざるを得ず、プログラムの完成度を下げるという側面が
    >あるのですね。だからジャッジが厳しいのかなあ。

    大きい理由は怪我の防止だそうです。
    着氷時に足にかかる荷重はとても大きいものですから。

    それと、コンパルソリー廃止後、スケーティングが雑になり、技の正確性も問題になりました。
    当初の新採点方式への移行期に、いきなり変えるのも問題なので、それほど厳密にはせず、それを2008-2009シーズンに初めて適用しました。
    確かにしっかり跳べる人と回転が足りない人で点数が同じというのも、ある意味不公平ですよね。

    >神経は使うし疑われるし、審判は引き受けたくないですね。
    依頼も来ないけど

    競技会が終わったとき、審判は全員ヘトヘトだそうです。
    そして納得いかないファンからボロカス言われる。
    なんとも辛い仕事です。
    それでも続けるのは、本当にフィギュアスケートを愛しているからなんでしょう。

    ファンの方も好きな選手だけでなく、フィギュアスケート全体で物事を考えてくれると嬉しいんですけどね。

    • まっちゃん
    • 2014.03.01 20:03

    きれじろうさん、
    素人の数々の図々しい質問におつきあいいただき、感謝します。
    説明のひとつひとつが納得でき、霧が晴れるようです。

    あまり丁寧にお答えいただくと、益々質問したくなるのですが、
    大分すっきりしたので自重します。

    お察しと思いますが、私は全く一般のフィギュアスケートファンで、
    スケートは前進しか出来ず、知識も折々にいろいろな情報源から
    見聞きする程度です。

    ただ、不正ありきで演技を監視し、不正をあばこうと躍起になっている
    方々の行動や言動は、大体が感情的で根拠もはっきりせず、
    せっかく良い演技をした多くの選手の影の努力や、乗り越えた様々なこと
    の重さをないがしろにしているようで、だいぶ以前から何か納得出来ずに
    いました。

    自分自身、正しい基準など分からず、何かもやもやしていたのですが、
    このブログで根拠のしっかりした説明や、客観的なコメントを拝見出来、本当に嬉しくなり、少し浮かれた部分もあります・・・。

    MAYさんもきれじろうさんも、お忙しいのにスペースをお借りしたうえ
    お手間を取らせ、恐縮しています。

    世界選手権に向けて、また「勉強」します。
    ブログはまた訪問させていただきたいと思いますが、質問攻めはもう
    しないつもりなので、何かの折にはまたおつきあいいただけると
    嬉しいです。

    あ、審判にジャンプをアピールする場合は後頭部、が自然ですよね。
    私は何故か審判から遠ざかりながらジャンプすることを想像していました。
    何かしっくりしないなあ、と思った・・・。

    • きれじろう
    • 2014.03.02 11:34

    >あ、審判にジャンプをアピールする場合は後頭部、が自然ですよね。
    私は何故か審判から遠ざかりながらジャンプすることを想像していました。
    何かしっくりしないなあ、と思った・・・。

    あー、すみません。私の早合点でした。

    ちなみに、ジャンプに限らず、同じ場所に偏っているとよろしくなくて、「リンク全体を使って演技する」というのがPCSを引き上げる要因になります。なので、ジャンプはあらゆる場所、あらゆる角度で審判にアピールすることになりマス。

    私も勉強中でっす。

    • スマイルプロジェクト
    • 2014.03.04 1:10

    この度、ソチオリンピックで沢山の感動を与えてくれたフィギュアスケーター達に笑顔のお返しをと思い、有志の集まりで『スマイルプロジェクト』を発足いたしました。
    ブログ主様やこちらにいらっしゃる皆様に、是非ともご参加していただきたく案内させていただいた次第です。
    詳細は以下になります。

    http://www.smile-project.info/

    当プロジェクトの主旨にご賛同いただけるようでしたら、拡散のご協力についても是非お願いいたします。
    尚、ご質問等につきましては、当ブログにて対応いたしますのでご安心下さいませ。
    【お問い合せ:info@smile-project.info】

    スマイルプロジェクト

    • L’oiseau Bleu(ロワゾーブルー)
    • 2014.03.04 15:43

    >まっちゃんさん
    疑問に思うところがあれば自重なさらないほうがいいかと思います。
    そのほうがせっかくのシーズン終わりの世界選手権楽しめるじゃないですか。
    せっかくなのでシングルだけじゃなくてペア・アイスダンスも楽しんじゃいましょー

    • きれじろう
    • 2014.03.05 0:37

    現在、ベルコさんのご期待に応えるべく、スピンとステップを読者の皆さんに簡単に分かっていただける作戦を思案中。ぐうう・・・ジャンプより全然説明方法が難しい・・・。世選までにせめてスピンは間に合わせたい・・。
    これ、コメントだけでは難しいかも。写真が無いとなぁ。GIF動画がベストだけどやり方が分からん。

    • union
    • 2014.03.16 16:54

    初めまして、unionと申します。
    空気読めていないコメントかもしれませんが、
    お礼を申し上げたく、書き込みさせていただきます。

    私はフィギュアスケートを見るのはオリンピックの時位なので、
    にわかファンとも言えないほどの者です。
    それでも、今回ソチ・オリンピックでのフィギュアスケート大会を見る事をとても楽しみにしていました。
    オリンピック前にちょっと情報収集しようとネットを彷徨っていた時、某クマさん漫画を見つけてもの凄くショックを受けました。
    最初は懐疑的だったのに、いつのまにやらクマさんに付いて行っておりました。

    オリンピック後もモヤモヤしつつ、MAYさんのこのHPにたどり着きました。沢山の記事、沢山のコメントを読まさせて頂きました。
    そして、「この点数おかしいよ~」と思う”感情”の先には、
    「不正が行われている!」と主張する”行為”だけでは無く、
    「点数の理由を探ろう!」と採点方式を勉強するという”行為”
    もあるんだと教えてもらいました。

    モヤが晴れてみると、詳しい知識が無くてもフィギュアスケートを見る事がただ楽しいと感じている自分がいました。
    それがとてもとても嬉しくて、MAYさんはじめ他の方々にもお礼を申し上げたくこのコメントを書いております。

    きれじろうさん、L’oiseau Bleuさん
    いつも詳しい解説本当にありがとうございます。
    私には余りに難しく(汗)正直ほとんど理解する事はできないのですが…それ故に、
    ・フィギュアスケートの採点方式を自分が全く理解していない事(恥)
    ・不正が行われていると主張する意思が自分には無い事(判断不可能なので)
    ・クマさんには付いて行きたくない事
    を、自覚する事ができました。

    分からないながらもコメント欄でのやりとりを読んでいると、自分の想像を遥かに超えたフィギュアスケートの奥深さに、びっくりしたり、おののいたり、感動したりで楽しいです。何故かスケートしたくなります^^
    他の方々にも併せてお礼申し上げます。ありがとうございます。

    幸い(?)知識があまりにも無い為、曇った目で見たキム・ヨナ選手の演技も「綺麗~」という事しか分かりませんでした。
    オリンピック中継で見た選手達の演技の数々、ドラマの数々(浅田選手のフリーの演技にはやはり涙がでました。)それだけでも、私には充分でした。
    今月の世界選手権も、テレビの前でですが楽しみたいと思っています。

    MAYさん、
    MAYさんの冷静でありながら心あふれる文章、柔和であっても毅然とした態度にとても感服します、そしていつも癒されます^^
    ありがとうございます。
    ファンとも言えない私ですが、またお邪魔させて下さい。

    おまけ
    米NBCのサイトで「タラとジョニーのファッションチェック!!」なる記事を見つけまして、面白かったので紹介させて下さい^^

    http://www.nbcolympics.com/photos/tara-and-johnny-reviewing-seasons-fashions

    タラ・リピンスキーさんとジョニー・ウィアーさんが
    今季のスケート選手の衣装をファッションチェックしている記事です。

    1位 浅田真央選手 フリー(米ではlongと呼ぶのでしょうか?)
    2位 浅田真央選手!ショート
    お二人共、浅田選手の衣装を大絶賛です!…そして
    3位 町田樹選手!!フリー

    エアーギター、逆バレンタイン発言、そして何と言っても「火の鳥」!!
    今回すごく好きになった選手なので、贔屓してこれだけ訳してみました。(あ、ざっくり訳なのでその辺ご容赦ください…)

    タラ・リピンスキーさんのコメント原文(以下、抜粋)
    ”Runner up: Tatsuki Machida
    Lipinski: That “Firebird” costume for the long program, I love it! It’s very Machida, right? At first I thought, ‘Wow, that’s too much,’ especially with the feathers – it was a little too literal for me – but it grew on me and really works for his program.”

    ざっくり訳:
    ”あの「火の鳥」の衣装大好き!すっごく”町田”っぽいでしょ!
    最初見た時は、いかにも羽根ですっていう感じが、やり過ぎかな~て思ったんだけど…どんどん好きになっていったの、プログラムに凄く合ってる!”

    ”It’s very Machida, right?”を綺麗に訳すと「とても彼らしいわね」になるかと思いますが、私はタラさんの「でしょ!でしょ!」という感じが好きです^^
    他にもキム・ヨナ選手、コストナー選手などなど出てきます。中辛くらいかな??よかったら見て下さい。

    長文、乱文お許し下さい。
    それでは失礼致します。

    • きれじろう
    • 2014.03.17 21:50

    unionさん

    要は小難しいことなんか知らなくても楽しめればいいんです!

    そして、ネットの奇怪な主張に巡り合って陰鬱な気分になってしまっり、ベルコさんやななみさんのようにルールを知りたくなったら、これからもMAYさんブログを読んで見みましょう。あるいは質問してみましょう!

    現実には、正確な情報を発信するべき日本スケ連は選手強化で手いっぱいで、なかなかファンに対するルール周知まで手が回りません。
    先日知り合いに教えてもらったんですけど、日本スケ連のホームページ、ファン向けのルール解説が間違ってて、「テクニカルハンドブック」に明記してあるスピンの定義と全く違うことが書いてあったんです。

    早速陰謀論者の方々がそれをネタに「不正だ!」動画をアップしたそうです。

    んで、そういう「不正だ!」動画をアップする方々は「日本スケ連のホームページは間違っていないか」を「ルールブックにつけ合わせて確認する」というプロセスが全く無く、自分に都合の良い情報を発見したら、「おお!不正の証拠を発見した!」と判断してしまう方々なのです。

    会社勤めされてたらお分かりになるでしょうけど、そんな仕事の進め方をしてたら上司に怒られちゃいますよね。

    ちなみにご紹介いただいたファッションチェックの記事面白かったです。
    浅田さん、大絶賛ですねぇ。

    • union
    • 2014.03.23 13:31

    きれじろうさん 
    ご返信ありがとうございます。何だか光栄です^^

    陰謀論者の方々には、むしろ不正があったほうが都合が良いということでしょうか?
    そう考えるとちょっと分かる気がします(違ったらごめんなさい)
    ”正義”の味方でいる為に、不正という”悪”を必要としているのなら
    「不正があるか否か」はもはや争点にはならないのかもしれませんね。
    私がクマさんに付いていったのは、その”正義”の甘いにおいの為だったと思います。
    同時に、モヤモヤしたのはその危うさのせいかもしれません。

    余談ですが、ちょっと目線を変えてみようと海外の記事を色々見ていたのですが、それぞれ論調が違ったり、シンクロ(!)の大会があったり、面白かったです。
    ただ方向性は違えど、似た様な光景が繰り広げられていたり…(きれじろうさん、残念ながら「ファンに対するルール周知」に手が回らないのは日本の連盟だけでは無い様です。)
    思い入れの強い事柄に対してこそ、より客観的な視点を(特に情報に対して)失くさない様に気をつけなきゃいけないのかなぁと感じました。「好き!」は暴走しやすい><

    何にせよ、自分は無意識にストレスのはけ口を求めていたんだなぁと反省です。
    とか言いつつ…一瞬「クマさんに騙された!」という思いがよぎり、
    いやいやいやいやいやいや騙されてないよ!自分が勝手に付いていったんだよ!
    今度はクマさんを”悪”だと責めて自分を正当化してるじゃーん!!
    と、心の中で七転八倒してみたり… 客観的は難しい!(笑)

    話は変わりますが、ステップの動画みつけました。古いし、英語だし、役に立つかわかりませんがご紹介させて下さい。(既にご存知でしたら、お節介ごめんなさい。)
    http://www.youtube.com/watch?v=aitKBBdLatI&NR=1
    このユーザーさんが沢山ステップの動画をされています。

    む!某くろいニャンコさんもこの動画を紹介されていました。ちょっと微妙な気持ちです…
    でも、動画自体は教本っぽいので分かりやすいんです^^;

    最後にもう一つ…技術的な質問ではないのですが、調べてもなかなか分からずお聞きしたい事があります。(Viktor Kudriavtsevさんというロシアのコーチの方についてです。)
    後日、まとめてからコメントさせて頂きますので、お暇な時にでも見ていただけると嬉しいです。

    長々と失礼いたしました。

    • きれじろう
    • 2014.03.26 20:30

    unionさん

    >陰謀論者の方々には、むしろ不正があったほうが都合が良いということでしょうか?

    以下の説明は若干ステレオタイプ化したものですが、私が数多くのそのような考えの方々と会話(というかまともな会話になることは殆ど無い)したり観察した限りにおいて、問題は

    ・不正があるに違いないと信じている
    ・しかし自分で根拠を確認しない、あるいは確認したつもりになっているが、サンプリングや確認方法は恐ろしく杜撰
    ・違う考えの主張に対して聞く耳を持たない

    というところですね。
    また、そこに至るその考え方の特徴としては

    ・論理と感情を混同している
    ・敵と味方、正義と悪という発想
    ・自説に対する疑いの余地や、第三者の視点が全く存在していない

    が挙げられます。

    主張の異なる双方の意見を積み上げていって、より精度の高い事実を突き詰めていくという思考が欠落している人がものすごく多い。
    なので、「都合が良い」という意識は無くて、「本気で信じている」可能性が高く、同時に、自分たちが「正義」で、私のような人間は「悪」なのでしょう。

    不正を強固に信じている方々と我々の大きな違いは、結局のところ、例えばMAYさんブログに今までに記載されたことに対して

    1)自分が今まで見聞きしたものと比較して、どちらが論理的妥当性があるか考えてみる、あるいは質問してみる
    2)「論理的妥当性」ではなく「敵か味方か」「善か悪か」なので、拒否反応を起こして見向きもしない

    の違いです。
    また、なぜ2)のような行動に至るかというと、おっしゃるような

    a、「正義」という発想(「正義」は美しい言葉ですが、同時に人を視野狭窄にしてしまう言葉だと私は思っています)
    b、「好き!」という心(第三者の視点の欠落に繋がる)

    それに加えて

    c、「ディスカッションを繰り返して、より確度の高い答えを導きだす経験」が無い(としか思えない)

    ことによって、

    ・自分の考えに合致した都合の良い情報を無批判に信じてしまう(=情報に振り回される)
    ・根拠を求められたら逆切れ、人格非難、論点ずらしをするという、社会人としてはかなり恥ずかしい行動がデフォルト(議論するのにお互いの主張の根拠を提示するのが当たり前という常識が無い)

    ということにつながるからでしょう。

    要は、ルールが周知されていない、分かりにくい状況において、安易な陰謀論に走るかどうかは事実を調べる過程における「個人個人の思考プロセスの問題」であって、多分、多くの採点競技がフィギュアスケートのような人気スポーツになったときに同じ問題が発生するのではないでしょうか。

    続く

    • きれじろう
    • 2014.03.26 20:32

    続き

    >余談ですが、ちょっと目線を変えてみようと海外の記事を色々見ていたのですが、それぞれ論調が違ったり、シンクロ(!)の大会があったり、面白かったです。
    ただ方向性は違えど、似た様な光景が繰り広げられていたり…(きれじろうさん、残念ながら「ファンに対するルール周知」に手が回らないのは日本の連盟だけでは無い様です。)

    そうでしょうねぇ。プロではないアマチュア組織ですから、メディア戦略とかルール周知とか、そっちまで手が回らないんじゃないですかね。
    ただ、米国のスケ連は結構充実してるようですけど。それ以外、私の知る範囲では聞いたことないですねぇ。

    >何にせよ、自分は無意識にストレスのはけ口を求めていたんだなぁと反省です。とか言いつつ~客観的は難しい!(笑)

    おおお、素晴らしい。「私は騙されてたんだ!」と他責にしない姿勢は素晴らしいっす。

    >話は変わりますが、ステップの動画みつけました。古いし、英語だし、役に立つかわかりませんがご紹介させて下さい。(既にご存知でしたら、お節介ごめんなさい。)
    http://www.youtube.com/watch?v=aitKBBdLatI&NR=1
    このユーザーさんが沢山ステップの動画をされています。

    ありがとうございます!
    ちょっと最近色々やってて、ベルコさんのご要望に応えることが出来ていない身としてはありがたいです!(ベルコさん、すみません!)

    >最後にもう一つ…技術的な質問ではないのですが、調べてもなかなか分からずお聞きしたい事があります。(Viktor Kudriavtsevさんというロシアのコーチの方についてです。)
    後日、まとめてからコメントさせて頂きますので、お暇な時にでも見ていただけると嬉しいです。

    MAYさん、ロワゾーさん、ワタクシなどなどのわかる範囲であれば。

    • ベルコ
    • 2014.03.27 21:04

    unionさんきれじろうさん、ありがとうございます!!
    私もunionさんみたいに感じてました(^^;)
    色々なブログを拝読して偏見が取り払われた訳ではないのですが、
    そういう観戦より、採点について不思議が多くて私もこのMAYさんのブログにたどり着きました(^^♪
    まだまだ謎が多い中、本日女子SP観戦!!

    真央選手!!やった~!(^^)!

    凄く嬉しい結果!!

    でも私も今月多忙で他選手をゆっくり観戦できず(:_;)

    ブログもゆっくり拝読できず(:_;)

    きれじろうさんも世界選手権後で全然問題ありませんので
    結果や感想についてはまたお手すきな時間がありましたらで
    結構ですのでコメントを今後もよろしくお願いいします(^_^)

    • ななみ
    • 2014.03.28 0:39

    MAYさん、皆さんこんばんわ^^
    MAYさん卒論でお忙しいのかな?浅田真央さん、素晴らしいショートの演技で歴代最高得点を更新しましたよ~!!トリプルアクセル…すごいですね。
    3Fも完璧、3Lo-2Loも完璧!特に3Lo-2Loはいつもより幅があったように見えました。スピンステップも全てレベル4ですね。(3Aに-1が一つついていましたが…まぁカットはされたでしょうが(-“-))
    いやぁ~素晴らしかった。
    しかしコストナー選手もおそろしくキレイでしたね!!
    2人の差がわずかしかありませんし、リプニツカヤ選手もまだ逆転のチャンスはあります・・強いですよね。
    フリーはどうなるでしょうかねぇ。ソチのような演技ができるといいですね!!油断せず頑張って欲しいです!!

    • きれじろう
    • 2014.03.29 8:06

    unionさん、ベルコさん、ななみさん

    女子フリーの前にお知らせ。
    PCSに係る(ものすごく大雑把な)見方です。他にも色々ありますが、まずはこれ。

    キーワードは「プレパレーション」。
    日本語で書くと、準備動作。
    羽生さんなんかは例えば3Aの前にクルっとターンを入れて跳んでます。
    んで、よくよくPCSの高い選手を観察してるとエレメンツとエレメンツの間に細かい動きが入っています。それが例え高難度ジャンプの前といえども。

    フィギュアスケートは全体の流れを重視(つまり流れが途切れない)しますが、PCSの高い選手はジャンプの前の構えが極めて短く、サラっと跳んでます。
    また、それがなぜ評価されるかというと難しいからです。

    ちなみにジャンプの前に動きが固まってしまうのを「テレフォンジャンプ」と言うそうで、これは相手が話している間、じーっと待ってる状況にもじってそう言われるそーです。

    で、もう一つ別件。

    先のコメントで
    「先日知り合いに教えてもらったんですけど、日本スケ連のホームページ、ファン向けのルール解説が間違ってて、「テクニカルハンドブック」に明記してあるスピンの定義と全く違うことが書いてあったんです。」
    と書きました。これをさらに具体的に説明します。

    テクニカルハンドブックには

    http://www.jsfresults.com/data/fs/pdfs/comm/2013-14hb_single_ver_1j.pdf#search=%27%E3%83%86%E3%82%AF%E3%83%8B%E3%82%AB%E3%83%AB%E3%83%8F%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%96%E3%83%83%E3%82%AF+20132014%27

    これの5ページ、「概要」の8行目:「スケーティング・レッグの大腿部が少なくとも氷面に平行」

    つまり、シットスピンは「軸足の太ももが氷面と平行」であれば問題無い。

    ところが日本スケ連のファン向け説明には

    http://skatingjapan.or.jp/figure/trick_02.html

    シットスピン:「しゃがんだお尻の下の位置が、ひざより低くならなくてはいけないとされています」

    ファンに正しい情報を伝えるべき日本スケ連がこのていたらくでは流石に萎えます。

    • L’oiseau Bleu(ロワゾーブルー)
    • 2014.03.29 14:30

    PCSはテレビ観戦だとわかりにくい部分が多いと思います。
    リンクいっぱい使っているかとか、スピード、各エレメンツの分散など、テレビの切り取られた画像では比較しにくいですね。そもそもPCSは10点満点の相対評価なので。ちなみにISUのルールブック(英語)を見るとやたらと「力強さ」が強調されています。

    PCSではないですが、スピンの入り方(エントランス)に注目するのも面白いですよ。フォア(前向き)、バック(後ろ向き)、フライングがあって、バックエントランスはレベルを上げる要素の一つです。フライングエントランスは3つのスピンのうち必ず1つは入れないといけない要素です。チェンジエッジは見分けるの難しくてもバックエントランスは見分けやすいので、気を付けて見てみてください。

    シットスピンは新スコアシステムが始まった当初は「しゃがんだお尻の下の位置が、膝より低くならなくてはいけない」でした。しかも、各ポジションは2回転以上キープし、ポジションの移行中はカウントされないという厳しいものだったと記憶しています。
    現在は「軸足の太ももが氷面と平行」移行中のポジションもOKになってます

    直接スケートとは関係ないですが、選手の名前についてですが、ISU的には(名given name-姓family name)に統一されていますが、マスメディア的にはバラバラです。日本人選手は(姓-名)、韓国人選手も(姓-名)ですが、中国人選手はフジテレビは(名-姓)で英語表記に近い発音、NHKと朝日は(姓-名)で漢字表記の日本読み。中国男子選手ハンヤン表記がありますが、閻涵をそのまま読むとヤンハンが妥当なんですよね

    • union
    • 2014.03.29 17:16

    きれじろうさん

    毎回ご丁寧に返信して頂いてありがとうございます。身につまさられる所も多々あり、とても興味深く読まさせて頂いています。
    あくまでも私個人の場合なのですが、(そしてもはやスケートには関係なくなってますが、そこはご勘弁を…)七転八倒しつつ見えてきたのは自分の中の被害者意識でした。なかなかの大きさで受け入れ難く、再び七転八倒しました。が、自覚すると対処も出来る様になる訳で…正に「個人個人の思考プロセスの問題」でした。自分の被害者意識を自覚できたのはとても有意義な事でした。
    これからは、「他人を責めたくなったら、まず自分の被害者意識と相談する!」と固く心に誓っています。でも、また七転八倒するんだろうと思います(残念)
    一人で悶々としたままだったら今の心境には至らなかったと思います。ですから、やはりMAYさん、きれじろうさん始め皆さんに本当に感謝です。
    ついでにきっかけをくれたクマさんにもちょっと感謝かもしれません。「クマさんアリガトさん and say goodbye」な気持ちです^^

    ベルコさん
    >色々なブログを拝読して偏見が取り払われた訳ではないのですが、
    そういう観戦より、採点について不思議が多くて私もこのMAYさんのブログにたどり着きました(^^♪

    私はベルコさんのこの素直な態度を見ていて、
    「そっか!分かんなかったら、自分で調べれば良いんだ!その発想まっっったく無かった!」と、気づかされました。ベルコさんにも本当に感謝です。

    >プレパレーション
    わかるかな…(不安)
    きれじろうさん、ごめんなさい。私はまだ「せめてジャンプの種類を…」なレベルなんです(泣)

    MAYさんの記事を見ながらコレを見て勉強中です。
    http://www.monkeysee.com/play/2327-ice-skating-how-to-perform-the-six-basic-jumps

    こちらは日本語。ルッツとフリップ比較してくれています。
    http://www.youtube.com/watch?v=ZQ5d14wLSZg

    ステップの動画お役に立てた様で良かったです^^
    日本語の良い動画がなかなか無いんですよねぇ。
    個人的には、もういっそNHKに頑張って頂いて超マニアックな「フィギュアスケート教室」を放送して欲しいです。ジャンプ編、スピン編、ステップ編、そして皆が気になるジャッジ編と、淡々と番組を流して欲しい!

    相変わらず、何の知識もないまま世界選手権みていますが、やっぱり楽しい!
    羽生選手、町田選手の1、2フィニッシュ凄かったです!フェルナンデス選手もスペインの歴史作っちゃっているんですね、感動です(泣)小塚選手もアボット選手もトマシュ選手も…アイスダンスもちょっと見れて…あぁ止まりません。

    女子のフリーが始まります!ドキドキ

    • きれじろう
    • 2014.03.29 18:38

    ロワゾーさん

    >バックエントランスはレベルを上げる要素の一つです。

    荒川さんがやってましたねぇ。

    >シットスピンは新スコアシステムが始まった当初は「しゃがんだお尻の下の位置が、膝より低くならなくてはいけない」でした。

    おお!貴重な情報。それ、URL教えてください。

    つーか日本スケ連も改訂しろよって話ですけど。

    unionさん

    極論ですけど、ジャンプは種類を見分けられなくても、判定のやり方は共通なので、判定方法さえ分かっていればいいんじゃね?なんて私は思ってます。
    気が向いたら覚えようって気持ちで、まったりいけばいいかなぁと。

    • きれじろう
    • 2014.03.29 18:54

    unionさん

    >これからは、「他人を責めたくなったら、まず自分の被害者意識と相談する!」と固く心に誓っています。でも、また七転八倒するんだろうと思います(残念)

    とりあえず参考情報。
    ビジネスやってる人の思考パターンのキーワードは「PDCAサイクル」だったりします。

    Plan=計画する
    Do=実行する
    Check=実行結果を省みて、上手くいかなかった場合に修正する
    Act=修正ポイントを元に再び実行する

    要は、自分で考え主体的に動くという習慣が身に着くと、被害者意識ってかなり軽減されると思ってます。
    失敗したのは結局周りを上手く動かせなかった自分の責任、では次はどうすればいいか、という感じ。

    「なんで分かってくれないんだ!」

    じゃなくて

    「分からせるにはどうすればいいかねぇ。」

    つまり、ゲーム的な感覚です。

    だから自分で調べる。
    調べたものの根拠はしっかりしたものなのかも調べる。
    失敗するのは失敗する原因があるからで、それを根絶するにはどうすればいいかを考えるって、慣れてくるとケッコー楽しくなりますよ。

    んで、本当に分からなくなったら相談するって感じでいいんじゃないですかね。
    ぜーんぶ自分の責任にしちゃうとそれも心の健康によろしくないですし。ここは自分のストレスと相談しながら臨機応変に、という感じかと。

      • union
      • 2014.03.30 0:09

      返信ありがとうございます。
      私はもともと小さな失敗でも無闇に自分を責めてしまう癖があり、
      自責→ストレス爆発(他責)→自己嫌悪(自責)→繰返し
      という負の連鎖を、なかなか断ち切れずにいました。
      被害者意識があるのを自覚する事で、この連鎖を少し冷静に見られる様になってきました。
      被「被害者意識ふくらんでるよ。こんなにストレス貯めるほど自分を責めるのは良くないよ」
      私「確かに…」
      という感じでしょうか。
      これからは仲良くやっていきたいなと思っています。

      PDCAサイクル、メモらせていただきます^^

      >ジャンプの種類を見分けられなくても、判定のやり方は共通なので、判定方法さえ分かっていればいいんじゃね?なんて私は思ってます。
      気が向いたら覚えようって気持ちで、まったりいけばいいかなぁと。

      !!なぬ!!
      ん〜じゃあ まったりいこうかなぁ

        • きれじろう
        • 2014.03.30 21:27

        あー、そうすか。

        ワタクシ、遥かむかーし先輩から「あのなー、物事は6割成功すりゃーいーんだよ。」と言われました。

        今になって思うと、この言葉+PDCAサイクルが自分のストレス軽減に役立ってるなぁと思ってマス。

        気楽にいきましょー。

    • L’oiseau Bleu(ロワゾーブルー)
    • 2014.03.29 21:19

    〉きれじろうさん
    シットスピンについて記憶の範囲だったので調べました。
    まずは
    http://www.tv-asahi.co.jp/figure2008/pc/mikata/page3.html
    どうやら2008-2009年に厳格化されたようで
    ISU Communication No.1494
    http://static.isu.org/media/105699/1494-sptc-sov_-goe_levels_-2008-2009.pdf
    11ページ
    “lower part of buttocks not higher than top of the knee of the skating leg”

    それが2010-2011シーズンに改訂
    ISU Communication No.1611
    http://static.isu.org/media/104901/1611-sandptc-comm-sov-levels-goe-2010-2011.pdf
    7ページ
    “the upper part of the skating leg at least parallel to the ice”

    ISUのホームページ見ましたけど、2005年以前のは見られませんでした。もしかしたら明文化されていなかったかもですね

    • きれじろう
    • 2014.03.29 22:39

    >ロワゾーさん

    有難うございます!

    ほんとだ・・・つまり日本スケ連の技の解説は2010-2011シーズン以降のルールを反映していないんですね。

    「ステップその他」のページには「スパイラルシークエンス」という言葉が残ってるのもご愛敬。というか本音としては、なめとんのか?ですけど。

    http://skatingjapan.or.jp/figure/trick_03.html

    >ベルコさん、ななみさん、unionさん

    スピン説明の改訂をサボってるページはこちら。

    http://skatingjapan.or.jp/figure/trick_02.html

    陰謀論者の方が肝心のテクニカルハンドブックの確認をせずに(笑)、作った不正を主張する動画はこれを根拠にしています。

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