羽生結弦 世界王者を追い詰めるためのプログラムで得たもの スケートカナダ2013
こんばんは、MAYです。
スケートカナダから数日たってしまい
今更な感じかもしれませんが
結弦君の記事を書きたいと思います^^
さて、タイトルの通り
『いったい彼に何が起きたのか』
こんなに失敗してしまう結弦君を
見るのは久しぶりでした。
(いや、初めてかもしれません。。)
とりあえずショートから振り返ろうと思います。
羽生結弦選手のショートプログラム スケートカナダ2013
スケートカナダ 男子ショートのプロトコル
とりあえず、ショートは
シングルルッツが痛すぎた><
ショートは『ダブル以上のジャンプを跳ぶこと』
という規定があるのでそれを破ってしまったということで
ジャッジの印象がまず下がります。。
ちょいちょいジャンプの軸もずれていましたね。
4Tが右軸になりすぎてものすごい着氷。
股関節が柔らかくなければ
間違いなく大転倒です^^;
もはやおなじみとなったターンの中で
一番難しいロッカーターンからの3Aも
お見事^^
(若干左軸になったのをうまく調整しております)
そして、ルッツーーー><
これはルッツを跳び上がった直後に
足が締まる前に腕が先行してしまって
うまく締まらなかったものだと思われます・・・
シングルルッツになり
ほとんどルッツの得点がなくなったところからの
GOE-3。。。(スコア的にはGOE-2.1になります)
ショートはこのミスが響きましたね。
キス&クライで呆然とする(落ち込んでいるようにも見えました)
結弦君の肩を叩いてなだめるオーサー。
そして、フリーもジャンプの
軸のブレが目立ちました。
羽生結弦選手のショートプログラム スケートカナダ2013
スケートカナダ 男子フリーのプロトコル
最初の4Sは軸というより体が前に傾きすぎましたね^^;
彼にしては珍しく大転倒。。
『跳びたい』という気持ちが強いと
体が前のめりになってしまうことが多いので
少し力んだのかもしれませんね。
次の4Tは何とか着氷してくれました~
あの大転倒の後でしっかり降りるのはさすが!
そして、ちょっと驚いたのが
フリップのエッジエラーがついていない!
結弦君ファンにとってずっと悩まされていた
にっくきeマークがここに来て消えました。
GOEもしっかりもらってます。
これは、期待していいのでしょうか?^^
そして、普通のモホークの入りから跳ぶ3A。
跳び上がりからありえない角度になってしまい1Aへ。
次のロッカーターンから跳ぶ
3Aはショートと同じく
完璧に決めています。
たぶん一般的な3Aの入りで跳ぼうとすると
めちゃめちゃ左に跳び過ぎてしまう
癖がついてしまっているのだと思います。
(フィンランディア杯のフリーのミスと同じですからね、、、)
スピンはショート、フリーともにすべてレベル4
頑張っている証拠ですね^^
さて、ということで
今回の結弦君についての総括ですが
『ジャンプの軸が乱れすぎた』
これにつきますね。
ただ、ショートでミスしたルッツを
フリーで2本成功させたこと
フリップからeマークが消えたことは
評価していいのではないでしょうか◎
でもちょっと気になることがあって。
3Aが両方コンビネーションなこと、
そして立て続けにあること。
3Lzが立て続けにあること、
もプログラムとしてちょっと気になります。
まあパトリック・チャンも同じようなことやってるし
影響がないと言えばそうなんでしょうが^^笑
振付の時にジャンプが偏らないように作ることが多いので
少し意外だったのです。
ただ、結弦君がインタビューで言っていたように
『演技構成点でパトリック・チャンに勝つのは難しい』ので
後半の1.1倍に5連続を持ってきて、
さらにそのジャンプを
点数の高いものにしてきているのだと思います。
技術点で世界選手権3連覇中の王者を
追い詰めようということですね。
その作戦が吉とでてくれることを祈るばかりです。
(今回はシーズン初戦で王者と対決とあって
ひょっとしたらジャンプを決めなければという
いつもより強い意識があったかもしれませんね)
とりあえず、ジャンプの軸を戻してくれれば・・・!
今回の演技、みなさんはどう思われましたか?
良かったら教えてくださいね^^
それでは!
こんばんは。
男子ほぼ全員自爆大会の末に、順位は何となく実力通りの結果に落ち着いた(無良君以外は…)奇妙な展開でしたが、羽生君の演技を技術面で分析するとそうなるんですね〜。なるほどです。
たぶん、羽生君が今回こういう演技になった原因はほぼ100%メンタルの問題だと思います。公式練習などではきっちり出来ていたそうなので。
五輪シーズン独特のプレッシャー、パトリックの存在感、スケアメの町田選手の高得点etc.。。。色々なものに気を取られて、自分の演技に集中できなかったんじゃないかな、と。
そして、個人的に今回彼が調子を崩した要因として最も大きいと思うのは「体調が良かった事」なんです。
実は、去年のNHK杯以来なんですよ。羽生君がコンディションの面で全く何の問題もなく試合に臨むのは(汗)
体調が悪かったりトラブルがあったりすると、自分自身の事だけで精一杯になって周りの事を気にする余裕なんてなくなると思うんですが、今回は周りを見る(悪い意味での)余裕があった。だから色々な事に気を取られすぎた。そんな感じで落とし穴にはまったという印象です。
ちなみに、彼の体調の良し悪しはフリップにeが付くかどうかで見分けられます。たぶん。
実は2011-2012シーズンあたりで矯正は出来ているはずなんですが、疲れてくると昔の癖が出るのだとか。おそらく他の3回転ジャンプよりもエッジに関して集中力を必要とするため、体調が悪いときは真っ先に「省エネ」対象になり、その結果エラーになるのでは?と推測してます。
じゃあ羽生君は体調の悪い時でないと好演技できないのか?
…現時点ではyesでもありnoでもある。
鍵は去年のNHK杯。五輪とは異質の、でも唯一無二のプレッシャーのかかる中で、ショートもフリーもあの時点でのベストが尽くせた(ペース配分がまだ分かっていなかったのでフリー途中でガス欠しましたが;笑)
彼の場合は、あの時の気持ちが「五輪の魔物」と戦う上でも鍵になるんじゃないかな〜と思ってます。
長々と持論展開、失礼しました。
あ、羽生君のジャンプ構成は基本的には昨シーズンと変わってないと思いますよ。4Tと4Sの順番を入れ替えて、3Lz-2T-2Tを3Lz-1Lo-3Sにしただけじゃないでしょうか。
てっとーさん、コメントありがとうございます^^
ほんとに年に一回あるかないかの自爆大会でしたね^^;
自爆大会だと思わぬ人が優勝したりするんですけれどそれもなく。。
はい、今回はおもっきし技術面で分析してみました。
そうですね、メンタルでしょうね。
「体調が良かった事」が原因かもしれないとは驚きです。
そうだったんですか、私自身いろいろ彼についてまだ知らないところがありますね。
確かに、余裕ができた分いろいろなことを考えすぎた、ということはあるかもしれませんね。
フリップのeの考察なるほどです、ありがとうございます^^
これから注意してみてみますね!
これから力を出さなければいけない試合ばかりですが
彼が全力を出してくれることを期待しております。
いえ~なるほど、な持論です。
ジャンプ構成についてもありがとうございます^^
去年は私が今年ほどプログラムに注意して見ていなかったのがよくわかりました。笑
いつもありがとうございます!
また遊びに来てくださいね(*^^*)
ユヅルは何度言ってもどんな試合でも勝ちたがる。ペース配分って物を知らない。ってオーサーが言ってたけどその通りでいつも気合を入れすぎでそれが諸刃の剣なんでは・・・。
悪くいくとこんな風に結構かみ合わなくなってしまうと思うんです。
やっぱ若くて経験が足りないってことなんでしょうか・・・。
オーサーは前にユヅルには五輪のメダルは平昌でいい。って言ってた事もあったみたいだし、経験をつんでペース配分とか心の持ちようとかも学んでほしいと思っているのかもしれませんね。
ゆりままさん、コメントありがとうございます^^
結弦くんがどの選手よりも全力で試合に臨むことは知っていましたが
私自身ここまでとは思っていませんでした。
大輔くんのステップをモロゾフはあるとき
『高橋のステップにはエネルギーがある。
この世の終わりが来て二度と演技する
チャンスがないような勢いでステップする。』
と言っていましたが結弦くんは
もう二度と試合に出ることがないという勢いで
演技をしているように見えます。
うーん、難しいですね>< 経験も諸刃の剣だったりするので。 私が思うにオーサーは『一番大事なところで』 選手を勝たせたいと思っているコーチだと思うのです。 ライバルが多い大会で勝てば自信もつくだろうし、 そういう経験を積んでスケーターにとっての一番大きな大会の オリンピックで最後に勝たせたい。 そんな風に思っているのでは、と。 オーサーにはどうか結弦くんとうまくやっていってほしいですね。 あんまりコーチの言うことを聞かないと 信頼関係がダメになってしまいますから。