こんばんは、MAYです。
ずっと彼の記事を書きたい、といいながら
遂に年末、一年で最後の日を迎えてしまいました。
流石に書かずに年を越すことはできない!
ということで今年最後のスケートの記事を書かせてください。
高橋大輔の引退 彼がスケート界にもたらしたもの
私が高橋大輔と言う選手を知ったのは
2005年のトリノ五輪シーズンでした。
そのときは、まだ世界で活躍する
大きな大会で勝てるという雰囲気は
感じていませんでした。
けれども、自分が日本を背負っていくという
自覚からでしょうか
どんどん、強くなっていきました。
眼光が鋭くなって
顔が自信に満ちていきました。
でも、やっぱりインタビューでは
どこか可愛い・王者と言うよりは憎めない感じを
残していた、そんな選手でした。
そんなところが
高橋大輔に『ギラギラ感』ではなく
『キラキラ感』を感じていた理由かもしれません。
あなたは言い訳をしない選手でした。
グランプリファイナルでの公式練習、
大ちゃんの曲かけ中の練習で小塚くんが
大ちゃんの上に、腰部分から衝突してしまったこともありました。
その時も、決して言い訳しませんでした。
試合で出来なかった自分が悪いだけ。
あなたが言わないから
決して誰のせいにもしないから
見ている方が悔しくなってしまって
長光歌子先生が思わずインタビュー中に
彼の状況を説明することがありました。
涙をこらえながら。。
ほんとは、選手が言わないのであれば
コーチはそれを言うべきではないのかもしれません。
でも、あなたが真っ直ぐ状況を受け入れるから
周りが助けたくなってしまう。
この人のためならなんでもやりたい。
あなたはそんなことを思わせてしまう、
そんな選手でした。
ソチ五輪最終選考会である2013年の全日本選手権、
右ひざのけがの影響で思うような演技が出来ず
珍しくインタビュー中に涙が溢れてしまって。
私は会場にいたので、そのインタビューを
次の日の朝のニュースで見ました。
見ていて涙が止まりませんでした。
それでも、それまでの成績により
ソチ五輪代表に選ばれ
五輪の会場で美しい滑りを見せてくれました。
長光歌子先生を自分の演技で泣かしたい、
その目標は叶わなかったかもしれませんが
ソチ五輪女子フリーの浅田真央選手の
神がかり的演技で涙を流す大ちゃんと歌子先生が
とても印象的でした。
(歌子先生も他の人の演技だとやっぱり泣けるんですよね。笑)
真央ちゃんのショートの後にも
インタビューで『まだ終わってないから・・・』
と目も鼻も真っ赤にして、真央ちゃんのその時の心情を思い
泣けてきてしまう優しい大輔くんでした。
そんな優しいあなたが大好きでした。
実は、知り合いのコーチにこんなことを
聞いたことがありました。
『男の子を教えるときに基準にしているのは
大ちゃんなんだよね。
大ちゃんが小学校6年生の時に
どのくらいまで跳べていたか、とか
どれくらい滑れていたか、とか
そういう基準を参考にしながら教えているんだよね。』
例えば、プルシェンコが7歳の時に3回転を降りて
12歳の時にはトリプルアクセルも降りていた。
それを基準としていくのは少し辛いわけで。
日本男子として初めて世界一になった高橋大輔は
スケート界では男の子を教えるときの基準になっていたのです。
あんなふうに滑るんだよ、
あんなジャンプを跳ぶんだよ
そんなことをコーチから言われた
ちびっ子スケーターも少なくないのではないかと思います。
今年の全日本選手権を見ていて
スケーティング中やステップで
全力で踊るジュニア男子を見ていて
ああ、高橋大輔の遺伝子は
しっかりここに受け継がれたんだな
と感じることが出来ました。
実際、今回全日本選手権で
2位に入った宇野昌磨選手は
高橋大輔にずっと憧れて
頑張ってきた選手です。
ステップ中など、どこか高橋大輔に似た
雰囲気をもっているような昌磨くんが
これから日本男子フィギュアを
引っ張っていく存在になるのではないかと思っています。
高橋大輔というスケーターがもたらしたものを
私たちは、これから別の選手を通して目にするでしょう。
世界最強といわれる日本男子を
長年引っ張ってくれた高橋大輔に
心からのありがとうを伝えたい。
ほんとうに、お疲れ様でした。
素晴らしい演技を何度も見せてくれて
あなたの演技に何回泣かされたか分かりません。
フィギュアスケートの素晴らしさを伝えてくれて
ありがとうございました。
長くなってしまいましたが
この辺りで終わります。
読んでくださってありがとうございましたm(__)m
私、高橋さんの2007-2008シーズンショートで舞ったヒップホップスワンレイクに衝撃を受けたクチです。それこそ頭をぶん殴られたぐらいの衝撃。
高橋さんの素晴らしさは下半身で細かいステップ、ターンをこなしながら、上半身の華麗な踊り。しかもそれが完全に一体化してる。ホント、彼の動きは芸術だと思いました。
Pチャンさんが「究極の素晴らしいスケートの教科書」なら高橋さんは「究極の素晴らしい表現者」と私は勝手に思ってます。
いつまでもアイスショーで滑ってほしいですわ。
きれじろうさん、コメントありがとうございます。
スワンレイクは初めてエキシビションで披露された時の
衝撃が忘れられません。
『なんだこれ、なんだこれ』と何度も
録画したビデオを再生したのが懐かしいです。
>高橋さんの素晴らしさは下半身で細かいステップ、ターンをこなしながら、上半身の華麗な踊り。しかもそれが完全に一体化してる。ホント、彼の動きは芸術だと思いました。
ほんとそうなんですよね。
ただ、彼自身もうこのプログラムは滑りたくないというような
発言をしているんですよね。(恥ずかしくて・・・という
趣旨のものだと思いますが、少し残念)
「究極の素晴らしいスケートの教科書」
「究極の素晴らしい表現者」
確かにそうかもしれません。
素晴らしい表現者である彼が、自信を失ってしまっているのが
とても残念でなりません。
ほんとに、ずっとアイスショーで滑っていてほしいですね。
4月ごろに横浜で行われるショーを見に行くことが出来そうなので
それに出てくれればいいなとひそかに思っています。笑
あれ?MAYさん、復活しとる。良かった良かった。安心しました。
>『なんだこれ、なんだこれ』と何度も
録画したビデオを再生したのが懐かしいです。
やっぱそうですよねー。
>4月ごろに横浜で行われるショーを見に行くことが出来そうなので
へー、よかったですね。
プリンスアイスワールドで実感しましたけど、何しろ、プルシェンコさん、高橋さん、羽生さんのときは女性客の目の色が変わる(笑)。
宇野選手のステップを見ているとき、高橋大輔さんの姿がダブって見えました。宇野選手や若い選手たちが、恥ずかしがらずに堂々としぐさや表情を込めて演じられるのは、高橋大輔さんの演技を見続けたおかげだと思っています。宇野選手にも大輔さんのようなチームができるといいのですが。そうすればきっとオリンピック優勝という目標はかなうと思います。
アスカさん、コメントありがとうございます^^
アスカさんもダブって見えましたか!
宇野選手から高橋大輔さんの雰囲気を感じ取る方が
結構多いみたいなんですよね。
>宇野選手や若い選手たちが、恥ずかしがらずに堂々としぐさや表情を込めて演じられるのは、高橋大輔さんの演技を見続けたおかげだと思っています。
本当にその通りだと思います。
日本のエースと言われ続けていた彼の演技は
ファンだけでなく、未来で活躍する選手たちにも
確実に届いていたはずです。
>宇野選手にも大輔さんのようなチームができるといいのですが。
チーム昌磨、出来るといいですね!
まずは、今年世界ジュニアを制してほしいなぁと
当たり前のようなことを思っています。
高校総体でも優勝したそうですし、このまま
しばらく上手くいきますようにと祈っています。
全日本ジュニア男子の試合でも踊れてステップを見せ場にできる子が本当に多くて驚きます。町田君も高橋さんに影響を受けた一人ですよね。今のジュニアだと宇野君は筆頭ですが、全日本に出ていた友野君(臨スポの新エースですね)全日本ジュニアの山本恭廉君(地元名古屋推しw)の2人がジェイソン・ブラウン君並みに踊る踊る!皆さんに見てもらえるよう放送される試合で頑張ってほしいです。そして高橋さんの演技ができるだけ長く見られますように。
はなさん、コメントありがとうございます^^
本当に、踊れる選手たちが増えましたよねぇ。
ジャンプとかは崩れてしまって、もうヘロヘロ・・・
と言う感じだったのにステップでいきなり息を吹き返したように
全力で踊り始めるというジュニアの男子選手も結構いたりして
たまにびっくりしているMAYです。笑
そうですね、町田君はバリバリ影響を受けてますね。
お、そうなんですね!私も全員の演技を網羅できているわけではないので
ちょっとこれから注目してみてみます~
(そして、はなさん地元が名古屋なのですね!
親近感がわきます。笑)
私もそう願っています。
まだまだ見ていたいスケーターですから。