フィギュアスケートの世界

羽生結弦とエンカンの激突 改めてスケーターとは何かを考える中国大会2014

羽生結弦とエンカンの激突 改めてスケーターとは何かを考える中国大会2014

こんばんは、MAYです。
 
中国杯をリアルタイムで
ご覧になっていた方も多いと思いますが
 
6分間練習中に
羽生結弦選手と中国のエンカン選手が
激突してしまいました。
 
 
 
二人ともすぐに起き上がれず、
羽生選手に至っては頭から血が流れていくのが見えました。
 
リンクを上がり、バックヤードで治療を受け
リンクサイドに戻って涙を流す羽生選手。
 
『ああ、棄権するのかな
だから、悔しくて泣いているのかな』
 
 
そんなことを思っていました。
 
 
 
しかし、
彼は出場してしまった。

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6分間練習で3A-3Tを決めたときは
驚きとともに不安がどっと押し寄せてきました。
 
大丈夫なの?
本当に出るの?
 
彼のプログラム構成を思い出して
また、とても怖くなりました。
 
 
構成の難易度を落としてくるかもしれないけれど
彼は四回転をやるだろう。
 
あんな、ものすごい衝突の後にそんなことをしてしまって大丈夫なの?
 
 
 

できれば、棄権して。
 
そんな思いで見ていました。
 
彼がそんなことをするわけないと、
どこかで思いながら。
 
 
結局棄権することなく、
頭を包帯とテーピングでぐるぐる巻きにした状態で
彼の今シーズンのフリープログラム『オペラ座の怪人』は
初お披露目となりました。
 
 
4回転に、挑んできました。
 
3A-1Lo-3Sを降りた時には、思わず鳥肌が立ってしまった。。

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ボーカル入りの曲に合わせて
口ずさむゆづるくん。
 
もう、最後のコリオステップはヘロヘロで。
 
 
 
スピンなんて、今一番
つらくてしょうがないだろうにと思ったら
心がいたくなりました。
 
 
私自身、Twitterでもいろいろつぶやかせていただきましたが
今回の件について賛否両論あって当たり前です。
 
 
 
『こんな状態で滑りきるなんて感動した!』
という人もいるだろうし
 
『何でこんな状態で出場してるの?
早く病院行ってちゃんと治療受けなよ』
 
という人も、絶対にいるでしょう。
 
 
命が第一だから、体が大事だから
 
 
後者の方が、
とてもまともな答えでしょう。
 
どう考えても、命の方が大事でしょう。
 
 

ただ、そんなことを考えていては
フィギュアスケートはできないと思っています。
 
 
 
スピン中に、エッジを持つようなスポーツです。
 
そんなスピンをしていて、
ほとんどの選手が手を切って血を流すようなスポーツです。
 
 
 
ジャンプを跳んで、
片足で着氷しなければいけないスポーツです。
 
その靴には、クッションなんてほとんど入っていません。
 
衝撃がそのまま、直にくるような
とんでもなく体に悪いスポーツです。
 
 
 

ジャンプに失敗して、頭を打って
くも膜下出血になってしまい
スケート界から去る子もいれば
 
練習中のけがで
『もう歩けないかもしれない』と医師に
言われてしまうこともあります。
 
 

命が大事、体が本当に大事なら
4回転なんて毎試合のようにやるべきじゃない。
 
トリプルアクセルだってやるべきじゃない。
 
危ない、危ないんです。
 
 
 

痛めつけなくとも
いつか滅びる命なら
それでも挑戦するのがスケーターなのか。
 
 
・・・・・・・・・・・
 
 
 
スケーターの方からしたら
足に包丁をつけて滑ってる。
 
いつ怪我してもおかしくない
覚悟決めて滑ってる。
 
そんな覚悟で練習してきた彼らを見て
『命が大事だよ』とスケートをかじっただけの
私は言うことが出来ない。
 
 

プロスケーターの方に聞いても
先生の立場であれば、止める。
でも、選手の立場であれば出るという。
 
滑って当たり前、という。
それが出来ないのであれば、
あの場に立っていない。
 
 
うむむ、
私はとんでもない
フィギュアスケートの世界に
頭を突っ込んでしまったのかもしれません。
 
 
ちょっと、
いろいろ考えたいと思います。
 
 

こんな文章になってしまいましたが、、
読んでくださってありがとうございましたm(__)m
 
 
 


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コメント

    • 雅(マサリ)
    • 2014.11.08 23:50

    こんばんは。
    私も正直、記述されている2つの気持ちがない交ぜになっておりました
    が、出たい、演じたいと云う気持ちが凄く判ったので、どちらかと云うと選手寄りでした
    選手目線でのお話を読んで、やはりそうなのかと納得できました
    だから、コーチと云えど元は選手の方が殆どでしょうし、選手の気持ちが理解できるからこそ、演じたい選手を強制的に止めさせたりできないのかな…と

    ここはやはり、ルールとして何か設けるのが1番いいのかもしれませんね
    やはり、選手の躰が心配ですから

      • MAY
      • 2014.11.10 22:48

      雅(マサリ)さん、コメントありがとうございます。

      雅さんもそうでしたか。
      そうなんです、『コーチと云えど元は選手の方が殆ど』なんですよね。
      ブライアン・オーサーなんて”ブライアン対決”と
      未だに語り継がれるぐらいですし。。
      強制的に止めるのは、、難しいでしょうね。
      意識がない状態であれば、もう無理だ
      病院へ直行という事になるでしょうが
      2選手とも意識がありましたからね。
      (それでもその状態で滑るのが危険なことは承知の上です。)

      グランプリシリーズに
      医師を帯同させる?ということになりそうですね。
      ルール上はどうなるかはまだわかりませんね。。

    • alzflost6
    • 2014.11.09 0:35

    お久しぶりです。
    本当に怖かったです。
    2年前にも同じ中国杯で同じ様なアクシデントがありました(町田選手が初優勝した時です)。
    その時はアメリカのリッポン選手と中国の宋南選手の衝突でした。

    今はただ二人の無事を祈るばかりです。
    ちなみに今回羽生選手が跳んだジャンプは、3A-3Tではなく「3A-1Lo-3S」で加点付きでした。
    もう脱帽というか、意味が分かりませんでした。

    本当にゆっくりでいいので治療に専念してくださいと言いたいです。

      • MAY
      • 2014.11.10 22:54

      alzflost6さん、コメントありがとうございます^^
      お久しぶりです。

      ほんとうに、見ていてハラハラでしたね。。
      alzflost6さんも、それを覚えてらしたのですね。
      私もそのことを真っ先に思い出しました。
      (リッポン選手が動揺してしまって、ボロボロでしたね。
      やむなく棄権した宋南選手も出場したリッポン選手にも
      大きな影響を残したアクシデントでした。。)

      スケート連盟は、大きな影響はないといっているようですね。
      私も、無事を祈っています。

      お、そうでしたね。
      すぐ訂正させていただきました、
      ご指摘ありがとうございますm(__)m
      あれは、とんでもないジャンプでした。
      このままでは終われないという、
      彼の意地を見せてもらいました。

      NHK杯、どうするのかなぁと
      またちょっと心配になっているMAYです。
      見守るしかないんですけれどね。

    • union
    • 2014.11.09 7:53

    私も見ていて本当に恐かったです。
    2Gの他の選手、あの状況でよく演技したなと思いました。
    正直ハン・ヤン選手も羽生選手も棄権してすぐに病院に行って欲しかった
    かといって、二人が出場した事を批判する気持ちにもなれません
    一晩経っても、まだ冷静に考える事ができません。

    今も、二人が本当に無事なのかとても心配です。
    どうかどうか二人が後遺症なく回復しますように、と祈るばかりです。

      • MAY
      • 2014.11.10 23:00

      unionさん、コメントありがとうございます。
      unionさんも見ていたのですね。

      ほんとに、そうです。
      よく演技しました。
      私は、大学生の貸切の中で
      片足を上げるスパイラルをやっている選手に
      他の選手がそれに気づかずに、
      とんでもない速度にぶつかりそうになる
      という光景を目にしたことがあり
      しばらく動悸が治まりませんでした。。

      何も起きなくて、それですから。
      実際に選手が倒れてしまったところを見た選手たちは
      本当に動揺したと思います。
      コフトンの『地獄のようだった』という言葉が
      物語っているかもしれません。

      今回の問題は、選手を教えるコーチ、
      そもそも彼らが練習している環境から
      掘り下げていかなければ何の解決にもならないと思っています。
      (それは、いつか機会があれば書きたいと思います。)

      羽生選手、全治2~3週間と出ましたが
      ほんとに後遺症も何もないことを祈っています。
      そして、選手たちがスケートそのものに
      専念できますように。。

        • union
        • 2014.11.11 17:45

        MAYさんお忙しいのに返信ありがとうございます。
        羽生選手の検査結果が発表されて、半分安心しました。

        私がショックだったのは、二人が出場した事よりも、
        まずはあの様な酷い衝突事故が起こってしまった事でした。
        それに気づいたら、やっとちょっと泣けました。

        あんな事故が起こってしまってとても悲しいです。
        それは、他の選手も関係者もファンも同じなんじゃないかな…と思ってます。

        私には、両選手とも「根性」を見せる為に滑ったのではなく
        いつもの大会同様に「演技」を見せる為に滑った様に見えました。
        二人とも「大丈夫大丈夫できるできるできる」だけで一杯で
        自分の状態も、周りの事も冷静に見えてない様に見えました。
        そこまで考えられなくても当然だったと思います。
        二人とも真っ青な顔色で見ていて本当に恐かったです。

        にわかなのに生意気ですが…正直あんな場面はもう見たくないです。
        考えたくないけれど、また衝突事故が起きてしまったら
        せめて氷上に担架を持ってこれる様になったら良いなと思ってます。
        (現実的ではないのかもしれませんが…)

        ハンヤン選手の状況がまだよく分からないので心配です。
        きちんと処置受けているとは思うけど…
        ちょっと油断すると不安が暴走して
        何かに八つ当たりしてしまいそうです^^;気をつけねば!!
        静かに二人の回復を祈ります。

        MAYさんも怪我には本当に気をつけて下さいね(;;)
        まだ冷静になれそうにないのでネットからちょっと離れます。
        でもMAYさんのブログにはきます〜^^

    • きれじろう
    • 2014.11.09 12:27

    オーサーコーチの「脳振とうなどの症状がないかを注意深く見て判断した。最初は混乱していたが、時間がたつにつれて意識がしっかりしてきた」が事実であれば軽度の脳震盪である可能性は高く、出来れば演技は避けた方が良かったように思います。

    選手が演技したいと思うのは当然なので、雅さんのおっしゃる通り、医師の権限を強化し、今回のようなケースでは選手の意思に係らず、演技を認めないといった強制措置が必要なんでしょうね。

    ちなみに脳震盪について。

    脳震盪には3つのレベルがあるそうです。

    レベル1:軽度
    →一過性に意識が混濁するが失神はない 記憶正常
    レベル2:中等度
    →2分以内の失神 記憶障害 手足のしびれ 持続する頭痛吐気
    レベル3:高度
    →2分以上の失神 上記の症状

    軽い脳震盪では脳に対する影響は無く数日の安静で回復する。打撲直後は安静にして軽く頭部を冷やして経過を観る。
    脳震盪を起こした当日は競技に復帰すべきで無い。検査上の異常がなくても頭痛や吐き気が取れない場合は完全に回復するまで最低1週間の安静が必要。
    一度脳震盪を起こすと次の打撲で脳震盪を起こすリスクは増加し、より重篤になりやすいというセカンドインパクト症候群が知られている。
    そのためアメリカ神経学会ではラグビーで明らかな脳震盪を起こした選手には3週間は試合に出させないよう忠告。
    全国柔道連盟では脳震盪を起こした選手は翌日軽い有酸素運動から始め、接触プレーのない運動を経て徐々に通常の運動に復帰させる1週間のメニューを作成している。

    だそうです。

    私も過去に脳震盪を経験したんですが(フィギュアスケートじゃなくて格闘技で2回ほど)、脳震盪直後は本当に記憶が混濁して、大学を卒業して5年ほど経過していたにも係らず「大学卒業出来るかなぁ」なんて真剣に考えていました。

      • MAY
      • 2014.11.10 23:08

      きれじろうさん、コメントありがとうございます。
      オーサーコーチのコメント、私も見ました。
      そうですねぇ、『時間がたつにつれて意識がしっかりしてきた』
      からゆづる君本人も大丈夫と感じてしまったのかなと思いました。

      ほんとに、避けた方がよかったんですけれどね。
      スケートの場合、1戦1戦が重要な意味を持ってきますからね。。
      あのようなアクシデントの場合、救済措置が何かあればいいのですが
      なかなか難しいでしょうね。

      医師の権限、さっそく強化されそうですね。
      今まで医師がついていなかったのがとても不思議ですが
      これから体制を整えてほしいと思います。

      脳震盪のことについて
      詳しく書き込んでくださってありがとうございます。
      ちょうど、今回のことが起きたときに
      脳震盪のことについて学会が開かれていたり
      ゆづる君をとりあげているわけではないテレビでも
      脳のダメージのことについて特集していたり、、
      なんだか、凄いタイミングだなと
      めぐり合わせに驚いています。

      おお、きれじろうさんも脳震盪を経験してらしたのですか。
      そんなに記憶が混濁してしまうのですね。
      脳って怖いですね。
      スケーターには、とにかく怪我しないように
      させないように気をつけてほしいと思います。
      (熱中するとなかなか難しいんですけれどね・・・)

    • L’oiseau Bleu(ロワゾーブルー)
    • 2014.11.09 19:21

    スケートも医学も素人ですが、自分にはどちらかというと胸部を強打したダメージが気になりました。
    ヤン・ハン選手にぶつかり、氷にも強打してましたね。しばらく息ができなかったんじゃないでしょうか。おまけに彼は元々喘息持ちですからね。

    ペアのサイドバイサイドのスピンなんて頭の横数十センチをパートナーのエッジが通過するんですよね。しかも2人の距離が狭いほど高い評価を得られるという採点基準があります。
    昔、ロシアのペアで練習中に女性の頭に男性のエッジが当たって大怪我したという事故がありました。(その後復帰してオリンピック金メダリストになっています)
    「コーチが棄権させろよ」という意見もあるでしょうが、日本の師弟関係とはちょっと違って、どちらかというと選手がコーチを雇っているんですよね。助言はできるけど最後は選手が決めなきゃいけないんですよね。

    羽生選手、再開された6分練習で何か数えている仕草があったので、きっと難易度を落としてジャンプ構成を組みなおしているんだろう、と思ったら、結局4T+2Tを3Lz+2Tにしただけで「超攻撃的な」ジャンプ構成でしたね。多分、難易度落としてクリーンな着氷してたら逆転優勝しちゃってますね。ゆづる・・・恐ろしい子。。。(笑)

      • MAY
      • 2014.11.10 23:19

      L’oiseau Bleu(ロワゾーブルー)さん、コメントありがとうございます。
      たしかに。。
      胸部を強打していましたね。
      ハン・ヤン選手にぶつかった時に羽生選手のエッジが
      ヤン選手に当たらなくて本当に良かったと思っています。
      あの映像が繰り返し流れているところを見て
      十分その危険もあったように思いました。

      そうですよね、ペアなんてほんとに
      見れば見るほど恐ろしい競技ですよね。。
      私もその映像かわからないですけれど
      キャメルスピン中に女性の顔(目のあたり)に
      男性のエッジが当たってしまったという
      怖い映像を昔動画サイトで見ました。。

      ですね、割と選手主体ですからね。
      でも、だからこそスケーターは
      足が折れたとかそういう事じゃない限り
      滑ってしまう気がしますね。

      私もそのしぐさ覚えています。
      ほんとに、全部3回転ならという
      どうでもいいたらればを私自身思いました。
      ただ、それだとオペラ座の怪人のプログラムとしての
      彼のモチベーションが持たないかな、とも。

      ほんと・・恐ろしい子、です。笑
      まだまだ、長く長く見ていたい選手です。

    • しーど
    • 2014.11.10 0:12

    はじめまして
    いつも興味深く拝読しております

    今回の件、他競技や他業界から厳しい見解があがり、当事者であるスケート関係者が今ひとつ問題視していない様なのが非常に問題な気がします
    特に中庭さんと田村さんの下記の記述にぞっとしました

    指導者や有資格者からこのような唖然とする様な前時代的発言が表立って出ると言うのは、フィギュアスケート界自体が接触事故や脳ダメージを軽視していることの現れのように私は感じました
    もしかして、日常的に練習で事故が起こっていて業界そのものが鈍感になっているのではとも思います

    「アスリートジャーナルより一部引用」
    “羽生選手は昨年、全ての試合で勝利し、ある意味、フィギュアスケート界を背負っているという意識があっただろう。一方のエン・カン選手は地元開催での期待を背負っていた。2人の熱い気持ちがアクシデントを超えて、出場させたのだろう。まさに「男の中の男」だ。それは見ている人たちに十分伝わったと思う。演技の出来云々ではなく、彼ら2人が最後まで演技をやり通したことに非常に感動した”

    「田村岳斗ー華麗なる舞ーより一部引用」
    “具体的なケガの状況はわかりませんが、羽生選手は三冠王者として、またハンヤン選手は地元であり昨年の優勝者としての責任を果たす滑りは、世界中のフィギュアスケート・ファンの印象に残ったのではないでしょうか”

      • MAY
      • 2014.11.10 23:37

      しーどさん、はじめまして。
      コメントありがとうございます。
      いつも読んでいただいているとのこと、とても嬉しいです^^

      しーどさんのおっしゃる通りなんですよね。
      実を言うと、スケーターにとって接触は
      そこまで珍しいことではないんですよね。。
      混んでいるリンクに1日もいれば、ぶつかるところを
      何回も目にすると思います。

      きれじろうさんと同様に
      興味深く読ませていただきました。

      う~ん、やっぱりこれが
      今のスケート界の考えなのかなと思わされました。

      痛みや苦しみに耐えて出場する、
      それが行き過ぎないことを祈るばかりです。

    • きれじろう
    • 2014.11.10 9:19

    >しーどさん

    はじめまして。
    興味深く拝読しました。

    もしこれらを羽生さんが読まれたら、間違いなく次に同じような状況になったときに同じことをやってしまうでしょうね。
    組織として意識改革、制度改革、教育を実施して、脳へのダメージとその影響を真剣に考えないと、いずれ取り返しのつかない事態になりうる可能性があるでしょう。

    今の「ダメージを受けた可能性があるにも関わらず、選手が出たいという意思(当然、主観的なものであり、第三者によるリスクまで含んだ客観的な判断ではない)が固い際に強制的に止められる制度が無い」というのは問題だと思います。

    • skatefan
    • 2014.11.10 22:17

    やっとスケーターの心情にまで踏み込んだブログに出会えました。出場の可否を公式に判断するシステムが欠如している中で発生した今回の事故。選手個人の判断や関係者のお粗末な対応をあげつらうだけの薄っぺらな意見でお腹いっぱいです。ブログ主様の語り口は柔らかですが、この競技の現実を踏まえた発言に、考えさせられました。どうもありがとうございました。

    • MAY
    • 2014.11.10 23:43

    skatefanさん、コメントありがとうございます。
    そんなふうに表現していただけてうれしいです、
    ありがとうございますm(__)m

    ネットやテレビでも賛否両論、
    収まりそうもない議論にみなさん
    疲れちゃいそうですね。。

    この競技の選手の気持ちを理解するのは
    他のスポーツ以上にひょっとしたら大変なのかもしれないと
    今回の件で少し思いました。

    いえいえ、こちらこそ
    ご丁寧にありがとうございますm(__)m
    また、遊びに来てくださいね^^

    • DON
    • 2014.11.10 23:59

    初めてお邪魔いたしました。
    選手の気持ちを考えた内容に感銘しました。
    体のことを考えたら二選手とも棄権したほうがよかったでしょう。
    でも、今そのことをいろいろ言うことは精一杯演技した選手を批判するようにも聞こえてしまうのです。
    今はただ、羽生選手の回復を願うばかりです。

      • MAY
      • 2014.12.22 21:38

      DONさん、初めまして。
      コメントありがとうございます^^
      大変返信が遅くなってしまい申し訳ありませんでしたm(__)m

      感銘だなんて、、ありがとうございます。
      アクシデント直後の、このときの私の
      精一杯の気持ちでした。

      DONさんのおっしゃるとおりなのです。
      相手のことを心配しているはずなのに
      批判につながってしまうのが、なんだかなぁと
      思っていたのであまりこの時はニュースを見る気がしませんでした。
      (情報をシャットアウトしていたような気がします)

      羽生選手、NHK杯は苦戦していましたが
      ファイナルは素晴らしい演技でした。
      元気いっぱいで全日本に出てほしいと思います。

      また遊びに来てくださいね^^

    • きれじろう
    • 2014.11.11 8:54

    参考までに私のケースを具体的に書いておきましょう。

    ・脳震盪のきっかけ:後頭部を強打

    ・症状
    1、記憶(時系列)の混濁:大学を卒業していたのに「大学卒業できるかなぁ」とずっと考え続ける
    2、方向感覚の混濁
    3、10分ほどで上記1と2は回復したが1週間ほど頭痛に悩まされる

    周りに人間に聞くと後頭部を強打した後「ずっと同じこと喋ってたよ。」だったそうです。もちろん私にその記憶はありません。

    羽生さんの場合、頭部が出血していたのは幸運だったかもしれません。
    出血せず内部に滞留してしまった場合、本当に脳に深刻なダメージを与えていたかもしれないのですから。

    • きれじろう
    • 2014.11.11 9:18

    何度もすみません。

    >羽生さんの場合、頭部が出血していたのは幸運だったかもしれません。
    出血せず内部に滞留してしまった場合、本当に脳に深刻なダメージを与えていたかもしれないのですから。

    これ、違うかなぁ?正しい話じゃないかも。
    んで、これまた参考までに

    http://www.gifuspo.or.jp/kobetu/taikyou/taikyo_ronbun/10/1.htm

    「頭部外傷に対する危機管理」

    「頭部には幾つかの解剖学的、生理学的特徴があります。まず顔面、頭皮は血管が豊富で小さな切り傷でも大量の出血をしますが、これらは殆どガーゼ等で圧迫すれば止血できます。しかし、子供では大量の出血でショック状態に陥ることがあるので注意しなければなりません。
     複雑な構造をした脳には太い血管が張り巡らされており、その脳の表面は硬膜に包まれて、頑丈な頭蓋骨よって保護されています。脳と硬膜の隙間には髄液が満たされ、脳表にある静脈の一部は硬膜の静脈洞へ注いでいます。
     頭部に外力が加わると、まず頭髪や頭皮が外力に対してある程度の緩衝効果を発揮します。しかし、頭蓋骨まで達するような大きな衝撃になると頭蓋骨骨折をきたし、ひいては脳挫傷、脳出血をきたします(直撃損傷)。頭部外傷の特徴として打撲部位の反対側にも脳損傷をきたすことがあります(対側損傷)。特に後頭部を強打した場合には反対側の前頭部に脳挫傷、脳出血をきたし重傷となることがあります。これらの損傷に対してはヘルメットを正しく着用することによってかなりの予防効果が期待できます。
     しかし一方、頭部が激しく揺さぶられただけで脳出血をきたすことがあります。それは密閉された頭蓋内に浮いたようにある脳と硬膜の間にズレが生じ、脳表から静脈洞へ注ぐ静脈が引き裂かれておきる脳出血です。また、脳内の各部位にも相対的な運動(ズレ)がみられ、複雑な脳損傷をきたします。また、頭部を何回も打った場合には脳出血の可能性が高くなるので注意して下さい。
     外傷による脳出血などは受傷直後に起こらなくても、数時間後、1~2日後に起こることもあります。稀に1~2ヶ月後に起こることがあります。脳震盪の後、直ぐに意識が回復したからといって安心できません。時間が経つにつれて意識障害が出てくることがあります。これは破綻した頭蓋内の血管の種類や太さによって、出血の状況が違うためです。少なくとも受傷後24時間は厳重な観察が必要です。」

    しーどさんの危惧が実感できる文章です。
    組織としてしっかりしたリスクヘッジを心掛けてほしいものです。

    • skatefan
    • 2014.11.13 15:54

    MAY 様

    お言葉に甘えて、また、遊びに参りました。本当は、このコメントは、次の記事についてなんですけど、あちらには、これからたくさんの方がおいでになると思うと恥ずかしくて………。こっそりこちらに書かせてくださいね。
    MAYさんのそれぞれの選手に対する温かい評価に久々に癒されました。私、実は、かなりのへたれで最近の関係者・選手・コーチを批判する他のホームページの記事がつらかったんです。私には、ルールがない中で皆が精いっぱいのことをしたように見えるのですが、「○○するべきだった」という記事が多くて、組織への批判ならわかるのですが、そうとはとれないものも多く、頑張ったみんなが気の毒で………
    ライトファンなので、楽しい情報は知りたいのですが、へたれの私にはきついここ数日でした。そんななか、今回の記事で癒されました。ありがとうございました。いつもは、ロム専なのですが、一言お礼が言いたくて、お言葉に甘えてのこのこ出てまいりました。

    • てっとー
    • 2014.11.14 19:36

    お久しぶりです。
    頭部外傷に関して侃々諤々な所でなんですが…
    羽生君は脳震盪を起こしていない(頭部に大きな打撃を受けていない)と思うんですよ。今回の件では。
    スローで見ると直前にブレードを急回転させてブレーキかけてるし、ハンヤンに衝突する時も氷に叩き付けられる時も、両手でガードが入ってますので。着氷はヘッドスライディングみたいな形になってます。
    なかなか起き上がれなかったのは、鳩尾を打って息が出来なかったからだと本人が証言してました。ボクシングでいうとボディブローをまともにくらった状態です。

    羽生君が脳震盪を起こした根拠としてきれじろうさんが挙げておられる「最初は混乱していた」発言ですが、、、呼吸困難から来る軽い酸欠状態でもそんな感じになるでしょうし、それのみで脳震盪があったとするには説得力に欠けます。

    今回羽生君の治療にあたったのはUSAのドクターですが、彼女達が合流してもなお椅子に座らせたまま切創の治療をしていますから、あの時点ですでに医療班は羽生君に脳震盪の疑い・徴候があるとは見ていないのです。(脳震盪が疑われたなら、ハンヤンのように横たわらせるのが基本)

    医療体制の整備とか医師権限の強化とかは大切な事だと思うのですが(特にハンヤン君は医師の許可を得ていたんでしょうか…)、今回の羽生君に関しては、しかるべきレベルの医師が診察し、脳震盪のような命にかかわる状態ではないというお墨付きを受けての出場だったという事なので、巷の「〜すべきだった」という人々の暴走っぷりが何だかな〜〜という気分で見ておりました (^.^;;

    出場した事を美談にする必要はないですが、この事故において頭部をガードした羽生君の「転び方」は、スケートを教える(学ぶ)際に大切というか、誰もが見本にしていい部分ではないのかなと思った次第です。

    • きれじろう
    • 2014.11.15 10:30

    てっとーさん

    御無沙汰です。

    なるほど。

    ちょっとわからないのが

    >呼吸困難から来る軽い酸欠状態でもそんな感じになるでしょうし、それのみで脳震盪があったとするには説得力に欠けます。
    >あの時点ですでに医療班は羽生君に脳震盪の疑い・徴候があるとは見ていないのです。

    氷に倒れこんだ瞬間は確かに頭は打っていませんが、気になるのはぶつかった瞬間なんです。
    ぶつかった瞬間は双方かなりのスピードが出た状態で側頭部が当たっているように見えるので、なぜあの時点で

    >脳震盪のような命にかかわる状態ではないというお墨付き

    を医師が与えることが出来たのでしょう?
    そこらへんを解説したものってないですかね?

    • きれじろう
    • 2014.11.15 10:45

    それと気になるのが
    ・診断を開始したのがぶつかってから何分後なのか(その前に意識がはっきりしていたのか、そうではないのか等の詳細な状況)
    ・医師は検査後「全然問題無い」「なるべくならやめたほうがいい」等、どういった言い回しをしたのか(つまり記事の「お墨付き」という記載が「誰が」書き、それが本当に「医学的根拠」に基づくものなのか。要は確証バイアス等の要素はないのか)
    ・どの程度の検査を実施したうえでの結論なのか
    ということなんです。

    • きれじろう
    • 2014.11.16 0:01

    ちなみに。

    >それのみで脳震盪があったとするには説得力に欠けます。

    いや、ご説御尤もです。
    私の発言は私自身が脳震盪経験者+身近で脳震盪を起こした人たちを観てきた経験以上のものはなく、きちんとした医学的根拠に基づくものではありません。
    なので、異論があればどんどんおっしゃってください。
    以前、「キムヨナの高得点に触れて見る」の記事の際、てっとーさんのアドバイスのおかげで議論が活性化したこともありますし。

    ちなみに私の場合、ルールにしてもそうですがマスコミやネットに書かれていることをそのまま信じることはまず無く、根拠を可能な限り徹底的に調べます。

    で、私が引用した
    「外傷による脳出血などは受傷直後に起こらなくても、数時間後、1~2日後に起こることもあります。稀に1~2ヶ月後に起こることがあります。脳震盪の後、直ぐに意識が回復したからといって安心できません。時間が経つにつれて意識障害が出てくることがあります。これは破綻した頭蓋内の血管の種類や太さによって、出血の状況が違うためです。少なくとも受傷後24時間は厳重な観察が必要です。」
    が、事実であるとすれば、
    1、ぶつかった瞬間を見る限り、なぜ脳震盪を起こしていないと断定できるのか
    2、CTなどの検査機器があるとも思えない現場で、なぜお墨付きという断定が出来たのか
    がどうしても分からないのです。

    • てっとー
    • 2014.11.16 2:04

    きれじろうさん。レスありがとうございます。
    今回の事故の検証に関しては、「たらのフィギュアスケート日記」さんのジェレミーママの記事のコメント欄で詳細に解説してみたので、検索してみて下さい。
    私自身がブログをやっていたら、そこに纏めるのがいいんでしょうけど…

    • きれじろう
    • 2014.11.16 8:05

    てっとーさん

    有難うございます。早速拝読しました。
    てっとーさん、お医者様だったんですか!
    これは勉強になる。

    >この着氷方法は、衝突で意識が飛んでいたら絶対に出来ません

    なるほど。
    私の脳震盪の経験で言うと、後頭部を強打したとき意識は飛ばず、ぼーっとした状態でそのまま練習していたのですが受け身などはしっかり出来ていたようです。
    (10分程度の脳震盪、そのうち最初の5分程度は練習、その後の5分が練習後。その練習後に私は同じようなセリフを何度も繰り返していたらしいです。)
    練習中や試合中、身近な人間のそういったケースも何度か見ましたが、だいたい似たような感じです。
    なので、脳震盪を起こしていても「習慣さえ身についていれば、あのような着氷方法は可能」と考えているんですが、その点はいかがでしょうか?

    • きれじろう
    • 2014.11.16 16:14

    てっとーさん

    度々すみません。

    http://takeshimisawa.com/?p=52

    以下は新日本プロレスのトレーナー三澤威さんの文章です。

    「脳震盪でよくみられる症状として、健忘がある。外傷前後の記憶が思い出せないのだ。このような選手は、「試合終わったの?どうなったの?」など何度も同じ質問を繰り返す。症状が軽いと原因となった技の前後を覚えていない程度だが、中には会場入りしたことから覚えていないこともある。いわゆる逆行性健忘症である。この際、試合続行か否かの判断を悩ませるのは、健忘状態にあっても試合を続けることが可能なことが多いという点である。現に先ほどの選手の試合ではレフリーですらその事態に気付いていない。

    脳震盪を起こした選手は、数週間を経過した後でも判断能力低下などの症状が見られる。また脳震盪を一度起こした選手は、再び脳震盪を起こしやすくなる。そして脳震盪による障害は蓄積し、認知機能障害などの後遺障害を残す可能性が高まる。セカンドインパクトの問題もある。セカンドインパクトとは、軽い脳損傷が治りきらないうちに再び頭部への衝撃を受け、重大な脳損傷を引き起こすというものである。脳震盪はその後の重篤な障害につながるものであるかも知れないのだ。

    現場で大事なのは、症状をみるということである。すぐに病院に運び、画像検査で出血が見られないから大丈夫、と言うのが怖い。出血はなくとも、脳は十分過ぎる程のダメージを負っているのだ。しかし画像検査OK=試合出場OKと捉えられている節がある。」

    引用は以上ですが、ここで注目していただきたいのは

    「この際、試合続行か否かの判断を悩ませるのは、健忘状態にあっても試合を続けることが可能なことが多いという点である。」

    という部分です。これは私の経験とも符合していて、これが羽生さんが脳震盪の可能性が無いと断定出来る根拠が知りたい理由になります。

    別ブログで詳細を既に書いておられて面倒だとは思いますが、よろしくお願いします。

    • てっとー
    • 2014.11.16 16:16

    きれじろうさん、こんにちは。この分野は私の方が得意だと思いますので、可能な限り質問に答えていきたいと思います。

    あの着氷方法が出来たというのはあくまで衝突時に意識があったことの示唆であって、それのみで脳震盪の有無を論ずる事は出来ません。
    きれじろうさんが経験されたような、記憶の混濁や方向感覚の欠如、あるいはそこまでいかなくとも頭にモヤがかかった感じ〜などの症状が見られた時に、医師は脳震盪を疑います。
    注意しなければいけないのは、今回の鳩尾強打による呼吸困難や足の怪我によるフラつきなど、素人目には脳震盪のそれと似たような症状を呈する場合がしばしばあるということで、、、それを見分けるのが「プロの眼」です。
    日本の医師が同行していなかったことが問題となりましたが、脳震盪とスポーツの関係に関しては日本よりも北米の方が研究が進んでいますから、国際大会に派遣されるレベルのUSAの医師の診断が信用出来ないというのは、はっきり言ってしまえば単なる無知です。

    ちなみに、頭部外傷の際にCTやMRIで判別出来るのは骨折、出血(脳内・くも膜下・硬膜下・硬膜外)、脳浮腫、ヘルニアやもっと重篤な脳挫傷くらいで、脳震盪の初期診断にはあまり役には立ちません。
    「簡単な検査」と報道されましたが、脳震盪の診断で重要なのはまさにその問診と診察なのです。そこで何か異常が見られれば、上記の疾患群を疑い即病院送りになります。

    • きれじろう
    • 2014.11.16 19:19

    てっとーさん

    早速のご返答有難うございます。

    ・脳震盪の初期診断に高精度の医療機器はあまり役に立たない
    ・重要なのは問診と診察である

    ということですね。
    これは、具体的には

    ・選手の事故発生時の時系列の詳細な状況を喋らせ、記憶をトレースさせることで当人の記憶の混濁状況を把握する
    ・そのときの「方向感覚」「頭にモヤがかかった感じ」等の症状があったかのヒアリングも実施
    ・脳以外の身体的ダメージもヒアリングや触診などで把握する

    これらを実施することで専門家は脳震盪か否かが診断可能、ということになるのでしょうか?

    • てっとー
    • 2014.11.16 23:29

    ヒアリングや触診の他に、記憶力のテストや平衡感覚のテストなども行います。脳震盪か否かというよりも、受傷後早期の検査としてその競技の続行に支障を来す(続行が危険な)ほどの脳震盪を起こしているか否かを見るテストで、これで「続行可能」と判断されても完全な確定診断というわけではなく、今回の羽生君のように後日CTなどの精密検査が必要にはなります。

    スポーツ外傷における脳震盪の評価基準としてSport Concussion Assessment Tool (SCAT) というものがありまして、アメリカの医師ならばそれを利用していると思います。
    SCATは第3版まで出ていますが、日本語版は第2版までしか確認できませんでした(Web上では)。 具体的にどんなテストをするのか興味がありましたら、SCAT2で検索すると、日本語で詳細に確認できますよ。

    • きれじろう
    • 2014.11.17 11:08

    てっとーさん

    pdfファイルになっていたので早速ダウンロードして詳細を確認しました。
    これだけしっかりしたガイドラインが作成されていたんですね。

    要は、脳震盪については

    ・後日精密検査を受ける必要はあるが、その時点で医学的根拠に基づいて競技続行か否かの判断が可能である
    ・羽生さんもハンヤンさんもそれに従って続行したにすぎない。

    ということですね。
    むうう・・勉強になる。

    • てっとー
    • 2014.11.17 22:06

    きれじろうさん

    大雑把に言ってしまうと『脳の障害によると思われる症状が出ているのに、CTなどの画像検査で異常が認められない状態』が脳震盪なので、今回の騒動で巷に見受けられた「精密検査をしていないのに脳震盪がないと言えるのか!」という意見自体が的外れなのです。実は。

    急性期のCT検査というのは脳出血や頭蓋骨折など脳震盪よりも重篤な傷害を見逃さないために行われるのであって、それらの場合は脳震盪と同等かそれ以上の重い症状が受傷早期から出現します。従って、今回の羽生選手のように現場で脳震盪などの兆候が見られないならば、後日精密検査をして後遺症が出ていないか確認すれば充分、という考え方が主流ではないかなと思います。

    ちなみに…たらさんのブログのコメントにも追記しましたが、ハンヤン選手の方の状況はよく分からないです。テレビ画面で見た限り彼の方は脳震盪を起こしていた可能性が極めて高いと思いますので、だからこそ当初は棄権という選択になったと推測しています。出場を決めるのにあたって医師の許可を得ていたのか……情報がないので、何とも言えません(汗)

    • きれじろう
    • 2014.11.18 9:44

    てっとーさん

    >『脳の障害によると思われる症状が出ているのに、CTなどの画像検査で異常が認められない状態』が脳震盪

    なるほど!これは目から鱗です。

    >……情報がないので、何とも言えません(汗)

    ネット住人が全ててっとーさんのような、確実な根拠が存在するまでは断定しない冷静沈着な方であれば、クダラない陰謀論なんて最初から出てこないんだろうし、私も今回はもっと調べてから発言すべきだったなぁ。以後気を付けます。

    いずれにしてもすごく勉強になりました。有難うございます!

    • きれじろう
    • 2014.11.18 23:38

    今回、お医者様であるてっとーさんのおかげで、我々の脳震盪に対する理解が深まったことで、さらにもう一つ。
    読者の皆様の多くが、もしかしたら今回疑問に思われたであろうことについて少し。

    ●「羽生さんはジャンプ沢山失敗してるのに、なんで点数高いの?出過ぎじゃない?」

    このように思った人は多いのではないでしょうか。

    これについて、まずお読みいただきたいのが、2010年にジャッジパネルの資格を持っている平松純子さんが日本経済新聞に語っていたことです。

    「審判はますます大変ですよ。新採点システムに変更直後は、無理やりでもジャンプを着氷し、ギリギリでもレベル4がとれていれば、GOE、演技構成点とも高評価が出がちだった。しかし『いいと思ったものに点を出すように』と言い続け、そのためのDVDを作って指導してきた結果、最近はレベルは低くても質が良ければGOEは出るし、技でミスしても、それを演技構成点と切り離して得点を出すようになってきている。」

    ポイントは、この文章の最後の「技でミスしても、それを演技構成点と切り離して得点を出すようになってきている」です。

    次に、読者のみなさんも一緒に考えてみてください。
    2010年のバンクーバーの教訓を受けて、
    ・アンダーローテーションを創設
    ・3A以上の基礎点引き上げとそれより下位のジャンプを引き下げ
    を実施して、その後高難度ジャンプが加速しました。

    ここで
    ●ジャンプなどの失敗がPCSに反映されるルールに変わった
    となったとしましょう。さて、どうなるでしょう。

    高難度ジャンプは一挙に減ってバンクーバー以前に逆戻りすると私は考えています。
    みなさんはどう思われますか?

    で、現在、実際にエレメンツの失敗が多かろうが少なかろうが、実はどの選手もPCSは10点も20点も上下しません。せいぜい3,4点です。
    (元スケーターさんによると、「PCSに反映する選手は、コンポーネンツを単に高めていない滑走をしただけ」だそうです←私もさらに勉強の要あり)
    実際、各選手の点数をずっと眺めていると、失敗があろうが無かろうがあまり変わりません。
    これは羽生さんだろうとPチャン選手だろうと浅田さんだろうとヨナさんだろうと同じです。
    あくまでPCSはPCSの評価項目を採点しているからです。

    結局、特定の選手「しか」プロトコルを見ていないと、「あの選手は失敗が多かったのに、点数が出過ぎ!」というように誤解してしまうことになります。

    • きれじろう
    • 2014.11.18 23:39

    ちなみに、参考までに中国杯における羽生さんのどちらも絶好調とは程遠いSPとFSのプロトコルについて

    ●SP
    1)TES
    基礎点:32.51
    GOE:6.34
     基礎点+GOE=38.55

    2)PCS:44.42

    ●FS
    1)TES
    基礎点:81.66
    GOE:-6.08
     基礎点+GOE=75.58

    2)PCS:42.01(フリーはTESとの比重の関係で素点から2倍するが、ここでは比較しやすいように素点を表記)

    3)他にディダクションで-5

    次にSPが絶好調でFSがいまいちだったオリンピック。

    ●SP
    1)TES
    基礎点:43.96
    GOE:10.88
     基礎点+GOE=54.84

    2)PCS:46.61

    ●FS
    1)TES
    基礎点:83.47
    GOE:6.19
     基礎点+GOE=89.66

    2)PCS:45.49(フリーはTESとの比重の関係で素点から2倍するが、ここでは比較しやすいように素点を表記)

    3)他にディダクションで-2

    読者の皆さんも、色々な選手のなるべく長期に渡るプロトコルを眺めて見ると新たな発見があるかもしれません。

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