フィギュアスケートの世界

羽生結弦がショートでルッツを失敗するのは曲が原因か スケートカナダ2015

羽生結弦がショートでルッツを失敗するのは曲が原因か スケートカナダ2015

こんにちは、MAYです^^
 
さて、スケートカナダの男女ショートが終わりましたね!
 
いろいろありましたが
今回は羽生選手について取り上げていきたいと思います。
 
 

注)ここでは、タイトル通り
彼がショートでルッツを失敗してしまうのはなぜなのか、
曲が原因なのかということを書いていきます。
 
必然的に、失敗した事例を取り上げてしまうことになるので
そのあたりはご了承願います。
 
自分には合わない記事だな、と思った方は
そっとページを閉じていただけると幸いです。

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私はライストを見れなかったので
みなさまのツイッターを追わせてもらっていたのですが
『うわっ!3A加点満点・・・
相変わらず凄すぎ・・・』
 
『えぇ~>_<
2Tだとショートだから0点じゃん!』
 
だとか
 
『うわぁああ
3Lz-2Tだとザヤックルール、、、
これも0点になってしまったorz』
 
と言う感じで
ちょっと動揺しながら読ませていただいておりました。
 
 

まず、上のルールのことから
書いていきたいと思います。
 
 
スケートカナダ2015 男子シングルのプロトコル
 
 

ショートでの単独ジャンプは
『ステップから直ちに跳ぶ3回転以上のジャンプ』という
決まりがあります。
 
今回は、2Tとなり
そのルールにひっかかってしまい
0点となりました。
 
 
そして、最後のジャンプのコンビネーションジャンプ。
 
予定では3Lz-3T
 
 

しかし、ルッツが前傾になってしまい
3Tにすると回転不足or転倒となるの判断したのか
2Tにしました。
 
 
 
ここでザヤックルールが完成します。
 
2T
3Lz-2T
 
2Tを2回跳んでしまっているので、
3Lz-2Tの点数のすべてがなくなってしまい
0点に。
 
結果として、後半に入れたジャンプのすべてが
0点、ノーカウントとなってしまうという事が
起きてしまいました。
 
(これは、、3Lzのあとに
3Tをつけられないと判断したのであれば
1Tならよかったのだろうか。
でも1Tならどうせ点数は入らないので跳ぶ必要はないか。
 
むしろ、3Lz単体ならよかった、となりますかね。
 
ショートプログラムで
コンビネーションが跳べなかった場合は
コンボ扱い(COMBO)となって、
コンビネーションを跳べたことになって
跳んだジャンプの点数がそのまま入る
 
というルールがまだ適用されているはず。)

私が、ここで思ったのは
羽生選手は、ひょっとしたら
4回転が2回転になってしまったという事を
わかっていなかったのではないか、ということです。
 
 

実は、今回の羽生選手とまったく同じような事例が
ソチオリンピックシーズンのグランプリファイナルショート
町田選手にも起きていました。
 
 

ファイナル最下位、町田樹がハマった落とし穴
 
 
 
最初に予定していたジャンプは違いますが
跳んだジャンプとしては同じような形になりましたね。
 
 

羽生選手も、もちろん動揺したのかもしれませんが
いつも彼は構成を自分で考えて演技中に立て直してくるので
ザヤックルールは珍しいなぁと。
 
 
 

羽生結弦選手と野村萬斎さんの対談 『音でジャンプが変わる』

そして、
タイトルの話ですね。
 
 

ショートでルッツを失敗してしまうのは
『バラード第一番』の曲が原因なのか。
 
報道ステーションで放送された
羽生選手と野村萬斎さんとの対談でもありましたが
 
 

『音っていうことに関して
僕はなんか人一倍気にしてしまう
タイプで。
 
例えば、昨年から使用させていただいている
クラッシックの曲(バラード第一番)であったら
割とゆったりとした音なんですよ。
 
それを聞いてしまって
で、その曲に合わせなくてはいけないと思いながら
跳んでしまうがゆえに(ジャンプの)タイミングが
遅くなってしまったり』
 
 

『だから、速いビートを刻んでいる、
例えばオリンピックの時にやらせていただいた
パリの散歩道という楽曲があるんですけれど
あれは、ものすごく速い、ビートでやっているので
ちょうどよくジャンプのタイミングと合った』
 
 

この発言から推測するに、
ちょうどルッツの時のあのピアノのリズム、テンポが
彼にはちょっと跳びにくいテンポなんだろうなぁ、と。
 
 

以前にこんな記事を書かせていただきましたが
曲のリズムと選手のジャンプ
 
使用楽曲によって体の張りまで変わってきてしまう
というのは私にとって驚きでした。
 
普段跳べているジャンプが、曲のリズムによって
跳べなくなってしまう。
 
当時、アメブロの方にコメントで、
『トリノ五輪の時の荒川静香さんも
同じような理由で楽曲変更をしたはずです。
 
変更前のものは体が音を拾ってしまって
(無意識に反応してしまう?)
ジャンプか何かの技の
タイミングがずれてしまうとか、、、
 
結局、変えて正解でしたね~
(今回の村上佳菜子選手も)』
 
という風にコメントをいただきました。
(返信し忘れている><
コメントありがとうございます!)
 
 
 
曲のリズムでジャンプが跳べていないのではないか
と自分で心当たりがあるのなら
普通なら、プログラムを作り替えるであるとか
曲そのものを変更するとかそういうことを
すると思うのですが羽生選手はしないだろうな、
となんとなく思うMAYです^^笑
 
 

きっと、このプログラムを攻略したいと
思っているのではないでしょうか。
 
 
 
何はともあれ、あした!
 
明日のフリーのSEIMEI
 
『天地人をまさにつかさどっとるのや』
という言葉のとおりの最初の出だしのポーズ
 
報道ステーションで流れた
素晴らしい4Sの練習映像
 
(あれは。。。。
ディレイド、ジャンプですか?
跳び上がってから回っているようにしか見えません。。
4回転で、しかも、サルコウでディレイドって凄すぎです。。)
 
 

素晴らしいSEIMEIを
期待してますよ!^^
 
 

今回はここまでです。
読んでくださってありがとうございましたm(__)m
 
 


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コメント

    • きれじろう
    • 2015.10.31 16:21

    >トリノ五輪の時の荒川静香さんも
    >同じような理由で楽曲変更をしたはずです。

    これ、Numberの通巻669号(2006年末頃発売)に詳細が書かれてます。箇条書きすると

    ・全日本選手権まで滑ったSPは「パガニーニの主題による狂騒曲」だった
    ・ヴァイオリンのなじみ深いメロディで始まり、フリップへ踏み切る部分も特徴的な細かい音符が続く
    ・その細かいリズムを体が拾ってしまう為、本来荒川さんが持っているタイミングもずれた
    ・実際にGP中国杯でも彼女はSPのフリップを失敗していた
    ・元々荒川さんはフリップが得意では無かった

    とゆーことだそーです。

    2005-2006シーズンの荒川さんのSP、個人的にはオリンピックのときの「幻想即興曲」バージョンよりも「パガニーニの主題による狂騒曲」のほうが私、好みなんですけど、こういう理由なら変えるのもしゃーないかな、と。

    で、羽生さんは、もし曲とのタイミングが合っていなくても変えないに私も1票。
    オリンピックはまだ先だし、適応力を伸ばしたる、とか考えてチェレンジしそう。

    しかし、最近のフィギュアスケート関係の雑誌は、表紙が羽生さん一色ですねぇ。

      • MAY
      • 2015.11.04 22:47

      きれじろうさん、教えてくださってありがとうございます!

      詳細箇条書きとても助かります~
      興味深いです。

      そうなんですよねぇ、理由が理由ですから
      しょうがないと私も思います。

      きれじろうさんもそう思いますか。笑
      チャレンジ、まだまだいろいろしてきますよねぇ彼は。

      ほんと、羽生選手一色ですね。笑
      私が雑誌を買いあさっていた時期から
      雑誌自体がものすごく増えた気がして
      もはや追えていません。。

    • union
    • 2015.11.01 0:29

    MAYさんこんばんは
    解説ありがとうございます!!

    なにこの*???と思っていたけど、スケートアメリカでのゴールド選手ショートの2Fも*(invalid element)だったのはこの為だったのですね。
    >ショートでの単独ジャンプは
    >『ステップから直ちに跳ぶ3回転以上のジャンプ』という
    >決まりがあります。

    プロトコル見てみると男子でも女子でも*(invalid element)の印結構あるのですね。
    むむむ勉強になる…

      • MAY
      • 2015.11.04 22:51

      unionさん、こんばんは^^
      こちらこそ、コメントありがとうございます!

      そうなんですねぇ。。
      選手の方たちも、ショートだと2回転以下は0点
      というのを意識しているのか逆に2回転に
      なってしまっていたら、それもなかなか
      厄介な話だなぁと。笑
      (ショートで毎年こんなに2回転跳ぶ人
      出てましたっけ?)

      私も日々勉強ですぅ~^^;

    • Aya
    • 2015.11.02 17:41

    こんばんは。いつも記事やみなさんの考察を楽しみにしています。

    既にどこかで読まれたかもしれませんが、羽生選手はSPでジャンプの重複によりキックアウトされる、というルールが頭に入っていなかったと言っていましたね。
    ルールを理解していたら、無理やり3Tつけて転倒、という道を選んだかなぁ?

    このタイミングでこのミスがあったのは、プラスになっただろうと勝手に思っています。

    ちなみに以前の記事に羽生選手は競技会で4回転のコンビネーションを入れたことがない?と書かれていましたが、2011COC SPで4T-2Tが入ったと思います☆

      • MAY
      • 2015.11.04 22:59

      Ayaさん、はじめまして!
      コメントありがとうございます^^

      ありがとうございます。
      書くのが早すぎましたね、
      その記事が出る前にこの文章を
      書いてしまいました^^;笑
      後で確認させていただきました~

      >ルールを理解していたら、無理やり3Tつけて転倒、という道を選んだかなぁ?
      ですよねぇ、ですよねぇ。。
      ただ、そうではなかったと指摘する記事を見つけてしまったのです。。
      また記事にさせていただこうと思っていますので
      良かったら見てやってくださいm(__)m

      >このタイミングでこのミスがあったのは、プラス~
      私もそう思っていますよ^^
      大きな大会で失敗するよりもGPシリーズとかの
      シーズン序盤の大会でミスして徐々に直していくのが理想ですよね。

      >ちなみに以前の記事に羽生選手は~
      わわ!確かに言われてみればそうでした><
      ありがとうございます、訂正させていただきますね~

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