フィギュアスケートの世界

バッジテストって知っていますか?

バッジテストって知っていますか?

こんにちは^^
 
今日の午前中にツイッターでつぶやいた羽生選手についてのつぶやきの
反響が思ったより大きくてびっくりしたMAYです。笑
 
気になる方はチェックしてみてくださいね。
⇒スケートを120%楽しむためのツイッター
 
ではタイトルの話へ。
 
 
まず、みなさんは『バッジテスト』という
単語を聞いたことがありますか?
 
フィギュアスケートは試合に出るために
『級』をとる必要があるのです。
 
選手たちはその級をとるためにテストを受けます。
それがバッジテストです。
 
なぜバッジテストというかというと、
合格するとこういうバッジがもらえるからです。
 
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ちなみにこのバッジもらえるわけではなく、
1000円払ってもらわなければいけないのです。
(支払いは強制なのです。。まじでもう、、、なんでもないです。笑)
  
そして、バッジテストを受けるのにもお金がかかります。
大体一項目3000円で、級が上がると高くなります。
7級とかだとショート、フリー、必須(ジャンプやスピン)
の3つがあるので全部そろえるとなると
7000円×3で21000円かかるのですね。。汗
 
 

そして落ちたらまたそのお金を払わなければいけません。
まあ、7級をとりにいく人は大体1発で受かるのですが^^
 
このバッジテストの級は大会にエントリーするときにも重要になります。
 
たとえば、3ヶ月前からスケートを始めた子と
3年前からスケートをやっている子が勝負するのはどう考えても
無理がありますよね。
 
なので、同じ大会にエントリーしても級ごとで
順位を争います。
(周りの子は受かったのに自分だけ落ちてしまって
自分だけ今までと同じ練習をしなければいけない、
というのは悲しいですがスケート界でよく見る光景です。)
 
 

バッジテストの級は初級~8級まであって
初級が一番下の級、8級が一番上の級です。
 
全日本選手権に出るためには7級を持っていることが
最低条件としてあります。
 
裏を返せば7級まで持っていればいいので
8級をとりにいく選手はゼロに等しいのです。笑
 
持っている選手は中野由加里選手くらいでしたね^^
(これも記念受験のようなものだったそうです。笑
さらに、2014年の全日本選手権後に
小塚崇彦選手が8級を取得したことが
知られています。)

なので、皆さんが知っている選手で
全日本に出るような選手は7級を持っているということになります。
 
ちなみに、初級や1級だと
演技時間は1分なんです。
 
1分でジャンプ4つ、スピン1つ、ステップ1つ
をこなさないといけないので、かなり大変なのです^^;
 
もう、ちびっ子たちは息つく暇なんてありません。笑
(ジャンプ跳んでちょっとだけ滑って
すぐに次のジャンプ跳んだりしてます。)
 
2級から演技時間が2分になります。
2分でジャンプ4つ、スピン2つ、ステップ1つ、です。
 
ここからちょっと時間的にも演技にも余裕が出てきます^^
 
そして、6級からショートとフリーの両方を滑るようになります。
 
それまでの級だとフリーだけなのです。
 
なので、選手たちは必死で上の級を目指して
今の演技時間よりもさらに長い時間滑れるように
練習を頑張っています。
 
バッジテストが行われるリンクが近くにあるという方は
よかったらご覧になってみるといいかもしれませんね。
 
 
誰でも無料で見ることができるので^^
(10年くらい前には、愛知県のリンクで
浅田真央、浅田舞、安藤美姫、村上佳奈子、
恩田美栄、小塚崇彦ら選手たちが一緒に
バッジテストを受けていたりもしたのですね。汗)
 
そして。
 
ここからさらにマニアックな話になるのですが(笑)
 
 
 
バッジテストは、受ける場所によって採点の厳しさが違います。
 
スケート大国愛知県でバッジテストを受ければ採点は厳しいですし、
あまりスケートが盛んでないという県で受ければ
『あれで受かっちゃうの!?』というような内容でも
合格にしてくれたりもします。
 
実際、愛知県では『上の級の子たちが今多いから
今回は合格させることはできない』と理由で
落とされることもあります。。
(今はそういう事はなく、
落とされるべき子が落とされていると思います)
 
そういうものなんですよね。
 
 
 
それで落とされたことがある選手で
私が知っている有名な選手は安藤美姫選手です。
 
 
5級くらいのフリー演技のバッジテストを受けたときに
誰が見ても完璧な演技をしたのですが
落とされてしまったようなんですね。
 
 
そのことにみんながびっくりして、
美姫ちゃんのコーチではないのに
他のコーチが激しくクレームをつけるほど
そのときは荒れたそうですが。
 
まあ、一度落とされてしまったら
どうしようもないので
また来月受けることになります。
(バッジテストは大体毎月やっているのです。)
 
 
そして、今のバッジテストはなんと
小塚崇彦選手のお父さんが作ったものなのです!
 
3級か4級のステップが難しすぎて
誰もちゃんとできなくて(コーチですら)
そこだけは甘めに採点されていた、、という逸話もあります。笑
 
ただし、小塚君だけは完璧にこなして
合格したそうです。
 
さすがサラブレッド。笑
 
 
 
いろいろ話してしまいましたが、
 
今活躍している日本人選手たちは
そういうバッジテストをクリアして
ここまできたんですね^^
 
現在、小学校6年生で6級・7級を持っている選手もいるので
これからの日本選手の活躍にも期待したいです。
 
読んでくださってありがとうございました。
 
 


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コメント

  1. ふんふん、なるほどワンポイント知識。もちろんフィギュア界に身を置いていらしゃる方はご存知の事でしょうが、素朴な疑問もあるわけで・・・。
    twitter拝見しました。え~マジで!?という感じを受けました。
    せめて、オリビア・ハッセー似の子ならなぁ~と思いましたが、大きなお世話!でした(゜´Д`゜)
    またお願いします。

      • MAY
      • 2013.09.07 23:18

      ももまるさん、コメントありがとうございます^^
      テレビを見ているだけじゃ
      きっとバッジテストなんて単語知りませんよね。
      ましてや有名な選手は7級をとっていることが当たり前なので
      雑誌にも『バッジテスト7級保持』なんて書かれませんし^^;

      好きな選手の彼女・彼氏はこうであってほしいという
      自分の理想の彼女・彼氏が誰にでもありますからね。
      はい、こちらこそお願いします^^

    • めぐっち
    • 2013.09.06 16:56

    スキーの級なら取ったことがあるのですが、確かに、受ける場所によって厳しさが違いますよね。地元は有名なスキー場があり、国際大会なんかもやってる場所です。妹が、1級持ってますが(私は言えるほどの級ではない)、何度も挑戦している人もいたようです。スキーは1級の方が上なんですが、同じウィンタースポーツでも級の意味合いが変わるって面白いですね。水泳もバッジテストありますが、私は4級なんで、普通に泳げるくらい。こちらも1級の方が上です。

      • MAY
      • 2013.09.07 23:36

      めぐっちさん、いつもありがとうございます^^
      スキーの級でもそうなのですね!
      妹さん凄いですね~相当上手なのですね。
      確かに、どうやって級の意味合いは決まるんでしょうね?
      私も水泳の級を持っていた気がしますが、
      もう忘れてしまいました。笑

    • ぽたママ
    • 2013.09.08 14:49

    へえええええ。
    初めて知りました。
    興味深い話ですねえ。

    それにしてもスケートはお金がかかりますね(^_^;)

      • MAY
      • 2013.09.12 16:54

      ぽたママさん、コメントありがとうございます!
      やっぱりバッジテストなんて知らないですよね^^;

      そうですね~こういうところにかかるお金はもったいなく感じます。
      (特に落ちると・・・笑)
      でもまあ普通塾とかお勉強に使うお金がすべてここに使われると考えると
      そんなに変わらないんじゃない?とコーチに言われ
      妙に納得してしまいました。。

    • ディー http://ameblo.jp/dee-figure/
    • 2013.09.21 1:01

    さっそく読み進めました。
    知ってましたよ。しかも、ミソは「1級」から始まるのではなく、「初級」から始まるんですよね。
    アタシが知ってるときの「初級」のテストは確かセミサークルという名前の技の実技試験だったように記憶してます。演技といえるほどの演技はしてなかったように記憶してます。
    むしろ、今はないコンパルソリーのそれに近かったような気が…。

      • MAY
      • 2013.10.03 18:38

      ディーさん、コメントありがとうございます^^
      そうですよね、7級と聞いたら多くの人が
      1級から始まると思うでしょうね^^;

      初級のテストだと今でもスケーティングとコンパルだけですね。
      大学生のふらふらな人たちでも割りと合格させてくれます。笑

    • ディー http://ameblo.jp/dee-figure/
    • 2013.09.21 2:58

    すみません。blogのの方にもコメント欄があったんですね。
    気が付きませんでした。

      • MAY
      • 2013.10.03 18:39

      いえいえ、お好きなほうにコメントしてくださいね^^
      これからもよろしくお願いします☆

    • マリアンナ
    • 2015.03.04 23:22

    羽生選手の演技を見て真剣にスケート始めてみようかと考える中2女子です。もうすぐ中3。
    今は滑れて止まれて、後ろ滑走とクロスが少しできる位なんですが、春から始めてどれくらいでどんな級の大会に出れるでしょうか。無謀な事だとは重々承知ですが、行けるところまで行ってみたいです。

    バッジテストは存在は知っていましたが、どんなものかはあまり分からず、調べてここにたどり着きました。すごく分かりやすいのですが、もう少し知りたいです。

      • MAY
      • 2015.03.12 23:48

      マリアンナさん、初めまして。
      コメントありがとうございます^^

      おお、真剣にスケートを始めてみようと
      考えているのですね!

      滑れて止まれて、後ろ滑走とクロスが少しできる~とありますが
      それだけでも結構出来ていると思いますよ^^
      ただ、振り付けだったり演技をし始めると
      『あれ、全然滑れない・・・』と私の場合はなってしまいました。。

      >春から始めてどれくらいで~
      とりあえず、そこまで滑ることが出来るのであれば
      しっかり練習すれば初級にはすぐになれるはずです。
      初級はクロスでサークル(円)を描くのと
      基本的なコンパルソリーなのでしっかり基礎を
      練習すれば大丈夫なはずです。

      >行けるとこまで~
      とりあえず、無級(バッジテストを受けていない、合格していない状態)~1級は
      1分間の演技なので最初は早く上の級に行きたいという気持ちもあるかもしれませんが
      それよりもしっかり基礎を固めていった方が後々絶対に
      力がついていくと思います。

      こんな回答で大丈夫でしょうか?^^;
      またわからないことがあれば気軽に質問してくださいね。

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